あかはたともみの”でいり〜赤旗”掲示板

過去ログ401 2009/4/27 11:33

◆小泉晋三
神奈川
前回,私もいろいろと書いて疲れたので,しばらくともみさんのここを訪問するのを数日間あるいはそれ以上休もうかと思っていたのだが,ついつい来てしまいました。さて,私は相変わらず求職中です。pochidabwooさんがかなり,大量にいろいろ書かれているがまだあまり目をとおしていない。ただ,私の求職についてふれていたのでそのことに関連して少々書きたい。あいかわらず,非正規の人が切られて追い詰められている状況は切った側だけではなく,切られた方にも多分に問題があると考えています。(私も含めて)期間で働いていたときの契約書には最大限勤務できる期間や状況によっては契約を更新しないという記述がある。それをみんな納得のうえでハンコを押したのではないだろうか。やはり,非正規で働いている間に,きちんと仕事をみつけるべきだったのだ。それが出来なかった私は怠慢であり,充分反省の上,今後行動しなければならない。家族や友人に心配させている自分にうんざりだ。私は切った会社に正社員化を求めようとは考えない。今,問題を起こしている企業の大半は外需だのみの会社で,海外の状況も厳しい。国内も少子化で市場は縮小傾向。もはや企業としても,そんなに人を採りたくないでしょう。残っている正社員とて,やることがなくて残業がへり,休日が増えているというのに。きつい言い方だが,いすずとかだ正社員化を求めてがんばっている方もいるが,会社は採用する気はないだろう。だいたい(私も含め)非正規で働くような人は単純作業の経験しかないような人が多いと思う。続く。
2009/4/27(月)11:33

◆pochidabwoo◆gVRs
埼玉
小泉氏への返信-06
小泉氏は「世の中には,クリスチャンでありながら皇室崇拝する人もいる。/ちなみに私も/天皇・皇后両陛下の慈愛に満ちたかのお顔を見ているとほのぼのとする」と書かれている。
慈愛は別に、たしかにそうかもしれない。先日、後援会主催の「お楽しみ会」で、客演の芸人さんがちょこっとばかり天皇家をいじったところ、会場の大勢はドン引きした。そのことに私はドン引きしつつ、一番後ろで拍手して笑い声を上げた。

「故なく特定の個人を崇拝したり区別することは、表裏において、故なく特定の者を差別することを容認することに他ならない」と考えている私は、天皇教はタレントであり続けるべきであり、その地位を確固たるものにすべきであると考えている。天皇教を趣味とする者が資金を出し合って天皇家の家計を維持すれば良い。免税はされない。カルト集団の価値観は他者にはなかなか分からないからだ。
しかし、好き嫌いは本人の事だから何とも言えず、さりとて私は、趣味としては“ゲスな趣味”だと思ってもいる。

昔、もう亡くなられて久しいが、沖縄久米島に阿波根さんという反戦地主がおられ、著作の中で「あなたがもし天皇のこと好きで大切だと思うなら、その人を自由にしてあげなさい。いつでも、行きたいと思うところ行ける自由を与えてあげなさい」と書いていた。著者はたしかクリスチャンであったと記憶するが、「あぁ、この人はなんて優しい人なんだ」と思った。
こうした内容を書くと、さぞ小泉氏の機嫌をそこねることと思うが、いろいろな考えがあって良いし、私の書いていることはひどく人道的だと思う。

ただ私は、天皇家を見て「ほのぼのとする」と小泉氏を「小泉晋三の脳ミソは江戸時代だ」なのどは考えない。比喩がトンチンカンである。江戸時代の天皇を第一の優先問題にする気持ちはほぼない。万が一に江戸時代に問うものが天皇絡みであるとすれば、それは水戸朱子学。天皇を問題に俎上するなら、やはりなんと言ってもその輝かしい明治以降です。その犠牲者(=命を奪われた者)の数から言ってもそれは妥当であり、特に昭和においてその存在は“世界的”なのですから、もっと問題視すべきだと私は考えます。

