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過去ログ230
2007/4/22 23:43
☆関西人大日本帝国論続きとして、ちょっと堅苦しい話になるが歴史の話を少しさせてもらいたい。
今の日本サッカー界がおかれてる状況は、産業革命に立ち遅れてから文明開化をした明治時代の日本に酷似してると思う。幕末、日本の近代化は必要だった。その為に欧州先進国の技術や文化を倣うことは必要だったし、それ自体は否定しない。ただ問題がひとつあったとしたならば、当時の日本が欧州から倣わなくてもいい部分まで倣ってしまったことだよ。言うまでもなくそれは、侵略主義のこと。当時の世界状況は、後に国際連盟が発足されるなどして侵略帝国主義に反省の機運があり、均衡体制を模索しようとする流れがあった。なのにその空気を読めない日本は、時代遅れな欧州型帝国主義をそのまま模倣してしまったことに戦前日本の大きな過ちがある(もちろん戦前日本の破滅は、それだけで語れる話ではないが)。ポイントは、「何を倣って何を倣わないべきか」なんだ。ここをキチンとしないと、また同じ過ちを犯してしまう。欧州がそうしているから、と盲目的にそれを模倣してしまえば、欧州の悪い部分まで受け継いでしまうだろうよ。
前にも書いた通り、今の日本サッカー界には「ビジネス」が足らない。だからその部分を欧州など先進国に倣う必要がある。そこは否定しない。必要だ。しかしその一方で、欧州ではその「ビジネス」の肥大による弊害を反省する機運があることを見逃してはいかん。もっと空気を読もう。欧州の「ビジネス」は不完全なんだ。だからこそ彼らは今、斜陽の危機に瀕してるんだ。なのに我々が欧州「ビジネス」をまんま盲信してしまえば、その行為はそれこそ大日本帝国の行為そのままじゃないか。
我々には欧州サッカーバブルの印象が強く残っており、今だ眩しく感じる。しかし前述の通り、実はバブルは既に弾けてるんだ。バブルを生んだ発端は、多分ボスマン裁定だろう。しかしそのボスマンを今一度思い出してほしい。あれは何だったのか。あれは、「欧州連合」で適用されてる労働条件をサッカー界で例外とするのはおかしいだろ、という政治的判断だろ? まず、「欧州連合」の存在を前提とした判決なんだよ。そこを理解もせずに、欧州を論拠として日本の外国人枠問題を語ろうとする人は今だ多いし、どこか誤解が生じてるような気がする。
今一度、一からキチンと考えようよ。何を倣って何を倣わないべきか、を。
2007/4/22(日)23:43
☆関西人G14って、かなり勢い落ちてきたよね。一部クラブがスキャンダル起こしたり経営に苦しんだりしてる現状を思えば、当たり前のことと思うけど。バイエルンなんて脱退検討してるんでしょ?
