−劇場『Perle』−

ゴシック建築の古城のように繊細で美しく、荘厳でいて豪華な構造の劇場
オペラ・コンサート・演劇 etc...
ファイエ
置きレス
どんなに厳しくても辞めない!
絶対にご主人様みたいになってやるもんね!

(真剣な眼差しを送り、決めた事は曲げないというのかそう言いつつぴょんぴょん跳ねてやる気を表現。しかし、その練習はいつやるのだろうかと、頭を撫でられつつ見上げて)

練習はその…ご主人様がお暇な時で良いのだけど、その。
……いつから、出来るのかな〜なんて。

(観客がいない今の劇場ならと思ったが、きっと疲れているだろうと邸で教えて貰うつもりで早速しようとは言わず)

【了解しました!それでは、置きレスとして続けさせて頂きます!今夜はおやすみなさいませ!】
ヴィアレス
確かにアタクシと同じ仕事をしていれば、セリの耳に貴女の名声は必ず届くようになるわね。…うふふ、ありがとう。アタクシもファイエが大好きよ。
(なんだかんだ言いつつ、よく公演を見に来る邸の主にして義妹を思い浮かべれば、少女が独立したとしても、オペラ歌手ならば耳に入るはずだと頷き。慕ってくれる姿には微笑んで頷き。)
アタクシが必ず歌えるようにしてあげる。その代わり、練習は厳しくてよ。
(己の腕にしがみつく少女の頭を撫でようとしながら、自信を覗かせて。が、練習に手を抜くつもりはないらしく、付いてこれるかと首を傾げて。)

【すみません、そろそろ眠たくなってきてしまいました。今夜はこのまま置いていきますのでね。明日の都合がつけばリア茶でもいいですし、置きレスでも私は大丈夫ですが、都合が悪ければ退室して下さって構いませんよ〜。】
ファイエ
えっ!?ほんと!?
やったぁ〜!上手く歌えるようになって、有名になって、離れ離れになっても元気だよって伝えられるようになりたい。
マ…セリ様も大好きだけどね、ご主人様も大好き。

(無邪気な笑みと共に出来立ての夢を語って、観客席を見上げたまま両腕をスッと広げ深呼吸。そして何かを歌おうとしたが観客が誰もいなくとも伝わるプレッシャーに口が開かず、すぐに慌てて相手の隣へと移動し腕へしがみつこうと試み)

…やっぱり、ご主人様は凄いや。
頑張るから…立派なオペラ歌手になる!
ヴィアレス
(離れる温もりにこちらも腕を下ろすと立ち上がり、客席を見渡す。不意に聞こえた言葉に耳を傾けてみると、同じ仕事を目指してみたいという言葉に驚いて、再び少女を見下ろして。)
オペラ歌手に…?…そうねぇ…まず歌が歌えなくては始まらないけれど、今からでも遅くはなくてよ。本当になりたいのなら、アタクシが教えて差し上げてもいいわ。
(今夜の己の姿が、誰かの胸に響いているというのは歌い手として何よりの誉れ。これ程の喜びはないと、その想いを応援してから左手を腰にあて。)
ファイエはセリが好きだから、セリの背中を追っているのもだと思っていたから…意外だったわ。
ファイエ
ほんとに?…えへへっ、良かったぁ。

(拒む事なく抱きしめて貰えるのが嬉しく、素直に喜ぶと自らゆっくりと離れようとし。劇場は相手にとって特別な場所ならば、自身もこの劇場を大事にしなくてはと一度観客席の方を見て)

特別な場所?
そっかぁ〜…ねぇねぇ、オペラ歌手になるのって難しいかな?
……私でも…なれるかな?

(公演中の相手の姿を思い出し憧れ半分に、自身にも真似出来るかどうか相手へ問い掛けて。異形の両手は互いに人差し指の先をつんつんと合わせ、上目遣いに見上げようとし)

ご主人様かっこよかったしキレーだったし、素敵だったから…私もご主人様みたいになりたいって、思ったの。
ヴィアレス
驚いていてよ。ちゃんと、ね?
(頭を抱える姿に、ここに来ていることは知らなかったし驚いたのは嘘じゃないと説明して。それからこちらへむかって差し出された腕が己の肩へと乗れば、少女の願いを拒むことなく抱きしめて。)
なあに?甘えたねぇ…。うふふ、ありがと。この帝都に来て、初めての公演がこのオペラだったの。だから、何年経ってもこのオペラだけは、アタクシにとって特別なのよ。
(今夜のオペラの感想を聞けば、この公演に対する思いが伝わったのだろうかと嬉しく思い、穏やかな笑みを浮かべ。)