この一連の最後に、私は小泉氏を「異端者」などとは考えていないことを記しておきます。あなたはごく凡庸なニッポン人だと思います。
2009/4/26(日)23:35

◆pochidabwoo◆gVRs
埼玉
小泉氏への返信-05
そういえば、小泉氏は現在求職中だと書かれていたように記憶しますが、その後はいかがでしょうか。ニュースによれば、各地のハローワークは大変に混雑していて、入るまでに3時間かかったとのインタビューもありました。
やはりテレビでのこと、現在、アメリカでは企業側のオバマ大統領に対する反抗が始まっているとかで、保険会社の経営陣の決起集会のようものが取材されていました。
その会場で元共和党の議員が演説、インタビューアーに答えて、「オバマの間違っている。『国民皆保険』は社会主義のようなものだ」と言っておりました。
なるほどと唸ってしまいました。巨額の利益を上げている彼の地の保険会社。それと引き換えにされているのが中間所得者層の没落です。高額の保険金を払いきれず、さりとて命は誰とておしい、まして自分ではなく自分の子どもなどであったなら、親としては何としてもという手段を講じるのは恐らく世界共通でしょう。だから、彼の地では保険金破産が多い。そして貧困層となり、ひどい場合はいきなりホームレスです。数字等は堤未果氏『貧困大国アメリカ』が詳しいでしょう。

さて、『国民皆保険』が社会主義の施策だとすれば、日本の雇用保険、失業手当は社会主義そのものであり、あまつさえ生活保護制度など言語道断ということになるでしょう。
現今の経済状態、チューリップの花もぎのように首切りされている多数の人の多くは、アメリカの保守的政治家の論によれば、「社会主義」の恩恵にあずかっていることになります。アメリカが大嫌いなコミュニズムです。
しかし不思議にも、企業に対して大金をつぎ込むとか一時的に国有化状態にするということにはひどく寛大、鈍感でさえあります。国有企業というのは、まさに社会主義「国家」の根幹をなすものです。
こうしたこと、つまり、モラルの低下を見ていると、つくづく「あ〜、資本主義は終わるなァ〜」と私は思うのです。
で最大の問題は、そうして困っている人に対して、誰が何をやっているのか、という事実ではないでしょうか。今日の百円がない者に「補正予算を組んだから満腹になったろ」というのは、論外だと思います。
2009/4/26(日)18:35

◆pochidabwoo◆gVRs
埼玉
●小泉氏への返信-04
たまたまですが、小泉氏が以前掲げられた方と同一かどうか判りませんが、ベンヤミンの一節に触れることがありましたので紹介しておきます。
----以下、引用
どの時代に関しても、そのさまざまな『領域』なるものについてある特定の観点から二分法を行うのは簡単である。片方には当該の時代の中での『実り多き』部分、『未来をはらみ』『生き生きした』『積極的な』部分があり、他方には、空しい部分、遅れた、死滅した部分があるというわけだ。それどころか、この積極的部分をもっとはっきりさせるために、消極的部分と対照させ、その輪郭を浮かび上がらせることもするであろう。だが、いかなる否定的なもの(消極的なもの)も、生き生きしたもの、積極的なものの輪郭を浮かび上がらせる下地となることによってのみ価値を持っているのだ。
それゆえ、いったん排除された否定的部分にまた新たにこの二分法を適用することが決定的な重要性を持つ。それによって、視覚がずらされ(基準がではない!)、その部分のなかから新たに積極的な部分が、つまり、先に積極的とされた部分と異なるものが出現してくるようになる。そしてこれを無限に続けるのである。過去の全体がある歴史的な回帰を遂げて、現代のうちに参入して来るまで
『パサージュ論』(文化史的弁証法についての小さな提案)
-----引用、ここまで
さあ、これをどう読むかです。引用した私にも全体像が判らないので何ともしがたのですが、敢えてとっかかりをつけますと、どうやら明と闇とか、上と下とか、右と左とか、例えの適否はともかく二分する片方のみでは、他方もまた存在しえないことを暗に示唆していると読みました。
つまり、人間に両眼(視覚と書いている。おまけに基準ではないと注意書きもしている)が必要なように、それなくしては対象は立体化できない(つまり平板で一次元的という意味か?)ばかりか、「過去の全体がある歴史的な回帰を遂げて、現代のうちに参入して来る」と書いている。
現代社会に歴史的な何がいったい回帰してくるのでしょうか。引用が同一人物であるなら小泉氏はすでに承知のことでしょうが、ご意見はいかに。
2009/4/26(日)14:16

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