−Neuwelt港−

飛空挺が出入りし、様々な船舶と飛空挺が停泊している観光スポット
灯台・展望台、乗船場もあるので観光船で付近を周遊出来る
ラディアンテ
置きレス
(少女も久しく釣り人との戦いというものを楽しんでいたのだが、突然軽くなった事に気が付き沖へではなく今度は海底を目指すように様子見のつもりで潜っていく。本来の楽をする為の目的は既に忘れ、これは勝ったのだろうかと思っていた矢先、きりきりと巻き取られていく糸に海面へ向かって引き摺られる)

……っ!?

(そして真上を見てみれば、あるはずのない人影。驚いてぶくぶくと泡を溢すが改めて逃げ出そうと再び沖目指して進み始めるも上手く進めない。やがて海面から釣糸を口元から垂らした少女が頭を出し、狼狽える事だろう)
ギルカ・アルグール
置きレス
(餌に食いついた感触は手に取るように伝わり、これが釣りかと楽しそうに竿を立てて引き返し相手と拮抗したのは良いものの、手の中の小型魚用の安い釣竿の先は折れていないのが奇跡なほどへの字に曲がっていて、悲鳴のようにキシキシと鳴っては次の瞬間にもへし折れそうで)
うわっ、こうなるって分かってりゃもう少し良いやつ選んだんだけどなー…っ(軽装備で来た自分に短い溜め息を吐く。それはこの竿で綱引きを続けるのは無理と判断するもので、言葉の最後を言い終えると同時に防波堤の角を蹴り飛ばし海原の魚影めがけ跳躍しており。防波堤の高さからとはいえ普通なら届かない距離だったが、相手の真上へ着地点を調整できたのは魔力による効果。飛行能力によって奇妙な放物線を描いた跳躍は、無事相手の真上、まるで水面上に着地するかのように浮いて、そのまま海面から十数cm上の空中を滑るように飛行し。これ釣りか?と疑問を浮かべつつも相手のすぐ後を磁石のように追いながら余裕のできた釣り糸をキリキリと巻き取り)
こんなもんつけて来るんじゃなかった…(飛行の速さと海風で首元のストールがバサバサと舞い)
ラディアンテ
置きレス
(糸を引けばそれに返事をするように引かれ、いかにも自身の事を魚だと思っているのだろうと悪戯心が擽られる。魚の切り身は好物でもあり、思いきって目の前で揺れるそれに食らい付き対抗するべく沖へ向かって泳ぎ始めるだろう)

……っ!

(その勢いは大きさそのままの魚のよう、針が口内にあるものの上手く噛んで刺さらないようにはしているが…)

【同じく釣り上げられようとしているのは初めてです!それでは、宜しくお願いします!】
ギルカ・アルグール
置きレス
(よそ見をしていた間に遠方から現れた魚影の大きさは予想を超えたもので、相手の鰭型の耳、揺れる尻尾の形に夕暮れの海の暗さと期待感がプラスされれば魚以外だと思うはずもなく、ゆらりと弧を描くように滑る影を視界に捉えると驚いてやや大きく目を見開き)
…!お…、―っと、まだだな。えーと、魚が食ってグイっときて暴れたらリール、魚が食ってグイっときて暴れたらリール…っ(それでも声を上げる程の衝撃ではなかったのは水中の彼女の心遣いのおかげか、しかしそんなことはつゆ知らず、改めて竿を握り直すと釣り糸から釣竿伝いに軽く針を引くような反応が一度だけ届き。反射的に思い切り引き上げたい衝動に駆られるが、それをぐっと堪えて事前に読んだ解説書の内容をうろ覚えながらに復唱すると、クイクイっと二度、返事でもするかのように軽く針を引き上げてみれば針先についた魚の切り身が相手の目の前でふわふわと揺れ)
…………。

【はじめまして。素敵な接触ありがとうございます…!釣り糸越しにエンカウントしたのは初めてです(笑)登録したばかりの新参ですが、お相手していただけたら嬉しいです。よろしくお願い致します。】
ラディアンテ
入室/置きレス
(港へはいつも帰りに寄っているのだが今日は楽をするつもりで…釣り人に釣られれば、わざわざ浜まで遠回りして上陸する必要もなくなるだろうという考えで防波堤の海中を泳いでいた。そして釣り人の物だろう針が海中に降りているのを見付け、妙に人程の大きさはあるだろう真上から見れば魚に見えない事はない大きなその影が確実に彼の投げた釣り針へと近付いていき、ゆらりゆらりと怪しげに何やら迷っているように釣り針の周りをうろうろ泳ぎ回る。驚かせてしまうのも悪いだろうし、楽をする為にわざと掛かった等と言える訳もない…まずは言い訳を考える必要があるのだが、それよりも先に彼の釣り針をくいっと引いてみる)

………。

(引いた際に彼をやる気にさせるべく、大物が掛かったように思わせる為素直に楽々と釣り上げられる事はない。遊びのつもりなのだろう、もし針に何かがついていたならさっさと抜いて、刺さらないよう気を付けながら自身が針に食らい付いてやろうか)

【夏目様、初めましてこんばんわ。うさと申します…宜しければお相手願えますでしょうか?】
ギルカ・アルグール
入室/置きレス
(ポンチョタイプのロングコートを着込みアフガンストールを首元に巻いて、足元は細身の黒パンツとブーツ、蠍の尾を胴体に巻くように窮屈に畳んでコート内に潜ませれば人間と変わらない青年の風貌で港の防波堤に踏み入り。遠方に浮かぶ貨物船を眺めながら軽い足取りで進む肩には釣り道具一式を入れたコンパクトなバックパックを下げており、しかし釣れることは想定していないのかクーラーボックスの類はない、そんな気軽い装備で防波堤の半ばに立ち止まるとバックを開いて釣りの準備を始め。付け焼刃の事前知識は仕入れてきたものの経験者が見れば素人とわかる手つきで釣竿の支度を終えると、早速水平線に向かって半身を反るように振りかぶり、剣のそれと同じ要領で振り下ろすが、その勢いとは裏腹に錘と釣り針は左方向に曲がって近場に着水し)
んん?…へー…これ結構難しいな。(一瞬意味が分からないといった表情で水面を見つめ、振り回せばいいものでもないのか、と竿の先へ視線を上げると軽く前後左右に揺らし関心するような口ぶりで呟き)