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過去ログ319 2009/2/22 22:32

☆関西人
「J」論
昨日の続きを少しばかり書かせてもらうね。
08年は、邦画と洋画の興行収入比率が6対4だったんだそうだ。ちょっと前までは洋画が圧倒的だったのにね。
音楽でもそうか。邦楽と洋楽の比率って今は8対2くらいらしいんだが、昔はもう少し洋楽に勢いがあった気がする。私が学生の頃は邦楽なんか一切聴かず、洋楽ばっかり聴いてる奴らが周りにいっぱいいたよ。日本語でロックなんて無理、あくまでホンモノは海外でしょ、ってね。
しかし気がつけばいつの間にかJ-POPって言葉が出来て、CDショップ行っても洋楽は押され気味なのがよく分かる。邦楽じゃないんだよ、J-POPだよ。今や邦画もJムービーって呼称があるらしい。Jって、当たり前だけどサッカーだけじゃないのね。
こういう映画や音楽などの産業を見るに、多分サッカーもこれから似た傾向になっていくことが容易に推測できる。ハリウッドほどの予算がなくともJムービーが洋画に勝ち、ホンモノはあくまで海外だと言いながらもJ-POPが洋楽に勝つ。きっと、Jリーグもお金がないとかショボいとか言われながらも、今後日本市場では欧州リーグに勝っていく傾向なんだろうよ。

ところで先日ニュースを見てたら、米国グラミー賞で小山田圭吾がノミネートされてたことを知った(最優秀は無理だった)。何か懐かしい名前。十年以上前、私がCDショップに足繁く通ってた頃に、ちょうどコーネリアスが人気だったんだ。90年代かな、彼らの音楽くらいから日本語でロック・ポップスをやることのニセモノ感、コンプレックスみたいなモノが個人的には払拭されていった流れがある。私が思うにコーネリアスやピチカートって、曲を聴いてても邦楽・洋楽の壁を我々に意識させなくさせてしまったアーティストさ。
映画でも同じことが言えて、我々は90年代に「パルプフィクション」とか観てタランティーノ凄い!と感動したんだが、当のタランティーノ自身は「三池崇史が凄い!」とかフツーに言ってるワケよ。で、観たら確かに三池は凄い(笑)。こういう人達の存在があって、ここ最近我々のハリウッドに対する劣等感が払拭されてきてる流れがある。
きっと、サッカーもそうなっていくんだよ。今はまだ「ホンモノはあくまで欧州南米だ」と言う人もいるだろうが、そういう劣等感を払拭するタイミングは、必ず訪れるんだと思う。
2009/2/22(日)22:32

☆エヒメ◆snow
ちばぎんカップ来てます。
・`)2年前、降格した日以来の日立台ですね。
…思ったより感慨深くありません(・_・、
http://imepita.jp/20090222/460040/8531

故に今日会場入口で病気の子供の募金活動してました。昔、数年前まではJリーグの禁止事項に募金活動は明記されていたんですが、3年くらい前に除外されていますφ(..
・`)エヒメは善し悪しは判りませんが。とりあえず試合を見ますw
2009/2/22(日)13:01

☆関西人
日本アカデミー賞
前にも書いたが、私は映画ファン。それも年齢をとるごとに字幕を読むのが面倒になってきて、近年は完全に日本映画ファンになってきてる。若い頃は洋画派だったんだが、やっぱアレだな、若いうちは肉が好きだけどオッサンになると魚が好きになる、みたいな感じ。
で、昨夜はテレビで日本アカデミー賞を観てた。結果は「おくりびと」が主要各賞ほとんど独占だったね。
しかし、最優秀作品賞「おくりびと」の受賞って最初からミエミエ。これは昔から言われてることだが、邦画においての最高栄誉はアカデミー賞でなくて、キネマ旬報ベスト10にランクされることだ、とされてるのね。で、08年のキネマ旬報ベスト10は先日に発表された。確かに、そこでも「おくりびと」が1位だった。だけど今回アカデミー賞で作品賞にノミネートされた5作品のうち、そのベスト10の2位〜5位の作品は全く入ってないんだ。「容疑者Xの献身」も「マジックアワー」もキネマ旬報ではベスト10圏外なのに、なぜアカデミー賞ではノミネートされてる?
要は、興行的にヒットした映画じゃなきゃ評価されないのがアカデミー賞なんだ。そういうコンペ。だってさ、例えばだけどキネマ旬報第3位ランクの快挙を成した「実録・連合赤軍」なんて、あまりにもマイナーというか、私なんて通常成人映画を上映してるアングラな劇場で観たんだよ(笑)。仮にそんなのが日テレで放映されるような華々しい式典でスポット浴びても、視聴者は「?」って感じだろうよ。要は、バランスなんだ。作品力も大事、だけど興行力も大事。特に映画は、大衆のカルチャーなんだからね。そういう意味で「おくりびと」は、バランス良かったのかも。ただし監督・滝田洋二郎のデビュー作は「痴漢女教師」だってことを私は忘れてないぞ(笑)。

