檜佐木副隊長様/裏有り・新規３４

日番谷隊長様に殺されるなら氷漬けだから綺麗に死ねますよ。
でもせっかく綺麗に殺してもらっても、後でグチャグチャにされたら意味ないですからね。
だから、死体を切り刻むなんて惨いマネしないで下さいよ；

あ〜…確かに阿近さんもモテそうですもんね。
さぞかし院生時代は遊んで…


え…？
だってさっき、冷たくスッパリと振るって…


ん？焦る？(頭に疑問符を浮かべ)
副隊長様の努力ってなるべく一緒にいるとかではないんです…？

(両手を広げ愉快そうに貴女を見て)
さて…ここからお前はどうする？

う〜…絶対に楽しんでますよね、阿近さん；
……前に副隊長様から「考えるな」って言われたし。ここはやっぱり直感で…


破道の三十一、赤火砲!!(放つと同時に貴方が避ける方向を予想して、白虎は左、自分は上から攻撃し)

ふぅん。
その鬼道は目眩ましってワケ。
だったらこっちに行くのが得策だよなァ？
(攻撃を避けながら上に上がり貴女の肩を掴むとそのまま床に組伏せ貴女の首の付近に浅打を突き立て)
さーて、白虎…だったよなァ？
ご主人様の体を二つに増やして欲しくなければ……退け。
(静かに言い放ち)

…いっ?!；(ダンッと背中から床に落ち)


……(白虎はグルルと剥き出しにして唸りながらジリッと後退し)


……っまだですよ。(床に突き立てられた浅打を横目で見ると、刃を片手でグッと握って抜き取ると床に横になったまま刃先を阿近の喉元に突きつけ)

流石は動物だ。
よく分かってんじゃねぇか。
(ニッと口角を上げ)

(貴女の行動を目にするとチッと舌打ちをして貴女から離れ間合いを取り)
全然堪えてねぇようだな。
おい、檜佐木!!

修兵：だから言っただろーが。
容姿はするなって。
…ほらよ。
(壁に立て掛けてある浅打を手に取ると阿近に向けて投げ)

(自分に向かって飛んでくる浅打を受け取り)
…あぁ、そうだったな。
技局関係のヤツ使わないって言ったのちょっと後悔。
伸び伸び出来ねぇわ。
俺はじわじわと追い詰めるのが好きなのになァ。
斬拳走鬼だけだと上手く出来ねぇ。

（貴方が離れると勢い良く起き上がり）
充分堪えましたよ；
背中思いっきり打つし、刃握って血は出るし…；（言いながら懐から手ぬぐいを取り出して血が流れる手に巻き）

…おいで、白虎（貴方が浅打を受け取るのを見て、白虎を自分の横に呼び寄せ）

充分伸び伸びしているように思うんですが…；
しかもジワジワ追い詰めるって、何ですか。それならいっその事、一気に止め刺された方が楽ですよ；

うぅ…しかもせっかく取ったのに副隊長様が阿近さんにまた浅打渡すし…（恨めしそうに副隊長を見）


虎蝶…行け（しばらく阿近を見ていたが、決心して虎蝶に静かに命を出すと、百羽の蝶が四方八方から襲い掛かり）

背中は俺だけど手は知らねぇよ。
自分からそうしたんじゃねぇか。
(コキコキ…と首を動かし)

馬鹿だな…一気に殺っちまったら研究する頃には生命活動が停止してどれだけかかるっていうんだよ。
新鮮味がなくなるじゃねぇか。
肉食動物だって一発で殺さねぇよ。

修兵：ついつい条件反射でな。
でも俺が浅打渡さなかったら阿近のヤツ…メス出してたぜ？
勘だけど。


そうそう。
この蝶なんだよな。
数が多いから鬱陶しいというか…
どうするかねぇ。
(剣舞を見せるように刀を扱い)

だって首の近くに刀が刺さっていたら気になるじゃないですか。

あ、そっか。じゃあ十二番隊では虚は生け捕りなんだ。殺してしまうよりも、そっちの方が大変そうですね。
って、でも私は研究体じゃないんですから、じわじわと追い詰めるのは止めてくださいよ〜；

そうなんですか？白虎は相手の喉下に噛み付いて即殺しちゃいますが…動物の種類によっても違うんですね。

どんな条件反射ですか；
メス……副隊長様、浅打を渡して下さってありがとうございました；（先程のメスの切れ味を思い出し、心底助かったような声で言い）


（浅打を構えながら阿近の隙を窺い）

全部生け捕りって訳じゃねぇけどな。
何度も研究しても仕方ねぇし。
でも俺はやらねぇから。
大変かどうかなんて知らねぇよ。

それは動物つっても斬魄刀だろ。
普通のとは違うんじゃねぇの？

蝶っていってもこれは斬魄刀の能力…
消すためには霊力が尽きるまで戦わせるか主が死ぬか…
他にあったか……？
ねぇならそれを狙うしかねぇや。