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過去ログ139 2006/8/12 13:00

☆隼◆SeNa
ちー兄

そうだね。
CKでの攻防を考えた時に、バスケットのNBAでのDFシステムを思い浮かべたよ。
NBAでは、数年前までゾーンディフェンスは禁止されていた。
それは、「守備側有利になりすぎる」から。
マンツーマンディフェンスでは、スクリーンプレイやスイッチによって簡単にミスマッチを作り出せ、そこから徹底的に攻めるというのがNBAの主流だった。
ジョーダンやマジックの時代の話だね。
その後、ゾーンディフェンスが解禁され、各チームこぞってゾーンシステムの構築に走った。
そして、現在…。

これとサッカーのディフェンスシステムって、融合されないのかな?
もちろん、人数やスペースの違いはあれど、吸収すべきものはあるんじゃないかと思う。
それが「マッチアップゾーンディフェンス」だと思うんだよね。
ゾーンのセットありきだけど、誰が誰につくかの決まりはある。
その中で1つ疑問なんだけど、「サッカーのディフェンスにおいて、スクリーンプレイやスイッチというのは成立するのかな?」
これが成立するのであれば、マンマークというのは危険の高いディフェンスシステムであると言えると思う。
2006/8/12(土)13:00

☆関西人
確かに全員守備全員攻撃は、システム論に拘ってたら実現不可だろうね。最近「シンキング」って言葉をメディアがよく使う。ジーコも選手達に考えることを奨励してたけど、オシムの場合のそれとはかなり質が違うように感じるな。
イメージ論の範疇だが、ジーコ代表の「シンキング」ってのは、本当に「思考」って意味での考える行為だったように思うんだ。こうすべきかああすべきか、宮本あたりは論理的に守備理論をジックリ「思考」してたし、その「思考」のキャパを超えたケースには破綻したりもしてたけど。一方、オシムの場合の「シンキング」ってのは、そういうジックリした「思考」っていう感じより、もっと瞬発力ある「思考」が求められてる感じ? 何て言ったらいいんだろう、「反射的思考」ってイメージかな? あれこれ理屈を並べて動くより、まず体で理屈を弾き出せ、というか。左脳的でなく右脳的、というか。サッカーというスポーツをやってる以上、考えることにはプロ選手達は当然日常慣れてるはずなんだが、実は普段使ってる脳の部位とは違う部位を働かせなければならないことで、多少なりとも疲労感を覚えてしまったのかもしれないね。日本人の「サッカー脳」は、少し左に偏ってるのかもしれない。
確かに強豪国の選手を見てると、動き方からして「頭良いなあ」と思うことが多々ある。じゃ、そういう動きがイマイチ出来ない日本人とは頭が悪い人種なのか、と言えばそういうもんでもないだろう。同じ人間なんだ。体躯の差は認めざるを得ないにせよ、脳の差はそんなにあるとは思えない。もし劣る部分が仮にあるとするならば、それは脳の使い方の問題であって、脳自体が劣ってるわけじゃない(と信じたい・笑)。
「シンキング」の速さをレベルアップさせていくと、その最終的到達点は「体が勝手に動く」みたいな領域なんだろうなあ。例えば車の運転なんかにしてもさ、若葉マークを付けてる時期はムチャクチャ考えることに疲れるんだけど、運転回数を経るとだんだん疲れなくなってくる。それは、慣れたことによって考えなくなってるわけじゃないと思う。脳の処理スピードが速くなって、考えてること自体意識しなくなってると思うんだわ。
オシムのサッカーにしても、常套句「考えて走る」というフレーズがメディアに頻繁に出なくなった時にこそ、本当の意味で彼のイメージするサッカーが定着するのかもしれないな。
2006/8/12(土)9:47

☆ぶぇっかむ◆uGkZ
オシムのサッカー
おそらく皆さんの想像以上に体力、走力が必要なんです。

サイドの高い位置で待つってことは、相手ボールの時守備に参加してないことになりますよね。
だからスペースで待つのでなく、スペースは狙うものなんです。
スペースで立って待っている足元へパスするのではなく。
スペースを見つけた選手が走り込んでスペースへのパスを受ける。さらにパスを出した選手もまた前方のスペースへ移動。これがオシムの理想。

