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過去ログ315 2009/1/24 20:19

☆老婆心
FWの墓場って言葉もあるよね。
本来真ん中付近、ゴール前で能力を発揮するために起用されたFWがハイプレッシャーとスペース不足から逃れるためにサイド(アタッキングゾーンでの)に流れてボールを受ける。
そうなると本来得点すべき役割のはずのFWはゴールへ直接コンタクトできない。
よって墓場というらしい。

これ、守備戦術や守備レベルが上がるほど多くのFWが陥ってしまう現象なんだよ。
2トップが廃れたのってこれも一因だと俺は思っている。
どうしてもサイドに流れがちだもん。

で、クライフのやったサイドFWってのがあるよね。
3トップと見せかけて、CFは引いてくる。
本当のFWは、最初はサイドにいる両サイドFWが相手DFをサイドにひきつけておいてから中のスペース目指して進入してくる選手である。(今のバルサのアンリ、メッシもそれに近いよね。エトーはポジションチェンジ多いし。)
スピードがあって機転が利いて長い距離を走ってからシュートまで持ち込めるようなFW選手は、サイドで起用するというクライフスタイルの影響もあるかもしれないよ。

そういえば、クライフが対峙した相手の多くが引き気味だったしね。


ときにイエメン戦での青木。
悪くはなかった。良いところもいっぱいあった。
でも、飛びぬけて良いわけでもなかった。
そして、失点にも直接絡んでしまった。
無難にやっても普通の評価である相手・試合という位置付けにおいて、「良かった」でいいんだろうか?
大いなるアピールをすべき試合ではなかったんだろうか?
俺はそういう意味で青木にはガッカリした。バックアッパーでいいんならそれでもいいんだろうが、代表は絶対的評価ではないからね。今いる選手よりも上だということを見せて入れ替わる相対的なものが代表だよ。
2009/1/24(土)20:19

☆ぴく
うん。青木は良かったと思います。ただこの前の試合は憲剛を中心とした縦に早いサッカーをやっている中で他の選手が第三の動きとして前線を追い越す動きをしている時に、走り回って上手くスペースを埋めていたように感じます。前掛かりになってるじかんも一人で上手くバランス取ってたし、責任の矢面にたつプレーでは無かったと思います。岡田監督が啓太の不調や阿部の故障、海外組及び天皇杯組を召集しなかった事を差し引いても、青木のJでのプレーを見れば守備的ボランチのファーストチョイスだった事は間違いないでしょうね。
2009/1/24(土)14:59

☆関西人
板長さんへ
岡崎のサイド起用については、私としてはオシムを思い出すんだな。確か彼も、佐藤寿をサイドFWとして起用する采配が目立った。これについては当時も批判があったと思う。サイドじゃ佐藤の持ち味が活きないでしょ、って。
…うん、確かに。佐藤にせよ岡崎にせよサイド攻撃はできるんだが、でも最も得意なのはCBとの駆け引きの中でスペースに飛び込んでいく動きであって、それならもっとゴールに近い位置に配置した方がイイでしょ、という理屈。ただそれは、サイドに配置されるFWが一般的に認識されてるようなWGでの話。おそらくは岡田さんにしてもオシムにしても、その位置にそういうモノを求めてないんだろう。サイドをドリブルで突破したいなら、それこそ内田や駒野にオーバーラップを仕掛けさせる。彼らにクロスを上げさせる。
これ、オシムや岡田さんなりのアジア戦略、と私は解釈するよ。戦力が互角以上の相手ならともかく、アジアではドン引きの守備戦術を採ってくるチームも多い。となると、ラインの裏を狙ったりスペースに飛び込んだりする持ち味のFWが活きないことも多いワケで。ゴール前にスペースがない。ならばそういう選手には裏を狙うタテの動きより、ヨコに動く飛び出しを期待する方が効率イイ。引いたCBにとっては、そっちの方が死角になるからね。まあこれは、サイドFWが最初から高いポジションに位置できてるというポゼッション優位を前提にしなくちゃならん話だが。
で、センターのFWの達也とかは逆にサイドに流れるパターンも多いよね。そのへん規則性があるワケじゃないし、敵DFもきっとやりにくいだろうよ。達也はあのポジションの特権として、とにかくよく動く。あの動きにマンツーマンで守るのは敵も効率悪いだろうし、ある程度ゾーンで対応せざるを得ない。もちろんゾーンで守る時に一番脅威になるのが、死角からの侵入。…うん、岡崎だ(笑)。

