1 ビーチ

木虎藍排泄決定版

 「烏丸先輩、私と付き合ってください!」
 ジャンパースカート制服姿の木虎が烏丸に頭を下げて頼んだ。
 「そらよ」
 烏丸がアナルストッパーとゴム製のサスペンダーを木虎に手渡した。
 「・・・こ、これは・・・?」
 そういうものを見たことがない木虎は目を丸くして訊いた。
 「それはけつの穴に入れて抜けないようにするための道具だ、俺と付き合いたかったら一ヶ月間それでうんこを我慢しとけ」

 一ヵ月後。
 「い、一ヶ月我慢しました。付き合ってください!」
 木虎が再度あの制服姿で烏丸に頼んだ。
 「ほほう、その膨らんだ腹からして本当にためてたようだな。いいだろう、付き合ってやるぞ」
 「じ、じゃあこれとっていいですか?」
 その制服の下にはあのアナルストッパーとサスペンダーが装着されている。
 「ああ、いいぜ」

 そのまま制服デート。
 「どこに行きますか?」
 夢見心地で烏丸と腕を組み、歩む木虎。
 「辛いもの好きだって言ってたな?」
 烏丸は木虎を韓国料理屋に連れて行った。
 
 「さあ、辛いものを存分に食え」
 「あ、ありがとうございます」

 帰り道。
 「うっ!」
 辛いものを大量に食えば下痢をすることがある。
 ましてや一ヶ月もうんこを溜め込んだ腹だ。
 「どうした、木虎?」
  無論烏丸はとぼけて訊いているのである。
 「烏丸先輩、ト、トイレに・・・」
 「ん?俺とデートしたかったんじゃなかったのか?」
 「そ、そうですけど・・・。トイレ行ったら帰ってきますから・・・」
 「馬鹿いうなよ、一緒にいようぜ」
 「そ、そんなあ〜」
 大好きな烏丸が悪魔に見えた。
 「お願いします、トイレに!」
 「デート中だろ?何言ってんだよ」
 「うう〜」
 そして
 ブリッ、ビシャビシャビシャ。ぶうう〜。
 一か月分の大量のうんこが一気に排泄された。
 「うわあ、あの娘うんこもらしてるよ〜」
 「あ、あの子嵐山隊の木虎じゃん!」
 「うわ、ほんとだ〜」

 後日、うわさになったという。
[作者、登場人物、概要]
烏丸京介、木虎藍