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過去ログ124 2006/7/10 1:27

☆菜の花
日本の文化
卑怯者という言葉がある。本来の日本人にとっては何よりも侮辱的な言葉だった。 江戸時代、武士はどんなに貧乏をしても刀は手放さなかった。戦国時代、大将は敵に殺されるのを恥と考え自ら腹を切った。合理的な考え方とは程遠く西洋人には理解されがたいものだが、恥の文化が明治維新以後の日本の政治を支えてきた。
アメリカ占領下に落ち、アメリカ文化が入りすぎた今、政治の腐敗、世の中の腐敗は恥の文化を捨て去った代償のように思う。 
合理的精神の代表格、村上代表や堀江元ライブドア社長からは恥の文化の欠けらも感じ取ることができない。しかし彼らを時代の旗手として絶賛していた風潮もあった。
うん。サッカーと関係ないことばかり書いたが、西洋の真似事をしていても追い付けない。日本本来の風土をサッカー文化にうまく反映できないものだろうか?ということだ。
2006/7/10(月)1:27

☆菜の花
村上龍は合理的でアメリカ的。 ただし俺はあまり好きじゃない。
考え方の方向性の問題で日本的な考え方が悪いわけではなく劣っているわけでもなく単純に方向が違うだけだ。 優劣の付けられるものでもない。 
論理など白を黒ということもできれば、黒を白と言い切ることもできるようなあやふやなもの。 
本来の日本の素晴らしさは感覚的に美しさを敏感に感じ取り、恥を知る文化だ。方向性の違うところから違う視点で批判しても、たいした意味はない。
日本本来の文化をサッカーの強さに反映できないものだろうか?
2006/7/10(月)0:57

☆ぶぇっかむ◆uGkZ
確か、ジーコが鈴木の不振を庇う際に『ファミリー』という言葉を使ったのを覚えています。
この時、個人的に『代表はもうダメだな』と思いました。

【競争意識の無いところに成長は無い。】

ただ、もうひとつ

【昨日の敵は今日の友】

ジーコジャパンには、この2つが欠けていた様な気がしてなりませんでした
2006/7/10(月)0:22

☆関西人
中田って、村上龍と仲良いんだよね。私は世代的に村上龍の影響は少なからず受けており、彼の著作はほとんど読んでると思う。だから彼が中田に好感を抱くのは、物凄く理解できる。
彼は米軍基地のある町で生まれ育ち、ある意味で反・日本の米国信仰者なんだよな。合理主義、個人主義、自由競争市場原理を愛する。対して家族主義、社会主義、和をもって尊しとなす、みたいな日本的なニュアンスを蔑視する。そのまんま、それは中田が体現をしていた。奇跡的なくらいに、村上が求めるモノと彼のキャラクターは合致していた。
ある意味、そんな彼が今後米国を拠点に活動していこうというのは、極めて必然の流れのように感じた。村上のもう一人の親友・坂本龍一もまた、日本を離れ米国を拠点に活動をしていることを考えれば、これは決して偶然というわけではないだろう。
村上のサッカー観を語るにおいて、忘れられないのがフランス大会アジア予選における中山の行為に言及してた件。覚えてる人も多いと思うんだが、出場枠を賭けた大事な試合に当時エースFWだったカズが出場できない事態になり、代わりに中山が試合に出た。で、中山が点を決めた際、彼がゴールパフォーマンスとしてユニフォームをめくったら、下にカズのユニ・背番号Jが見えた。中山は、自分のユニの下にカズのユニを着てたんだ。そのメッセージは「俺はカズさんの魂を背負ってプレーする。一緒にフランスに行きましょう」だったと思う。…サッカー史に残る名シーンだった。
しかし、村上はこれを猛烈にバッシングした。これだから日本はダメなんだ、と言った。彼の理屈は、カズと中山はFW枠を巡って争うライバルじゃないか、何でそんな関係の者同士が友情を全面に出して馴れ合うんだ、チームが強さを求めることはそんなに甘いもんじゃないだろ、という感じ。
こういう考え方は、おそらく賛否両論あるだろう。だけど、当時そんな発言をしてたのは彼一人だった気がするし、勇気ある発言だったと思う。彼のあの発言を思い出せば、ジーコジャパンに対しても色々なことが言えると思う。日本人は、どこか馴れ合う部分を求めてしまう。浪速節的なモノを求めてしまう。選手以上に、観る側がね。
代表は、決して家族じゃない。日本人は家族であることを求め過ぎる、と村上なら言うだろうね。ジーコはファミリーと言ってたけどね(笑)。
2006/7/10(月)0:08

☆ぶぇっかむ◆uGkZ
79年組5人+茂庭
小野、高原、稲本、坪井、小笠原、それに茂庭。。。
中田との確執は本当だったのだろうか?

