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過去ログ251 2007/8/11 21:59

☆関西人
アカデミーの話の続きね。あるJの指導者が、アカデミーに対して苦言を呈してるという。というのは、あるU14の海外の大会に出場した日本選抜のメンバー全員が、アカデミー生だったからだ。本来なら、全国津々浦々のJrユースや中学などの逸材をセレクトしたU14代表をその大会に派遣するのが筋なんだが、敢えて協会はそうしなかった。完全なアカデミー生優遇である。それって彼ら以外のU14候補が国際経験を積む場を削ってる行為であって、日本の若年層強化にはかえってマイナスなんじゃないか、とその指導者は訴えたかったらしい。
その論旨は正しい。ただ理解しなくてはならないのは、こういうのが「エリート」というモノの本質だということ。アカデミー生ばかりが優遇されて国際経験を積むのは不平等だ、と叫んだところで、元来からエリートというのは不平等を前提にした存在である。
日本の土壌は、不平等を嫌う。贔屓を嫌う。格差がある社会を嫌う。だから、優遇されるエリートという存在に対して敵意を抱く人もいる。例えばJでスランプの選手を代表に召集した日にゃ、「千葉枠」だとか言ってバッシングする人もいるし。こういう土壌の中、「国をあげてエリートを育成します」と言っても周囲が理解を示さない可能性はある。だとしたら、日本にはなかなか突出した個が生まれにくいのかもしれん。「出る杭は打たれる」…。
しかし皮肉なことに、今の日本は突出した個の存在を必要としてるわけでしょ? 中田英も小野も俊輔も、正真正銘のエリートだった。協会から優遇された存在だった。そもそもJの「強化指定制度」の発端なんて、小野が高校選手権になかなか出れないことを受けて「彼ほどの才能がこのままでは将来的に良くないんじゃないの?」ということからアイデアが始まったらしいよ(結局この制度の完成を待たず、彼は卒業)。優遇も甚だしい話だ。しかし、そういう優遇を背景にして彼らの才能が巨大化していったのは事実と思う。
日本に突出した個の出現を望むなら、我々は格差、贔屓、特権を撲滅はできない。格差のない社会、平等な社会が暮らすには理想なんだが、スポーツは別だ。不平等も必要悪だろう。それが嫌なら、平等で均質な才能で日本代表を構成することに甘んじるべきだろうよ。それこそ、中流階級に属したサッカーに甘んじるべきだろうよ。
2007/8/11(土)21:59

☆エヒメ◆8888
観客動員・競技人口・指導者数と【数】が先に立つのは寂しい。
´Д`)中国・アメリカ・インドがそれを証明する。
Jリーグに不満は少ないです。幸せな時に幸せを感じられないのも幸せヅラ(^-^;

【必然】【偶然】φ(..遅
「この世界で起こるすべてのコトが偶然じゃなくて必然だよ。君と出会えたのも必然。運命かな。」
…とか言いたいから、サッカーも偶然とか無い派( ̄□ ̄
練習と勉強を一杯してれば必然にサッカーの神に愛されるんだと考えます(爆)

観戦裏日記φ(..
07年-19:6月10日(小瀬)
【甲府1‐6磐田】
4点目辺りでゴール応援が止まりました。ブーイングより悪い応援拒否。
´・`)試合後、甲府板方々が集まる水時計前にいたら磐田の田中・村井選手がチームとは別行動で帰宅する所に遭遇(#^.^#
…菊地選手の最後の試合でした。

07年-20:6月17日(フクアリ)
【千葉3‐2甲府】
巻選手が試合後に泣いていた試合。千葉前半戦ベストゲームの一つ。
´・`)良い試合だったらしいが、負けた方からすると「なんだかなぁ」
人生初のサッカー専用列車の旅でした。通常のダイヤの間を無理矢理通していたので、累計で1時間くらい停車。
2007/8/10(金)23:45

