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過去ログ110 2006/5/28 18:14

☆関西人
非エリート論
ブラジルと日本の総人口ってのはさほど差が無いんだが、サッカー人口って意味ではかなりの格差があるらしいね。ブラジルで約700万人、日本で約150万人、ざっと4〜5倍の差がある(数字が間違ってたらすみません)。だけど700万人もいたなら、注目されず埋もれてしまう才能もさぞ多いんだろうと推測するが、ある評論家が言ってるのん聞いたことがあるんだけど、意外にもブラジルでは才能ある子は漏れることなくキッチリとチョイスされてるものらしい。それだけリーグの受け皿のスケールがデカいということなんだろうけど、とにかくスカウトの数がハンパじゃないらしい。ちょっとした少年サッカーの試合でも、必ず誰かスカウトが見てるらしいよ。
日本の場合は、高校サッカーで結果を出してスカウト、地区トレセンで目をつけられてスカウト、クラブ下部組織のセレクションに合格、というパターンが主かな。たとえ高校サッカーで結果を出せなくとも名門校のレギュラー格ならスカウトされるパターンもあるし、また高校でダメでも大学で結果を出してスカウト網にかかる例もある。
問題は、全く無名校所属で大会でもトレセンでも注目されてない層だよね。久保はまだ運が良かったのかもしれない。広島に拾われたんだから。福西も、運良く磐田に拾われた。福西が磐田にスカウトされた時のエピソードを聞いてると、まさに偶然以外の何物でもない。スカウトが他の選手を目当てに視察に行った試合で、たまたま福西が目についたんだ。もしその日の試合に彼が出てなかったら、彼は今回のW杯に出てなかったかもしれん。ジーコ代表は、キーマン・福西抜きでドイツに向かったかもしれん。下手すりゃ大きな損失になってた。
それにしても、福西にせよ久保にせよ中澤にせよ坪井にせよ巻にせよ、こうした非エリートとしてのキャリアを持つ選手は、みんな身体能力凄い奴らばっかりなんだな。こういう奴らの存在、大事にしたいね。
2006/5/28(日)18:14

☆関西人
苔口さんの解釈でいくなら、谷間の世代以降には今後期待できるような気もするね。大久保・石川・田中達・坂田らのスピード、闘莉王や茂庭や徳永の強さ、VMAテストで記録を樹立した田中隼らの驚異の持久力、平山の潜在能力については今さら言うまでもないし。テクニカルな意味では黄金世代に及ばないかもしれんが、身体能力の意味では凌駕してるとさえ思う。
日本が人材育成において目標にしているのはフランスのアカデミーらしいんだが、その機関が述べている有名な持論として、若い才能に求めるのは身体能力>テクニック、というのがあるらしいね。アカデミーが輩出したアンリを論拠にしてるらしいんだが、彼の場合スピードは先天的なモノであり、テクニックは後天的なモノなんだそうだ。ハッキリ言って彼は入学当初はかなりヘタクソだったらしい。にわかに信じがたいことだが、最初ヘタクソでもあそこまで到達できることをアカデミーは実証したわけだ。
日本では今回、久保が落選した。彼は、結局一度もW杯本大会に出場できなかった。もったいない。惜しむべきは、もっと若い段階から発掘して、ユース代表などで世界の大舞台を経験させてやりたかった。トレセンの選考基準がどういうものかは知らんが、意外と久保のようなタイプは漏れてしまうのかもしれないね。確か学校もサッカー名門校では無かったように記憶する。同じアトランタ世代のFWとして有名な城(彼は名門校出身)が、エリートとして年代別代表で世界大会に出場し、98年のW杯ではエースストライカーに任命され、やがてスペインリーグでプレーしたという華々しい経歴を思えば、笑ってしまうくらい差がある。もし同じ経験を久保がしていたとしたならば、一体どうなっていただろうという素朴な疑問を抱く。見たかったなあ、「エリート」な久保(笑)。
2006/5/27(土)20:05

☆苔口スペシャル
お久しぶりです。
日本の黄金世代とロナウジーニョの成長の差は、フィジカル(主にスピード)や技術的なポテンシャルの差だと思う。

黄金世代の選手は、全体的にスピードのある選手が少ないよね。スピードがない分、頭を使ってプレーする癖がつくから、若いうちから自分のポテンシャルに見合ったプレーができる「巧い」選手になる。でも、それ以上でも、それ以下でもない。だから黄金世代は、比較的早熟で頭の良い選手達が多く集まった世代だったんじゃないかな。

