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過去ログ248 2007/8/5 11:21

☆関西人
その通り。中田英という才能を生み出したのは日本の「必然」だったが、バブルが起きたのは「偶然」だよ。「偶然」というより、「幸運」といった方がいいかもしれない。まずペルージャというクラブに行けたこと。しかもそこで相性の良い監督で出会え、相性の良いポジションを与えられたこと。これは「偶然」だよ。それによって中田は輝いた。
しかしそこから移籍して以降は、ペルージャ時代以上に輝いたことはなかった。ローマでもパルマでも不遇だったし、それでも頑張っていたとは思う。しかしペルージャ時代のように中心選手だった、とは言いがたい。残念ながら、これは「必然」。そしてバブルが弾けたのも、当然のことながら「必然」。
じゃ、中田という選手はペルージャ時代の時が最高に巧くて、それ以降は下手になったのか? そういうわけじゃないことは、継続して代表でプレーしてるのを見てる我々は理解できると思う。プレーのタイプには微妙に変化はあったが、決して才能が落ちたわけじゃない。なのに、欧州では徐々に待遇が落ちていった中田。
理屈は、これと同じだと思うんだよ。欧州からのオファーが減ったから、じゃあ日本人の才能は落ちていっているのか、と言えばそうじゃないと思うんだ。それは単に、バブルが弾けたに過ぎない。
あとは、自分の眼を信じるのでイイと思うよ。というか、最終的にはそれしかない。Jを語るにおいても、今はレベルが上がってるという人もいれば、下がってるという人もいる。今のガンバや浦和が最強だという人もいれば、黄金時代の鹿島や磐田が最強だという人もいる。これは、ペレとマラドーナがどっちが上か、という話にも似ている。両者は同時代の同環境下で競ったことはない。だから、各々が想像するしかないんだ。
で、私は北京世代の海外進出に期待してるんだよ。U20W杯で、彼らが魅せたサッカーは素晴らしかった。彼らのうち何人かを、ぜひW杯へ連れていくべきだと思う。中田英も小野も、最初にW杯に出た年齢は21歳と18歳じゃなかったっけ? 今のU20世代が南アフリカへ行くのに、早過ぎることは決してない。ジーコがアテネ世代をドイツに連れていかなかったのは、彼ら世代にとって非常に不幸だった。そして今のオシムは、その世代としての空白期間を必死に取り戻そうとしているかのように見えるね。
2007/8/5(日)11:21

☆菜の花
ってことは中田英寿は必然じゃなく偶然だよね。偶然が日本人バブルを引き起こし、あっさりはじけた。さらに小野、高原より下のアテネ世代ってとこは結果がでてない。結局、未来の日本に期待する根拠としては弱いけど、まぁ強化に力を入れてるのは確かみたいだし、今の若い選手の成長には期待しておこう。

Jリーグをしっかりチェックしてる人の判断は贔屓目がかなりありそうだから、自分で観たことを信じるよ。
個人的には闘莉王が好きだな。ガッツがありそうだ。あれもブラジル人だけど日本人に足りないものをもってる気がするな。
2007/8/5(日)8:13

☆関西人
昔は、日本人バブルだったんだよ。バブルを生むキッカケとなったのは、言うまでもなく中田英のペルージャでのブレイクだった。そこから日本人投機のブームが起き、何年かのうちに数多くの有名選手が海外に渡ったんだが、キチンと通用したと言えるのは本当に数少ない。特に4大リーグで活躍できたと言えるのは中田と、あとは最近の高原くらいじゃないかな? おそらく、欧州側もそのへんは徐々に理解してきた。日本人を獲得すればユニフォームは売れるしスポンサー収入も上がるしオイシイんだが、かと言ってその為だけにレギュラー保証するには戦力として不安。かと言ってベンチに腐らせておいては商業的ウマ味が出てこない。というわけで、気がつけば日本人バブルは弾けてしまった…。
ただし、4大リーグより少しレベルが落ちるオランダ、スコットランド、フランス2部、スイス、トルコなどでは、それなりに日本人も通用することも分かってきた。おそらく、日本人のレベルとはそれくらいが妥当な位置なんだと思う。いきなり欧州の最高峰レベルに飛び込むのでなく、ひとつ下のカテゴリーから上を狙っていくというのが今のトレンドとなりつつある。それは、日本人選手のレベルが落ちたからじゃない。バブルが弾けたことによって、妥当なラインが見えてきたからだよ。
また最近のトレンドとしては、平山・森本・梅崎・伊藤翔という例のように、かなり若い段階で向こうからオファーを受けるパターンが多いね。梅崎はともかくとして、平山や伊藤は当時アマチュアだったし、森本にしてもJで結果を出せてたわけじゃない。そのへんは、明らかに過去と比較して流れが変わってきている。結果を出す前に買う、俗に言う青田買い。少しスカウティングは変化してきたんだと思う。
で、可哀相なのがアテネ世代だよ。シドニー世代は日本人投機ブームの中で大量渡欧を成し、ただし彼らの多くが結果を出せなかったことによってバブルは崩壊、そこから流れは先行投資型に変わって、欧州市場は次は北京世代に標的を絞りつつある。で、ポッカリと取り残されたのがアテネ世代だよ。谷間の世代…。
いや、取り残されたのは単に彼らに能力なかっただけの話だ、という見方もある。彼らはシドニー世代や北京世代より劣ってるのか? それは私より、毎節Jをチェックしてるような人の方が詳しいだろう。
2007/8/5(日)0:35

