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過去ログ312 2008/12/23 0:32

☆関西人
CWC閉幕A
今回CWCを観てて一番感じたのは、日テレって相変わらず興行下手だなあ、ってこと。総じて、視聴率もあまり良くなかったらしいじゃない? そりゃガンバの初戦が「篤姫」の最終回とカブったり、最終日も「M1」とカブった不運はあった。しかしイマイチ盛り上がりに欠けたのは、決してそれだけじゃないと思うんだよね。
こういう話をすると明石家さんまに対する批判が毎回のパターンとして有りがちなんだが、正直私は彼はアリなのよ。お祭りなんだから。他の民放局でも、スポーツ興行で芸能人に騒がせるのは常套手段だよ。TBSでも、世界陸上では必ず織田裕二を使う。あれを嫌という人も多いが、私なんかは彼の顔を見ると「あ〜、また世界陸上の季節か」と風物詩的に観る。こういう「興行の顔」って、絶対必要だと思うんだがね。…なのに私が何が哀しかったって、昨日のこと。何年か前にCWCのMCとして重要な「顔」を担ってた上戸彩が、裏番組の「M1」で普通にMCやってるじゃない? ああいうのを見た時点で、日テレってアホと思う。
私がサッカー興行として今でも印象に残ってるのが、日本で開催された時の01年コンフェデ。あれを当時フジテレビが独占で仕切ってた。もちろんフジだから、芸能人を起用した馬鹿騒ぎもあったよ。だけどMCが、少なくとも今の日テレより良かったさ。ジョンカビラと内田アナ。この二人はコンフェデ以降も継続してサッカー興行には固定して起用され続け、ミーハー丸出しの内田さんですらいつの間にか「サッカーなら内田」というポジションを得た。CWCには、そういうのが無いんだよ。MCがズームインの人? 何だよソレ?
あとフジは、ベンゲルをゲストとしてレギュラー起用してたのも良かったな。彼がいるだけで、周囲がミーハーだろうが興行がキュッと締まるんだ。日テレは解説者として、武田とか半分芸能人然としたのを起用してる時点でアウト。唯一良かったのは前回に続き中田英をゲストに呼んでたことだが、それもわずか数分の話。MCや解説者の数を半分に削ってでも中田に予算注ぎ込んでレギュラーとして確保したら、全然違った興行になっただろうに。あるいはオシムを呼んでも良かったはず。
…あと私が日テレに対して不愉快だったこととして、大会中に片瀬さんの脚を全然映してなかったこともある。私は、そういう怠慢は許さん。フジなら絶対に脚ばかり映すのに。
2008/12/23(火)0:32

☆パルミ
ファギーって
戦術家のイメージが本当にないよね。

でも今日の勝敗を分けたのは、戦術的采配だった。

サイドで機能しないロナウドを中央にもってきた采配はさすがだね。おかげでロナウドが中央でキープしてサイドのルーニーがズドンで先制点。

凡人ならあの得点力のルーニーをサイドに持っていかないだろ。

さらにロナウドがサイドではファールすれすれのチャージングを受けていたのを中央に持ってきた大胆采配も素晴らしい。中央の位置で守備側もあそこまで厳しいチャージングできないよね、ファールが恐くて。

その辺を見越したファギーの采配に巧です!
2008/12/22(月)0:19

☆関西人
CWC閉幕
終わっちゃったねえ。結果は、一人少ない劣勢の中でも勝っちゃうマンUの底力を見せつけられた形。やっぱ格が違う。
3位決定戦は、喜ばしいことにガンバ勝利!パチューカはガンバとよく似た感じの好チームだったけど、弱点もまたガンバと似てた。ラインが浅くて、その裏の広大なスペースが山崎・播戸に格好の餌だったよ。それこそ、ガンバ自身がマンUにアッサリやられたシーンが思い出される皮肉…。
何というか近年の世界サッカートレンドとして、最終ライン設定が若干下がり気味という意味が何となく分かる気がしたよ。何年か前までは、それこそ高いラインこそが質の高いサッカーの象徴、ってイメージがあったじゃない? だけど、モウリーニョが逆のスタイルを持ち込んだりもしてる近年。本当にサッカーって、進化の「絶対」が分からないんだよな。
そういう意味では、ファーガソンって凄いと思わない? マンU監督を22年間だよ? 22年って、長いよ〜。その間に、どれだけ世界サッカーに流行の変遷があったことか。ちょうど彼が就任当初はサッキの「ゾーンプレス」が影響力がデカい頃だっただろうし、やがてクライフの343スタイルが出てきたり、ヒディンクから4231が台頭したり、最近では前述のモウリーニョの台頭、さらにはローマのゼロトップとか、数え切れないくらいの色々なトレンドがあったと思う。だけど、ファーガソンって間違いなく世界屈指の名将でありながら、上記のような戦術の変遷とは無縁なイメージがある人。割とオーソドックスな442のイメージ。今回の大会を見てても、戦術として大きな発見は特になかった気がする。ただ再確認したのは、こういう昔からあるスタンダードなスタイルに対してポルトガルの天才もアルゼンチンの天才も、うまく調教されてるのか見事にハマってるなあ、ってこと。このハメ方こそが、ファーガソンの名将たる所以なんだろうな。
もちろんマンUにだって戦術変遷とかあるんだろうが、あくまでそれは選手の新陳代謝に合わせてるだけの話で、やってることは昔からブレてない。音楽で言うならビートルズやストーンズみたいなモノで、ギターがあってベースがあってドラムがあってボーカルがある。その編成は21世紀の今なおブレないし、それを古いスタイルと馬鹿にするロックファンもいない。
奴らのサッカーは、実に骨太な英国ロック。
2008/12/21(日)23:32