彼らが今まで主張してきたW杯隔年開催とか欧州CLの試合増なんてのは、間違いなく過密日程の元凶。「スーパーリーグ」構想も含めて、結局は儲けたいのよ。彼らの意向を受け入れるのなら、スケジュールには一定の限界がある以上、何かを切り捨てなければ絶対に無理。その「何か」というのが、結局は代表だったり貧乏クラブだったり、あるいは過密日程に苦しめられる選手の人権だったり。
でもこういうの、一般大衆にはウケルと思うよ。オモシロそうなモノには簡単に食いつくのが大衆ってもんだし、当然それを行うことによって失われるモノになんて誰も気に留めやしない。大衆に罪は無い。しかし、こうやって文化ってのは墜ちていくんだろうね。
事実、セリエは墜ちた。長く野放しにしてたことで、墜ちた。観客動員の下落は何年も歯止めがかからない。欧州CLも、実はヤバい。欧州におけるTV視聴率が、ここ数年落ち続けているらしい。興隆のプレミアにしても、その興隆は放映権料がデカくなってるだけの話。強豪クラブは収入を伸ばしてるが、リーグ全体とすれば縮小傾向。ブンデスにしても、観客動員は善戦してるものの収入は減。フランスも減。スペインだけは、何とか微増(バルサがあれほど盛り上がってるのに…)。
まあ全体感として、欧州クラブの斜陽傾向は明白の事実だ。斜陽は、決して代表だけじゃないんだよ。もちろんW杯もややヤバい傾向が見えるが、欧州での視聴率を調べると、W杯とCLでは比べモノにならない数字が出ている。まだ、W杯には商品価値があると見てイイんじゃないかな。それに負けじとUEFAやG14が権力闘争を仕掛けていく、というこの構図は、もうしばらく続くと思う。
そしておそらく、欧州サッカーは今後ガンガン日本およびアジアに攻めてくると思うよ。欧州市場が頭打ちの今、もう外に出るしか拡販の道はないんだから。産業革命後、アジアおよびアフリカ全域に勢力を伸ばしてきた帝国主義と同じ理屈。既にアジア某国では、自国リーグよりプレミアリーグの方が人気高いみたいだね。植民地化政策? 恐るべし、欧州帝国主義(笑)。
2007/4/22(日)17:58
☆パルミスーパーリーグ設立案をG14にもちかけたのはスーパーボールと同じアメリカの広告代理店らしいね。スーパーリーグの設立は非常に興味がある。サッカーはボーダーレスのほうが面白いから!
2007/4/22(日)16:02
☆ざこばビッチ毎度でーす(^-^;独占禁止法…×
独占禁止法違反…○
2007/4/22(日)6:21
☆ざこばビッチG14ワールドカップは4年に一度なのに対して、チャピオンズリーグは毎年開催。
興味と関心を毎年喚起できるのは有利ですね('◇')
G14とは、みなさんもご承知のとおりヨーロッパの18のビッククラブが作る団体です。
チャピオンズリーグの出場クラブ数を16から32に倍増したり、出場クラブを5大国中心に切り換えたのもG14の圧力によるものですよね。
その結果、G14メンバー同士の対戦が大幅に増えると同時に、多くの対戦カードが人気を博し、出場クラブに対する分配が増加。
もちろん、マイナー国への配慮もあり、チャピオンズリーグで得た利益は、欧州各国協会に配分されています。
国によっては、協会の年間予算を上回る額を受け取ることもありますが、東側は不満のようですね('◇')
さて、FIFAやUEFAがG14の動きを抑える(恫喝まがいの)発言や声明は、クラブが独自の試合の場を設けるのを禁じることを指し、独占禁止法ではないか!!と主張する意見が出てきています。
G14が独自のリーグを組織し、オリンピックやワールドカップを凌ぎ、収入を身内だけで分配できるとの確信を得た時、
G14がFIFAやUEFAの傘下から離れる可能性は否定できません('◇')
ヨーロッパのサッカー界のトップである協会・連盟が“アマチュアである弱さ”かもしれませんね。
もちろん日本も例外ではありません('◇')
詳しくいうと権利の現金化が下手であり、コミッショナーの使い方が上手ではありません。
その点ではアメリカが一番上手いでしょう('◇')
と思うのですが、みなさんはどのようにお考えでしょうか?
余談ですが…
FIFA設立、ワールドカップ創設、ヨーロッパ・チャンピオンズリーグ創設、ヨーロッパ選手権創設と
フランス人の『権利』創造の上手さにはビックリですね(/ロ゜)/
2007/4/22(日)6:10
☆パルミ関西人さんやざこばさんがいうような、そんなドメスティックな問題じゃないんだよね。
JFAとJリーグのクラブが取り分を分けて済む問題じゃないんだよね。なぜなら協会とクラブがもめているのは、日本だけじゃなく世界中で同じことが起きているからね。だから日本だけでうまく折り合いがつく問題じゃない。ワールドカップそのもの事態の消滅(規模が大幅に縮小して残るかもしれないが)はもうそこまで迫っているんだよ。これは避けられないという意見が今のヨーロッパメディアの趨勢。
そもそもCWCというのはそれを見越してFIFAが始めたものだから。
2007/4/22(日)1:21