あと、青木について。
意外とA代表定着するんじゃないかな? 理由は、正月の筋肉番付で頑張ってたから(笑)。筋肉番付で活躍した選手といえば私は福西が印象に残ってるんだが、彼は2000年に跳び箱でケインコスギと熱い勝負を繰り広げて、そこで全国的な知名度を一気に得て、後に日本を代表するボランチにまでなった。ならば今回青木も全国的な知名度を得たかもしれんし、福西の再来になります(笑)。
2009/1/24(土)14:14

☆板長
平均引退年齢は22、3って聞きますけどね。どうでしょうか。


イエメン戦の途中交代の若手達は選択肢がひとつしかないながら、しっかりとそれを選択しプレーしていましたよ。

やはり目を引くのは岡崎で、五輪以降一番伸びた選手。
五輪ではアウトサイドで起用され、自分もそれを唯一の賛辞として書かせて貰ったわけだけども今回の岡崎のアウトサイド起用は納得がいかないものである。
五輪では日本が引く展開が多く、カウンターの第一の矢として貢献していたが相手がイエメンであるなら話は別である。
せっかくのフィジカルの強さをライン際ではいかせないし、またその場所には他に相応しい選手がいたのだ。
事実、後半から田中とポジションを変えてからは一番危険な選手となった。
田中を活かすという意味でも、岡崎のアウトサイド起用は是とは言えない。

それ以外では青木への厳しい言葉をよく見かけるけども、失点シーンは別として悪くない出来であったと感じる。
鹿島でのプレーを見ていれば呼ばれて然るべきだと思うし、充分な能力を持っている。
2009/1/24(土)2:53

☆関西人
お〜、老婆心さんはなかなかマッチョな発言をするなあ。だけどホント、オス本来の理屈で言うなら老婆心さんの言う通りだと思う。私自身も含めてイマドキの男ってのは、オスらしさを失ってしまってるのかもしれんな。
こういうの、実は世代論でもあるワケよ。私の父親の世代、俗に言う団塊の世代ってのは、我々に比べてりゃ相当にマッチョだよね? まさにオス。
私が新入社員として今の会社に入った頃、課長や部長という上司が大体この団塊世代だったよ。日本の高度経済成長を支えた、実にエネルギッシュな世代。一方で貧しかった時代も知ってる世代。だからさ、いつも何かギラギラしてるのよ。そういう人種には私達のような人種を全く理解できないらしく、私自身はよく彼らに説教されたりもしたよ。
「お前らってさ〜、出世とかしたくないの?」とよく言われたわ。いや別に出世したくないワケじゃないけど、出世する為に仕事してるワケじゃない。と言うと、「お前らはシラケてる。野心に欠けてる」とよく怒られたもんだ。
アンタらに比べたら、確かにそうかもしれん。環境が違うんだ。戦後極貧の時代から一気に高度経済成長を経験し、常に右肩上がりでやってきたアンタらに比べて、私達は生まれた時から飽食の時代で、実社会に出た頃にはバブルが崩壊してしまってた世代だよ。そりゃ意識が違って当たり前だろ?
…とか偉そうなこと言っておきながら、結局私はあの世代の連中に最後まで勝てなかったような気がするんだよ。仕事でも、遊びでもね。
そんな彼らが今は定年時期を迎えて、少しずつ実社会の第一線から退いていってるんだ。何だよ、アンタら勝ち逃げかよ(泣)?
…で、こっちの敗因を考えると、やっぱ我々にはマッチョさが足りなかった気がするんだな。何て言ったらイイのかな〜、我々ってどこか閉塞してるのよ。右肩上がりを信じられない意識が常にどこかにある。
日本サッカーの世界でも、これから先そういうのがきっとあると思うんだ。常に右肩上がりの高度成長時代がいつか終焉し、やがて閉塞時代に直面した世代がやってくる。その時、中田英や名波や俊輔らジジイ世代が若い奴らに向かって、きっとこう言うんだ。お前らに野心はないのか?何でそんなにシラケてるんだ?って。
言われた奴らは、その時に一体何を言われてるのか、よく理解できないもんだよ。あの頃の私みたいにね。
2009/1/23(金)21:16

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