技術的なポテンシャルっていうのは、ドリブルテクニックや、DFと真正面で対峙しても前を向き続けられるキープ力や、対峙するDFを近寄らせない懐の深さ、様々な状況でも自然体でキックやトラップをできる技術バランス等。こういう部分は、生まれ持った才能や、若いうちにしか身に付かないところだからね。この部分も黄金世代に足らなかった部分だと思う。
とくに今までの日本は、ドリブルテクニックと一対一に必要なスピードが足らな過ぎた気がする。だから黄金世代の選手の多くが伸び悩んだのは必然的だったと思うよ。
とは言っても、化け物クラスのポテンシャルを持った稲本は、逆にポテンシャルに頼り過ぎて今だに伸び悩んでるけど(笑)
まあ、協会もこういう身体的、技術的ポテンシャルの重要性にはとっくに気づいてるだろうから、これからの世代にはこういう心配は必要ないと思うけどね。
2006/5/27(土)15:22

☆関西人
豪州強し、クロアチア強し、ブラジル強し、とメディアは連日煽ってるね。
だけど日本だって決して雑魚ってわけじゃないよ。黄金世代が最も成熟した年齢で出場するのが、このドイツ大会である。ラッキーな要素があったにせよ、この世代は若かりし日にワールドユース準優勝というタイトルを取ってるんだ。これは誇っていい。この世代はU23に舞台を移すと、シドニー五輪でベスト8。A代表に舞台を移すと、日韓大会でベスト16。決して恥ずかしくない戦績だと思う。ただちょっと気になることをひとつ挙げるとするならば、世界2位という華々しいスタートを考えると、年齢を重ねるごとに大会順位が落ちてきているということかな…。
シドニー世代という表現をするなら、今や世界の頂点に君臨するロナウジーニョもこの世代なんだよね。シドニーで黄金世代が彼と対決したのを覚えてる人も多いと思うが、私のその時の彼の印象を言うと「スピードある奴だな」という程度。そんな超絶なテクニシャンの印象は無かった。むしろ得点を決めたアレックスというMFの方が存在感があったな。
だけど、2年後に日韓大会で彼があのロナウドやリバウドと並んで「3R」と表現されてたから驚いたよ。「あ、シドニー五輪の時の坊主頭のFWじゃないか!」 いつの間にか出世してる。仏リーグなんて観ないから、彼の存在は私の中では完全にノーマークだった。だけど、明らかにシドニーの頃よりは存在感があった。
やがてバルサに移籍。以降の活躍は今さら言うまでもないよね。彼は、年齢を重ねるごとに存在感を増していった。そこが、日本の黄金世代メンバーと大いに異なる。ロナウジーニョは、明らかに20代前半で飛躍的に伸びていた。
日本の場合は、10代の頃の方が世界基準との距離は近いような感じがする。成人してからの数年間で、なぜか世界との距離は広がってるんだよ。それはJリーグの問題なのか、あるいはフィジカル的な問題なのか知らんが、この問題は真剣に検討すべきと思う。
この課題に解決が見えるならば、黄金世代のあとを継ぐ谷間の世代が中心となる2010年大会に期待を持ち越すことができる。無理ならば、それこそ日本にとって2010年大会は谷間の大会になってしまうよな…。
2006/5/26(金)20:43

☆ぶぇっかむ◆uGkZ
中田にしても小野、福西その他のボランチ候補にも言えるが、共通の課題は、

【前戦からプレスを受けた際の最終列との連携】ですよね。

通常、ダブルボランチを採用するチームの場合、攻撃参加の多いタイプと守備意識の高いタイプの組み合わせるケース、
またはマルチに出来るタイプ2人のケースが多いと思う。

今の代表には、トルシェ時代で言うところの戸田、明神の様なクラブでも脇役に徹した役割を任されている選手は存在しないのが現実です。

果たして中田、福西はヒディング率いるオージーのプレスを掻い潜れるのか?

本番でしか試せない時点でかなりマズいんですけどね。。。(*_*)
2006/5/26(金)0:04

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