☆関西人
ガンバvsマンUA
面白いなと思ったのが、実況のアナウンサーが「ガンバのラインが高い」とか「加地と安田の後ろにスペースが空いてる」とかを序盤から凄く連呼してたんだよね。マンUの攻撃陣の前で、ガンバの陣形がリスキー過ぎるように彼の眼には映ったんだろうよ。しまいには解説者に「サイドのスペースをどう対処したらイイんでしょう?」って聞いたりしてた(笑)。で解説者は困惑しながら、仕方ないでしょ、みたいなことを言ってた(笑)。
ちょっとアホっぽいやり取りだったので思わず苦笑したんだが、でもこのアナウンサーの気持ちは理解できる。サイドを空ければ、Cロナウドにもナニにもやられるような恐怖感が抑えられない。だけど、仕方ないと言った解説者(武田?)も間違ってはいないと思う。西野さんは再三ラインを下げるなと指示し、SBの位置取りも修正させる気配無し。つまり、刷り込み済みのリスクチャレンジだよ。リスクを張って、前から圧力をかけた。
これは冗談抜きで、そうするしかなかったんだと思う。浦和みたいに後ろに自信のあるチームなら話はまた別なんだろうが、ガンバはそういうチームじゃない。リスクを張ってナンボ。あるいは個々がマンU選手と互角の力量を持ってたなら、一対一をキッチリ制すること前提で中盤にそこまで人数をかける必要ないんだろうが…。リスクを張るってのは、何かを捨てる勇気を持つこと。勇気? いや、それは見方によっては危なっかしいだけの命知らずかもしれん。そのへん、紙一重だよね。
リスクチャレンジと言えば、私はまずジーコを思い出す。彼は「つるべの動き」とか「最終ラインは必ず一人余れ」とか、必ず危険なスペースを与えないよう指導してたよね。ライン設定も低め。リスクチャレンジしないから、攻撃は圧倒的な個の力が必要だった。だから黄金の中盤にこだわる。…でも、ダメだった。
やがてオシムになって、方法論が変わった。彼はジーコと全く逆、2バックとかやらせる。どんどん後ろをオーバーラップさせる。…でも、ダメだった。なぜって、オシムが途中で倒れたからね。
というワケで、結局最良は何かと言われてもハッキリした結論は出てないさ。CWCで、昨年浦和は守備に頑張ってミラン相手に0-1の完敗、今年ガンバは攻撃に頑張ってマンU相手に3-5の完敗。どっちも、負けは負けなんだよな。でも、少しヒントは見えてきたよね。
2008/12/19(金)23:32

☆関西人
ガンバvsマンU
面白かったねえ〜。誰もが満喫したんじゃない? Cロナウドは90分出てくれたワケだし、ギグスの先発は我らオッサン達には堪らなく嬉しかったし、期待通り遠藤のPKを見れたワケだし、期待通り播戸は半袖だったし、安田はルーニーに蹴り入れられて嬉しそうだったし、また安田はCロナウドとユニ交換する時の瞳のキラキラぶりが尋常じゃなかったし、ホントに見所満載の試合だったよね。あとはパクチソンが出てくれれば言うことナシだったんだけどな〜。

前にも書いた通り、この大会はお祭りなんだよ。今回の試合は、まさに極上のお祭り。だから相手の良さを消し合うんじゃなくて、むしろ相手の良さを引き出し合うところにポイントがあったかな。もちろんガンバにそんな余裕あるワケないが、マンUは確実にそんな感じだったよね。格闘技というより、プロレスをやってみました、って感じ。ホントは秒殺で簡単に終わらせることも出来るんだろうが、むしろ相手の技を受けるストロングスタイル。子供の頃によく観た新日本プロレスみたいなもんだ。ガンバに20本を超えるシュートを打たせ、ポゼッションもかなり許してくれた。
しかしガンバの素晴らしかったところは、そういうのに乗じてキチンと自分達の良さを出せた点だよ。ガンバに実力が無ければ、あんなにイイ感じのプロレス的サッカーは絶対に成立しなかったはず。そこは自信を持ってイイと思う。仮にマンUを全盛期のスタンハンセンとするなら、ガンバは獣神サンダーライガーみたいなイメージが湧いた。体が小さいから重量級には太刀打ちするのが難しいだろうが、運動神経が良くて空中殺法を得意とする、みたいな感じ。ホントは、ハンセンは試合開始直後にウェスタンラリアット一発でライガーをマットに沈めることも出来るんだろう。後半のルーニー投入なんて、まさに圧巻のラリアットだったよな。良いモノ見せてもらった。
さて獣神サンダーライガー、次は覆面レスラーの本場・メキシコが相手だぞ。あっちも運動神経と空中殺法で勝負してくるレスラーのはず。私のイメージは、全盛期のミルマスカラスみたいな感じ。面白い試合になるんじゃないかと期待してるよ。スタンハンセンvs獣神サンダーライガーより、ミルマスカラスvs獣神サンダーライガーの方が勝負の行方としては楽しみかもしれん。勝つ可能性だって、あると思うぞ。
2008/12/19(金)1:07

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