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過去ログ192 2007/1/2 17:23

☆パルミ
ギドの素晴らしい采配
ギドって素晴らしい監督だということをまざまざ見せ付けられたよ。天皇杯で。
交代のタイミング素晴らしい。シロウトからすれば、「伸二が足を引きずっているんだからもっと早く交代しろよ!」
と思うところを、しばらく粘ってから岡野を投入。岡野を活かすにはあの投入タイミングが絶妙だったんだと思う。相手が疲労しきったところに使う算段がみごとにはまった瞬間だった。
よくギド批判で
「戦術はエンゲルスでギドは飾りだ」
という馬鹿な意見をみるけど、あれだけの主力選手を失っても、優勝まで持っていってしまう選手のやりくりのうまさは、超一流のマネジメント力だよ。
ACLでのギドが見たかったね。クラブチームで経験の少ないオジェックって全然期待できないよ。ACLは今の体制じゃ絶対勝てない。少なくともマネジメントに卓越したスタッフをレッズは補強する必要がある。それだけギドの損失は大きいと思うよ。
2007/1/2(火)17:23

☆猿=コルレオーネ
たしかに読める展開になりましたね。天皇杯決勝。
決定機を外すたびに、ガンバが勝利から遠ざかっていく感覚をひしひしとかんじました。
失点シーンにおいてのイレギュラーなボールの動きは確かにでかかったが、ガンバは被シュート数や攻められる回数がすくなかったから、ああいった単純な攻めと甘めのシュートにたまたま対応できなかったんだろうなぁ。感覚が研ぎ澄まされていれば、失点することはなかったと思う。
まぁ、そのへんが圧倒的に攻めているチームが常にもつ不安要素なんだけど。
2007/1/2(火)10:20

☆シコースキー
GY歳
サッカーではありがちな展開でしたよね。
まぁ、板長の気持ちもよくわかるし、あそこまで攻めたガンバが負けたことに同情しなくもないけど、「勝利に値するサッカーをしたのは〜」というクダリは少しひっかかるかな?
逆に言えば、「あれだけ外して勝利に値するのか?」なんて少し思う。岡野投入までのほとんどの時間を押し込んで、何本ものCKとFKを得たにもかかわらず結局無得点で経過した者にも罰があるのがサッカーじゃないのか?と。
コンフェデのギリシャ戦の外しまくりはGL敗退という罰になった。柳沢の「急にボールがきたから」が日本のプランを大きく狂わせた。思えば、決めるべきところを決めきれないチームに結果はついてこない。
浦和はほとんどノーチャンスの展開だったけど、ベンチから送り出した選手が結果を残した。岡野、長谷部、堀ノ内をベンチに置ける浦和の厚さと、いかに良い内容の試合を続けていたとはいえ、無得点で80分も経過しているにもかかわらず、ベンチには中山や前田あたりしか攻撃的な選手を置けないガンバの層も「どちらが勝者に値するのか?」という疑問に多少ひっかかる。
2007/1/2(火)8:04

☆板長
明けました
これだけはガンバが勝たなきゃだめだった。正直、リーグもガンバが優勝すべきだと思っていた。最近までここでも話されていた「内容」と「結果」。内容だったら間違いなくガンバが魅力的で美しく、強かった。俺が見た浦和戦がつまらなかっただけかもしれないが、最終節くらいだよ、面白かったの。

と、こんな主観だけでもしょうがないのでもうちょっと。ガンバのサッカーは小気味良いパス回し、ラテンのノリ。ラテンはともかく、このガンバのサッカーの延長線上には代表のサッカーがあると思う。だから勝って欲しかった。だって、まるで勝てないサッカーが日本のサッカーだって証明しているみたいじゃないか。

どちらが勝利に値するサッカーをしたかは迷う余地もない。でも勝ってない。俺には浦和のサッカーが代表に出来るかはちょっと疑問だし、出来ないと思ってるけど勝ったのは浦和。負けたのはガンバ。浦和は主力抜き。ガンバはベスト。

