―混沌の森―

怨霊やゾンビ、魔物の巣窟となり
深い樹海の迷宮
セリシアーシャ
(魔物は少女を狙いながらも、己の存在にも注意を払っていることだろう。それでも狙いが定められている以上危険なことに変わりはなく、己は少女ではなく魔物を目標として一気に距離を縮めていき。)
――――遅い…!
(魔物を目標とすることで次の一手を読み取り、少女に襲いかかると思いきやこちらへと攻撃を仕掛けた対象物の右側へ周り体勢を低く低く構えることにより俊敏な動きを可能とし。魔物がこちらの動きに気づく頃には己の刃がその身を2つに切断するだろう。少女が到着するのはいつになるかは分からないが、魔物を斬り終えると刃に付着した血を振り払い鞘に収め、少女が来るであろう方向へ身体を向けて。)

【ありがとうございます!ではでは、よろしくお願いします!】
ファイエ
ん?………あれ?

(聖水を信じ切っているのもあり魔物の存在には全く気付いていない様子。静かな空間故に主の声は確かに聞こえたのだが、自身の周りを照らすだけのカンテラでは姿が見えずただ首を傾げるばかりで、魔物の足音がする方へと歩んでいく)

……ママ?

【こんばんわ、是非宜しくお願いします!】
セリシアーシャ
入室
(金の髪を結い上げ赤と黒色の長袖ローブに身にまとい、ダークブラウンの編み上げロングブーツを履き。腰に白い剣を提げ森の中を颯爽と駆けて。ふと目尻に留めたのは小さな赤で、そちらへ方向転換すると共に更に1つ、影を見つけて。)
ファイエ!!
(その影が中型の獣の姿をした魔物であることに気づけば、腰の剣を右手で鞘から抜き取り少女の名を叫んだが、果たして聞こえるだろうか。)

【こんばんは!あまり長居はできませんが、お相手よろしいでしょうか?】
ファイエ
入室
(随分と冷え、真っ暗な夜に帝都を飛び出し森へと入り込んだのは異形の手足をもつ少女であり、先日ナハトにて購入した聖水を腰に提げ火が灯されたカンテラを左手に、そして右手には今回の目標である光るキノコを採取する為の麻袋を握っており、鳴らす鼻歌に雑踏音を混ぜながら木々の隙間を縫うように奥を目指す)

ふーんふんふーん、んっふふーん…

(恐怖感を紛らわせる為の鼻歌も徐々に低く、やがてそれは止み雑踏音だけが残り響く。聖水があるとはいえ何かに遭遇する可能性を今更ながら考えていたが、木々の影の先にぽつんと光る光源を見付ければ足を止めて)

………あれかな?

【短時間ですが待機致します】
リオ
退室/置きレス
家で飲んじゃお。
どーせご主人まだ帰らないし、大丈夫でしょー。

(ワインのボトルを大事そうに胸元に抱えては、ゆっくりとした足取りで森を離れていく。向かう先は自身が世話になっている家であり、帰ってもコルクの栓を抜けるような物が無くて飲めないという結果になるが、楽しみだと言わんばかりの軽快なステップを踏みながら帰路についた)
リオ
置きレス
あー、もうっ…これはあれかぁ、専用の引っこ抜くのが要るのかなー?

(引き抜けずに訳もわからずしゃかしゃかと酒瓶を振り回し、諦めたのかとぼとぼと街の方へと歩みを進め始める。が、何か閃いたのかその足を止めて酒瓶を眺めている)

……栓のとこだけ吹っ飛ばせないかなぁー?