−巨大図書館−

円形の構造で広く、壁一面にも多種多彩な古い書物から新しい書物が並び
簡素な椅子と机があるだけの膨大な書物に埋め尽くされた図書館
夕月
置きレス
本を見付けたとこまではええんやけど、うちにはどうにも高過ぎて…参ってしもてたんどす。(何をするでもなく本棚を見上げたまま、尾だけが近付く気配に気付いたかのように一度大きく揺れてからその動きを止めて。掛けられた言葉に漸く視線を下ろして声の主へと顔を向け、言葉とは裏腹に少しも困惑を感じさせないのんびりとした口調で紡ぐと、視界に収めた相手が己よりも長身であることを認めて再び本棚を仰ぎ。片方の手で袖口を押さえて腕が露になるのを防ぎつつ本棚の上部、相手であっても指がかかるかどうか怪しい高さにある本を指差し)あんさんやったら届かはります?あの藍色の本なんどすけど。

【初めまして、歓迎いたします!のんびりペースになるかと思いますが、是非ともお相手いただけたら嬉しいです+】
ギルカ・アルグール
入室/置きレス
(腰布付きのアラジンパンツに重ね着の上から長い丈のカーディガン、全体的にだぼついた衣装で室内でありながらマフラーを巻いて。借りたばかりの真新しい一冊を片手で支えるようにして開き、歩きながら文字に目を落としているおかげか通常よりもゆっくりとした足取りで出入り口へと向かっているとその途中、聞き馴染のない発音を耳にして足を止め。その方へ視線を向け一人の女性が佇んでいるのを視界に映すと、暫し黙ったまま相手の後姿と衣装を眺めてからパタと控えめに本を閉じ、それを片手に掴んだまま相手の方へと進行方向を変えて。その途中で相手の二言目を耳にすればやはり馴染はなかったが大体の意味は理解でき、相手の元へ到着する2、3歩手前で声を掛けてから女性の右斜め後で立ち止まり)…どうかした?

【初めまして!よろしければお相手願えますか?】
夕月
入室/置きレス
やあ、たっか高いわぁ。(紺地に縞模様の着物、黒い大判ストール、草色の帯には梅の柄が控え目に。古書が詰まった本棚を見上げながら落とす呟きは小さいものではあるが、どこまでものんびりとした声音は静かな図書館内にはそれなりに響くだろうか。緩慢に周囲を見渡してみたものの求めるものは見当たらず、探すことをあっさりと諦め改めて本棚に視線を戻し)ーーどないしましょかいなぁ。(己ではどんなに手を伸ばしても届きそうにない上段にある、背表紙の文字を読み取ることすら出来ないような古い本を仰ぎ見て、ゆらりゆらりと尾を揺らす姿は思案しているようにもただぼんやりとしているようにも見え)
セリシアーシャ
退室
(目的の本を手に取れば、その場で本に目を通して全ページに目を通すと元あった場所へと返却。それから身を翻すとゆっくりとした動作で図書館を後にして…。)
セリシアーシャ
入室
(七部袖Vネックキャップスリーブのボルドー色の膝丈ワンピースの胸元は黒いリボンが施され、アイボリーカラーのバックリボンデザインのパンプスを履いて。髪はハーフアップにして髪留めをした姿で歩いてくると館内へと足を踏み入れ、図書館の本棚を見上げる。ペースを落としたその瞳は何かを探すように辺りを見回していると、ある場所で立ち止まり。)
…あった。
ディスコルディア
退室/置きレス
(小説は読み終わり、パタンと閉じればその恋愛小説と他に置いてあった本を手に、閲覧席から立ち上がる。中々良い内容だったのだろう、上機嫌の様子で貸出受付の方へと歩みを進めていく。ポエム集とレシピ本をレンタル出来たなら後はゆっくり自宅で読もうと、彼女は図書館を後にする)