サイドが攻撃参加すれば当然サイドの裏を狙われますが、
フォローするのはボランチ、トップ下の仕事の範囲内です。これくらいで負担が大きいと感じてしまう選手は最初から使いません。

カウンター時、GKがボールをキャッチしてから、相手のPAまでボールを運ぶのは10秒〜12秒。そしてPA内に侵入する選手の数は3〜4人。
全力で走らないと出来ない計算ですが、相手も全力で戻ってなければ1試合に何回でも簡単に数的有利を作り出せます

攻撃時は両サイドが上がりますし、3バックでしたら、ストッパーの2人を残してリベロも上がりますから8人で相手のゴールに向かって行きます。

当然相手のカウンターを食らうことになりますが、選手全員が全力で自陣に戻らないといけません。

ジェフの試合で、試合の流れの中でですが、
フィールド内にDF登録の選手1人 FW登録の選手0人になった試合もありました。
ポジション、システム以前に
『全力で走って攻撃、全力で走って守備』
10人が横一列では効率がわるいからポジションがあり、さらに攻撃と守備を効率良くするためにシステム。
日本人のサッカーは、選手の運動量に対する効率の良さを最大限に引き出すためにシステムを重要視しますが、原点である『全力を出し切る』がぽっかり抜けてしまい
『楽に勝つサッカー』になってしまっていたと思います。
2006/8/12(土)9:27

☆ちー兄
特定の選手がゾーンで守り、その選手の指示のもと、相手の危険な選手に対してそれ以外の選手がマンマークでつけばいいのかな。まぁ、隼さんと一緒の意見だけど。

いわゆる『マッチアップゾーンディフェンス』ってやつですね♪
2006/8/12(土)9:24

☆隼◆SeNa
ぶぇっかむさん

オシムが巻の入団当初に両親に話したという
「あなたはお子さんを90分走りきる子供に育てましたか?」
というのは、衝撃を覚えました。
もちろんサッカー選手として当然のことだけど、オシムはそれを「選手として最低条件のことである」と言いたいわけですよね。
クラブ監督に向けてのメッセージであってもいいと思います。

関西人さん

DFラインをどのようにするのかという部分は興味深いですよね。
世界の潮流は4バックだけど、オシムはどうするのか?
また、専門的要素の強いサイドの選手をどう発掘し育てるのか。
僕は、4バックを採用して欲しいと思う。
日本人に合わないといわれている4バックを、オシムがどのように構築するのか、SBにどのような選手起用をするのか。
非常に興味があります。
2006/8/12(土)1:45

☆隼◆SeNa
パルミさん

セットプレーでの「完全な」ゾーンディフェンスは、危険性も存分に含んでいると思う。
CK時のゴール前は密集地帯であり、DFにしろFWにしろ簡単にポジション取りが出来るような状況ではない。
攻撃側も様々なパターンを用いて、自軍に有利な状況を作り出そうとするでしょう。
パルミさんの言う、「最も危険な位置」というのがどの部分を指しているのかわからないけど、「攻撃側も最も有利な位置」というのを探してくる。
ゾーンディフェンスとはいえ、誰がドコの配置につくかは決まっているわけで、「完全な」ゾーンディフェンスでは、そのポジション取りが見破られてしまえば、破られる可能性は高くなると考える。
「ゾーンのセットを変える」などで対応できる場合もあるでしょう。
それでも、パターンさえ捉まれればモロさは否定できない。

それなら、ゾーンとマンマークの併用がいいのではないかと考える。
基本はゾーンのセット。
しかし、相手チームの中でセットプレーに強い選手に、こちらもセットプレーに強い選手をつける。
相手選手の動きにより、マンマークDFは引っ張りだされるわけで、その引っ張り出されて空いたゾーンのセットに、自軍の他の選手が入る。
ゾーンのセットを敷きながら、相手チームのセットプレーが強い選手の動きによって配置を変える。
あくまでも、「キーポイントとなる選手のマークは外さない」というのがいいのではないかと思う。
2006/8/12(土)1:24

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