浦和が嫌いなわけじゃないので悪しからず。ACL、期待してます。今日はおめでとうございました。
2007/1/1(月)21:21

☆関西人
正月休みの推薦図書A
出来れば先述の「野洲スタイル」とセットでお薦めしたい書が一冊あるんだ。
「古沼貞雄 情熱」著・元川悦子(学研)
これは、元帝京高校サッカー部監督・古沼貞雄さんのキャリアを綴ったノンフィクション。野洲の山本さんが高校サッカー界の異端児にしてニュータイプ、例えば坂本龍馬とするなら、帝京高校で全国制覇9回を成した古沼さんは王道を歩んだ帝王、すなわち江戸幕府みたいなもの。今、一般的に人気があるのは前者だろうね。だけど、そんなムードだけで優劣を論じるのもアレだし、私は「野洲スタイル」を読むなら「情熱」も読んで、両方を理解した上でどっちを支持するかを決めた方がイイと思うんだよね。
ちなみに、この「情熱」という本のオビにはこんなキャッチコピーが書かれてる。【日本代表オシム監督激奨!「彼は素晴らしい指導者。日本サッカーは彼を生かしきれていない」】
実際、オシムと古沼さんはかなり親交が深いらしい。どこか共鳴する部分があるんだろう。著によると、帝京ではとにかくムチャクチャ走らされるらしい。最初はボールすら使わせてもらえないそうだ。対して、野洲は真逆だね。ボールを使わない練習は、ほとんど無いらしい。ランニングする時もボールを蹴ってるんだそうだ。
「サッカーは点取りゲームか?それとも点を取らせないゲームか?と問われたら、自分は間違いなく後者を選びます」とは、古沼さんの言葉。もちろん、山本さんは全く逆の考えだろう。「お客さんを楽しませるサッカーをしよう」、だからね。
しかし、両者が水と油かと言えば、そういうものでもないような気もする。山本さんのバックボーンは、ドイツ留学中に接した1FCケルンのサッカーらしいんだが、実は古沼さんはその何年も前から部員を引率してドイツ遠征をし、1FCケルンユースとの試合も経験してる。また、山本さんの理念は「世界に通用する選手を育てること」らしいんだが、欧州でCBとしては日本人初のレギュラーとなった中田浩の育ての親は、他でもない古沼さんである。この老将、やはり馬鹿にしてはいかんと思う。
これからは山本さんの時代で、古沼さんは時代遅れの爺さんだ、という見方も当然あるだろう。でも、まだ結論を急ぐ必要は無いんじゃないかな? まずは、今日から始まった高校選手権をじっくり見て、それから再び考えたいな。
2006/12/31(日)0:17

☆関西人
正月休みの推薦図書
ちょっと面白い本を読んだので、ご紹介。
「野洲スタイル」著・山本佳司(角川書店)
言わずと知れた野洲高校サッカー部監督の、多分初めての自著。
読んで思ったんだが、やっぱりこの人、面白いわ。元々、サッカーでなくレスリング畑の人。地元の高校の体育教師になって運動部の顧問をやることになったのだが、その高校には彼の専門であるレスリング部が無かった。で、サッカー部の顧問になったんだが、大学時代のドイツ留学中に本場ブンデスのサッカーを観てた彼の眼には、日本の高校サッカーのスタイルは異常に映ったらしい。元々サッカー畑の人だったら、それを異常とは思わなかっただろう。誰しもそういうスタイルは自分が学生の頃に経験してるもんだし。だけど彼の場合は選手経験が全く無く、何しろ原体験がブンデスだからね。そういう人は日本既存の概念に囚われない。
そして、著によると彼のスポーツ観を形成する重要なファクターがブンデス以外にあとふたつあって、それが「スクールウォーズ」と「スラムダンク」なんだな。TVドラマと漫画だ(笑)。しかもどっちもサッカーじゃない(笑)。つくづくサッカー畑の人じゃない。
そんな彼の偉業は、赴任当初選手が12人しかいなかった野洲高サッカー部を強化する為に、中学生の下部組織(野洲クラブ)を創ったこと。今、協会が「JFAアカデミー」を創るなどして取り組んでいる中高一貫教育を、彼はかなり前から取り組んでたんだ。そうそう、その「JFAアカデミー」を創ったのは田嶋前技術委員長なんだが、この著の中で山本さんと田嶋さんの親交が書かれている。ドイツ留学時代の知り合いらしい。あと風間八宏さんも当時ドイツにいて親交があったらしい。皆が正月に田嶋さんの部屋に集まったエピソードも書かれている。
そう言えば風間さんも、山本さんの「野洲クラブ」や田嶋さんの「JFAアカデミー」と意味を同じくして、静岡で「清水スペトレ」を創って若年層の英才教育に取り組んでるよね。当時ドイツに集った3人が、方法論は違えど同じようなサッカー教育に取り組んでるのは、これは偶然か? いやいや、必然だろう。きっと皆、ドイツで思いが繋がったんだよ。今年、田嶋さんは協会の専務理事となり、風間さんは特任理事となった。いずれ、山本さんも教職を捨てて「サッカー畑の人」になるのかな?
2006/12/30(土)9:56

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