もし本当だとしたら、非常に残念です
2006/7/9(日)23:45

☆関西人
ニュータイプ論
クリンスマンも中田英と同様に学生の頃から成績優秀だったらしく、現役の頃から複数の外国語をマスターしてたタイプだったらしい。引退後は渡米して大学進学という進路のとり方も、今ウワサされてる中田の今後と極めてカブってるのが面白いな。
別にキャラ的には二人は似てるとは思わないんだけど、「サッカーの世界しか知らない人間で終わりたくない」という中田の言葉は、どこかクリンスマンの生き方にも当てはまるような気がするよ。引退後は大学で経営学やコンピューターなどを学び、今回バスケや野球という他カテゴリーから専門家をスカウティングしてくるようなやり方は、まさに「サッカーの世界しか知らない人間」に対するアンチテーゼに思える。皇帝・ベッケンバウアーら守旧派に対して決して屈さず、むしろ挑発をするかのような姿勢は、先日将来的に協会幹部入りを勧める川淵さんに対して全く素っ気ない素振りを見せてる中田、新聞やTVなど既存メディアに迎合せずインターネットという新メディアでメッセージを発信し続ける中田と同じ匂いを感じるのは、私の恣意的過ぎる解釈だろうか?
クリンスマンはホスト国代表監督という重責を担いながら、ドイツに滞在する時間は比較的短く、チーム構想から選手のスカウティングに至るまで主にアメリカで行っていたという。実にアナログ感の無いデジタル感。そういう部分が今まで批判の対象になってたと思うし、私自身も正直少し疑問に感じる。でも、勝てば官軍。W杯3位という結果を残せば、絶賛する気にはなれないにせよ、認めざるを得ない。守旧派も黙らざるを得ない。こういう「ニュータイプ」は、守旧派には出来ない何かが出来るのかもしれない。
日本が誇る「ニュータイプ」中田は、将来的に指導者の道を歩むことに対してかなり否定的だが、それはあくまで現段階の話。守旧派の勢力が今だ絶大なるこのW杯という舞台において、「サッカーの世界しか知らない人間」に対するアンチテーゼを投げ掛けたクリンスマンの記念すべき第一歩は、今後新たな何かをサッカー界に生み出すかもしれないし、そしてそれは今後の中田とサッカーの関わりにおいて、とても好ましい第一歩だったような気がしてきた。
さて、今夜世界一決定の舞台に立つドメネクは占星術で選手選考をする監督と言われてるが、これもある意味「ニュータイプ」なのかな(笑)?
2006/7/9(日)19:10

☆関西人
ドイツの3位が決定した。しかし、クリンスマンは良い仕事をしたねえ。04年の欧州選手権のことを思えば、わずか2年間でよくぞここまでチームを立て直したもんだ。彼がどういうやり方で立て直しを図ったのか全貌は知らんが、研究の価値は大いにあると思う。
彼がドイツ人ながら米国在住なのは有名な話。米国ってのはサッカー人気はアメフトやバスケや野球に遠く及ばないが、実はこの国のサッカー人口はブラジルやドイツよりも遥かに上回り、世界一らしい。何より本来からして世界一のスポーツ先進国であり、フィジカル分野からメンタル分野までの強化理論、さらに情報分析に至るまでその研究開発はかなり水準が高いらしい。で、今回クリンスマンは、米国から何人かそういうスタッフをドイツに招聘した。ただし、サッカーの専門じゃないスタッフだよ。野球やバスケやボクシングとかの人だよ?
彼は皇帝ベッケンバウアーからかなり嫌われてたらしいが(彼自身も皇帝を嫌ってたらしいが)、そういう話を聞くと何か理解できるような気がする。純粋なるサッカーカテゴリーの象徴とも言うべき皇帝からすれば、「この若僧、何をしとんねん?」って感じだろうな。
同じくドイツの象徴・カーンからしても不愉快だっただろう。アンタッチャブルなボス猿をただの猿として扱う発想は、それこそドイツのサッカーカテゴリー内の脳ミソからは出てこないだろう。アメリカナイズされたクリンスマンだからこそ出来たことだろう。結果、チームに正当な競争原理が働き、活性化したと報じられている。
要は、彼は「ドイツサッカー」を意図的にブッ壊したんだよ。「アメリカ」を利用して。で、そこから新しいチームを誕生させた。でもドイツのサッカー理論ってのは、本来は水準高いはずだよね?日本がS級ライセンスのコーチ学はドイツをお手本にしてるくらい、世界的にも理論においては古くから屈指のレベルらしい。その誇り高き「ドイツサッカー」が近年低迷を続け、奇しくもサッカー後発の地「アメリカ」の影響を受ける形で見事な復活を遂げたというんだから、面白いもんだよねえ。
さてクリンスマン、続投の可能性出てるみたいだね。確かに、もうしばらく見たい。彼の「アメリカ」仕込みはどこまで通用するんだろう?中田英は第二の人生を「アメリカ」からスタートするらしいし、日本人としてもちょっと興味深いよね。
2006/7/9(日)13:03

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