☆関西人
アカデミーに関する文献はいくつか読んだことがあるよ。ある指導者が視察に行って率直な感想は、「エリートなんて人為的に創るの無理があるでしょ…」という感じ。ネガティブな意見は比較的多かった気がする。
毎年男子十数名女子十数名を入学させていく計画らしいが、初年度は600名くらいの応募、2年目は1000名くらいの応募だったらしい。選考基準については私はよく知らんが、ひとつポイントはこのアカデミーがフランスの学院と提携してるというところにあると思う。実績あるフランスのやり方に従うならば、選考基準はスキル<身体的資質、ということになる。フランスでは、受験者に特殊なレントゲン検査を受けさせるという。その検査によって、成人時の体格を予測できるんだそうだ。誤差がほとんどないらしいから、テクノロジーって怖い。日本でそれをやってるかどうかは分からないが、そこではフランス学院の元校長がイニシアティブをとってるとやら。アンリの例じゃないが、技術はないけど身体のキレが最高、みたいな子供を敢えて採ってる可能性は高い。
で、今はひたすらスキル習得の日々だそうだ。6年間かかることを前提にしたカリキュラムだから、初年度や2年目はひたすら技術・技術・技術。戦術等は高校生になってかららしい。今はチーム連携にもあまり手をつけてないそうだ。だからかもしれんが、このアカデミーのチームがJの下部組織チームと対戦してアッサリ負けたりした話をよく聞く。海外遠征もしてたと思うが、そこでもアジア勢に勝ったり負けたり、韓国には大敗してたと思う。まあ、そういう話を聞くと大丈夫かいなと思ってしまうが、今は静観するしかない。
フランスでも、学院からプロ選手になれない子はムチャクチャ多いらしいね。周囲を蹴散らして、ほんの一握りの子だけが昇っていく。で、挫折した子は悲惨な人生を歩むパターンもあるらしい。エリート養成にも、「闇」の部分は必ずある。フランスでは、毎年何名か「ふるい落とし」で落第者をそこから追放するという。競争意識を持たせる為の制度だそうだ。
エリート教育ってのは、そういう部分が必ずあると思う。「サッカーだけでなく、人間性を養う」「真の国際人を育てる」という綺麗事がアカデミーの理念らしいが、もっと大事なのは、エリート育成における「闇」を日本が呑み込めるかどうか、だな。
2007/8/10(金)18:44

☆パルミ
スーパーな選手は
ある程度偶然も必要になってくるというのは皆さんの意見に同意。

要は全体のレベルアップを考えるばっかりに突出した個を殺している可能性があるんじゃないか?ということだよね?

つまり現在の福島のアカデミーはどういう基準で選ばれているのかってことだよね?

これに関しては誰か取材しているひとがいると思うんだけど、私はそういった文献を読んだことがないのでよくわからん。関西人さんなら知っていそうだけどどうですかね?

実際アカデミーの練習を見学しにいったことがあるんだが、自分の印象としてはやはりテクニック重視の優等生集団に見えた。あくまでも私が見たのは一部分にすぎないが、いわゆる不良というか悪ガキはいなかった。そしてみなとにかくリフティングがうまかった。体格は成長期を迎えてないのを考慮しても、あまりにも小さいと感じた。現代の小中学生の平均と比較しても小さいと感じた。

選考基準はやはりテクニックなのかな?

あとはボールを使ったトレーニングを見ての感想だが、かなり物足りなかった。例え相手選手がいなくてももっとシャドウを意識しなくてはならないと思った。そうでなければオープンスキルは上がらない。

トルシエは相手選手を置かずにシャドウゲームを頻繁に行っていたのが思い出される。あれは日本人に足りないオープンスキルを高める非常に有効な練習だったと思う。

若い選手にも十分有効な練習だと思うんだが果たしてどうなんだろう。

日本人は足捌きに関しては欧州でもトップクラスだと感じる。日本人のボールタッチは必要に柔らかい。でもボールタッチが柔らかいからといってサッカーがうまいと一概に言えない。プロ選手なら特にそうだ。

例えばバラックを見て日本人は彼をうまいと思うが、ボールタッチは日本人と比べても硬い。でもバラックはそんな硬いボールタッチでも日本人よりもボールを失わない。これがオープンスキルの差だ。

つまり日本人ももっとオープンスキルを高めればもっと違う可能性が見えてくるはずだ。

オープンスキルを高めるにはどんなときでさえも、常に相手選手を意識して練習することが大事。日本にはまだそういったことを指導できるコーチが少ないんじゃないかと思う。話しは大分それたな
2007/8/10(金)1:04

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