作品力と興行力。一番素敵なのは、「おくりびと」のように作品力をもって海外映画祭でグランプリを獲り、興行力をつけるパターン。サッカーで言うなら、W杯でベスト4を獲り、日本サッカーの興行力をつけるパターン。一方では「マジックアワー」のように、三谷幸喜が毎日メディアに出続けて宣伝をし、さらに妻夫木聡の人気にあやかってヒットを飛ばす、興行力先行パターンもある(いや、意外と作品も良かったんだが)。まずは観てもらわなきゃ、何も始まらないからね。妻夫木聡=内田篤人、ってやり方もあるさ。
2009/2/21(土)7:15

☆関西人
続きね。
海外旅行で荷物から目を離した隙に盗られちゃった、みたいな体験談をよく聞く。外国は何て治安が悪いんだ、と怒る人もいるが、実際は日本の治安の良さの方がむしろ世界の中で稀少と言える。外国では隙を見せたらヤラれるのはフツーのことであって、自分の身は自分で守れ、って不文律がある。
日本では、そういう意識はまだ希薄。警察は何してるんだ、治安の悪い社会が悪い、親の教育が悪い、という話になる。自分の責任で何とかするという話より、責任を他者に転嫁する。これは、私自身にもそういう思考回路があることを認めるさ。
例えばもし自分が暴漢に襲われても、さすがに命までは奪いはしないだろ、という感覚すらどこかにある。この感覚、外国だったら通用しないんだろうな。早い話、我々ってどこかヌルいんだろう。この感覚が、サッカーなどで闘うことにおいてもヌルさを出してしまってるのかもね。
ただし、女の世界はまだ外国でもヌルさが少しはあるように思う。少なくとも男よりはマシだ。そういう意味では日本と世界平均とのギャップ、女は男ほどには落差はないんだろう。だから総じてスポーツの世界では、日本男子より日本女子の方がまだ世界と互角に張り合えてる。
しかし男の場合は、落差が激しすぎる。私だって、ノホホンと生きてるもん(笑)。隣国では徴兵制があるというのに。こんな我々がもう少しシビアに生きるように、日本も貧困になり治安が悪化し、闘って我が身を守るような日常を過ごすようになればイイのか?…そんなのゴメンだ(笑)。
ただしこんな日本でも、ノホホンと生きることを許さてれない人達も実はいる。それは、在日などのマイノリティだよ。そしてそんな人達が、純血日本人を蹴散らしてスポーツ界で大いに活躍してるのは決して偶然じゃないだろう。考えてみてほしい。そこからどれだけの逸材が出てきてることか。王貞治、金田正一、張本勲、力道山、前田日明、長州力などなど。
平和な日本でホンモノの闘うメンタルを持ち得るのは、我々でなくて、不当な差別や抑圧を被ってる彼らマイノリティなのかもしれん。あらゆるスポーツで黒人が強いのも、それは身体能力だけの意味じゃないのかもしれん。
前に某作家が言ってた。ボクシングの減量は、階級を下げて有利にする意味じゃなく、飢えることで強くなる為に必要なんだ、って。
2009/2/20(金)21:00

☆関西人
板長さんへ
板長さんの言うこと、私も同じことを感じる。強豪と戦う時は必ず体躯や技術の差として済まされちゃうけど、決してそれだけじゃないような。韓国などのアジア勢と戦う時だって、どこか日本は負けてる部分があるような気が。
例えば韓国とか中東とか相手の時、日本が守ってる場合によく感じること。こっちはゴール前で敵より数的優位を保ってるんだが、向こうは数的不利を気にせずゴールに向かって一直線にドリブルをしてくる。こういう時、凄く怖い。ただこれが日本人だった場合、なぜか怖くないんだよ。日本人はドリブルが上手くないから、という話じゃない。身体能力が高くないから、という話でもない。むしろ、メンタルの方の話?
何か向こうの奴って、少しでもDFのマークずれたら即にシュートを打ってくるようなオーラがある。日本の場合にドリブルでガーッと上がっていく奴は、サイドをエグってセンタリング上げることに意識が集中してる感じだが、向こうの奴らはセンタリングもあるけど、中に切れ込んで自分でシュート打っちゃう選択肢が結構ある。
こういうのはよく農耕民族と狩猟民族の違いという言われ方をするけど、厳密にはこの捉え方は間違い。日本だって縄文時代は狩猟民族だったし、弥生時代以降の農耕中心の生活スタイルをもって日本が農耕民族だというならば、欧州や他のアジアの国々なども多くが農耕民族にあたる。
しかしそれは分かるんだが、それでも日本の民族性は一種独特な気がしてしまうよ。島国だから?
思えば、四方を海に囲まれていて敵に侵略された経験が他の国に比べて極端に少ない。必然的に、大陸人の感性と違ってくるさ。韓国人とか中国人とか見てると、我々と人種的にはさほど差はないのに凄く感性が違う印象を受ける。身振り手振りとか、欧米に近いニュアンスもある。
もちろん大陸といっても全てをひと括りにはできないんだろうが、それでも陸続きに隣国があり、ちょっと油断したら簡単に隣国の来襲もあったという歴史は、我々と違うメンタルを育む意味では共通してたかもしれん。
島国だと隣国が見えない。戦争をしてる時でも敵が見えにくい。当然危機感が生まれにくく、どこか自分自身が戦うことにリアリティを感じない。我々日本人って、根本にはそういうメンタルがないか?
それがサッカーに反映されてる気もするのよ。
2009/2/20(金)14:33

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