☆エヒメ◆8888
思い出は美しいヅラ(^-^;

´・`)日本サッカーに関するなにもかもが成長を続けていると思います。10年20年の間隔で比べれば明白なんじゃないですかね?
昔の代表より現在の代表に不満を感じる方は、見る側も成長した証かと。

サッカー人口とかφ(..
サッカーの発展に大切なコトは決して一つじゃない。環境、人口、自治体、スポンサー、TV…。正しくJリーグの100年構想だと思う。

ゴール裏でφ(..
応援を強要する所は無い。せっかく、各クラブの掲示板も並んでるだし、いつくらいのどのクラブのどの辺りのゴール裏でどのように強要されたか教えて欲しい。
一方的な噂は全クラブに迷惑だし、書けないなら半端に書かないで欲しい。
2007/8/4(土)23:57

☆菜の花
んー、詳しいことは知らなかったけど若年層の強化にも力を入れていることはなんとなく知っていた。
そこで疑問がまたあるんだけど、小野や中村以降の年代で海外で活躍できてる選手っていないよね?その間は強化をサボってたの?それとも単なる偶然なのかな?そこらへんがしっかりわかれば、未来の日本サッカーに対する期待の根拠がもっとしっかりすると思うんだけど、どうなのかな?

ついでに、ユース年代では世界に通用した日本選手がA代表に選出されるような年になると活躍できないことが多いよね?どうしようもないのかな?本山なんか若いときは凄かったもんね。
2007/8/4(土)8:03

☆関西人
日本の未来に期待する根拠
中田英という才能は、決して偶然に湧いたわけじゃないんだよ。ちょうど彼が中高生くらいのタイミングから、協会がW杯日本誘致を見据えて若年層強化に大きく取り組んだわけね。若い頃から彼は「キラーパス」と呼ばれる高速スルーパスが売りだったけど、これはトレセンでの指導の影響が大きかったと言われてるんだ。彼が言うには、ユース時代に山本昌邦さんからパススピード・シンキングスピードについて凄くうるさく言われたらしい。つまり、「キラーパス」は最初からあったわけじゃない。才能は「偶然」に湧くんじゃなく、「必然」に湧くのよ。多くの人が彼の出現を「偶然」と思いがちだから、もう二度とあんな人材は出てこないんじゃないかと不安なんだろうが、それは少し違う。
で、その「必然」が今の日本においてどういう状態になってるいるのかを考えてみればいい。例えば、協会が今どういうプロジェクトに取り組んでいるのか、ざっと挙げてみようか。
【JFAアカデミー06年開始】【エリートプログラム03年開始】【国体U16化06年開始】【プリンスリーグ03年開始】
もちろん既存のトレセンや強化指定制度も継続してるんだが、ひとつ大きなポイントとして、最近のプロジェクトは今までの「ボトムアップ(全体の底上げ)」とともに「プルアップ」、つまり個としての天才を生み出すことにもいよいよ着手し始めた、ということ。要は、エリート養成。まだその該当選手達は中高生だから、この世に出るにはもう少し時間がかかるけどね。
こういうのが上手くいった例が、日本の宿敵・豪州だよ。あの国は、かつて五輪誘致を見込んだ時に国家プロジェクトとして「国立スポーツ研究所」を設立し、そこのサッカー部門で育ったのがビドゥカでありアロイージなわけよ。
こういうのって、金がかかるんだよな。豪州の場合は、60億円以上を投入したとやら。日本はどうなのか? 金はあるのか?…これが、あるんだな(笑)。それこそ、中田英を生んだ時とは比較にならんぐらいの金が、今の協会にはある。これは長沼最高顧問の発言だが、なぜメキシコ五輪銅メダル以降に日本が弱体化したのかという疑問に対し、理由は簡単、当時は協会に金が無かったからだ、と語っていた。
…金、制度、競技人口。もう一度繰り返すが、才能は「偶然」でなく「必然」に湧くよ。
2007/8/3(金)23:06

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