―碧の摩天楼―

頂上は見える事無く、ただ空高く そびえ建つ純白の美しき塔
そこには様々な罠や仕掛けに聖属性の魔物、上層に昇る度に難易度が増す
レイナス
(静寂の中に足音だけが響き、先の見えない階段を登っていき。踊り場のような少し広い足場へ踏み込んだ瞬間、前足に鋭い爪を持った二足の豹が天井から降ってきて)
…!この気配…あまり得意じゃ無いんだけどな…ッ…
(上空から唸りと共に振り下ろされた爪を鞘に収めたままの剣で受けると、感じ取れる気配に眉を寄せ。両腕に力を込め剣を振り抜き敵を弾けば、剣を抜き態勢を整え)
レイナス
入室
(塔の前で立ち止まり目の上に手を翳して見上げてみれば、頂は見えず一度目を擦って)
……高い…なぁ…
(高さを計ることが出来ぬのは決して自分の目が霞んでいるのではなく…塔の高さを実感し息を飲むと、一応と剣の柄に手をかけ内部へ)
ラクシャーサ
退室
…確か…ココでコッチ向いて…この辺…
(先程スイッチを押した時と同じように体向け、ソコから壁の穴の方へ…そして当たりを付けた穴を調べればスイッチ見つけ)
あ♪あったよ〜♪
(ガコンと扉開けるも体に違和感感じ)
あ、だけど…リジィごめん、何か術が発動しにくくなってるわ…悪いけど今日はココで下りよ?
(塔を下りること提案し)
…街まで一緒にいこ♪
(ついてきてもらう気満々で相手に笑顔向けると、そのまま一緒に己が来た道の方へと歩きだし)


【すみません…調子に乗って付き合わせ過ぎてしまいましたね…でもすっごく、すっごく楽しかったです〜♪次の機会ありましたらぜひまた遊んでやって下さい♪今宵は遅くまでありがとうございました…お疲れ様でした、貴方によい夢が訪れますように…】
ラクシャーサ
うえぇ!?
(相手の台詞に驚いて振り向けばタイルを踏ん付けた瞬間で…だが、相手が踏ん付けたタイルがスイッチになっていたのかカチリと小さな音がして矢を装填する音が止まり)
すっごい!凄いよリジィ!!わぁーい♪
(キャー♪と相手に抱きつこうとし)
あと問題は…スイッチの穴どこだったっけねぇ…
(直ぐに体離すと矢の引っ込んだ穴を苦笑混じりに見つめ)
ブリジット
(後ろを着いていくように駆け出すもドアが閉じられるのを見れば急ブレーキをかけ)
……っ!またですか。いっそのこと蹴破って……ん?(閉まったドアに苛立ち蹴破ろうと助走をつける体勢を取った際、足下のタイルを見つけ)
……毒を食らわば皿まで、ですわね(これ以上罠にかかろうが今更、と半ばやけっぱちになりながらタイルを踏んづけ)
ラクシャーサ
(相手が矢を防いだの横目で見れば、流石とばかりにピゥと語尾上がりの口笛吹き)
おっけ♪僕もそーゆー考え大好き♪
(呪文詠唱して再び壁を作り、矢と相殺するように氷の壁が砕け散るのと同時にそちらへダッシュ)
Σどこ??
(しかし嫌な色のタイルに気付いてないラクは見事に踏んづけ、ガコンと聞き覚えのある音と共にまた扉が閉まり)
Σぎゃー!リジィごめんっっ!!
(悲鳴の様な謝罪が…そして相手の足元にも不思議なタイルが一枚)