1 ビーチ
男性 33歳 大阪

狼少年は今日も嘘を重ねる二次作品

 
 「う〜ん、う〜ん」
 うなり声が聞こえてきた。
 「う〜ん、う〜ん」
 発生源は外鯨家。
 「う〜ん、う〜ん」
 ・・・の、トイレの中だ。
 「う〜ん、う〜ん」
 うなり声の主は外鯨葵である。
 「う〜ん、う〜ん」
 今、彼女は通っている学校の脇あきジャンパースカート制服姿で洋式便器にまたがって気張っていた。
 「う〜ん、う〜ん」
 ちらと腕時計を見た。
 はあとため息をついてトイレを出た。
 「いってきま〜す」
 憂鬱な気分で家から出た。
 しばらく晴れない顔で歩んでいると、誰かに声をかけられた。
 「あーちゃん、おはよっ!」
 振り返れば幼馴染である倉敷牡丹だった。
 「あ、牡丹。おはよー」
 元気なく挨拶を返した。
 「どうしたの?」
 外鯨の様を見て取った牡丹が訊いた。
 「・・・今朝、出なかったの・・・」
 外鯨がうつむいて応じた。
 「そっか・・・」
 「そろそろ検便なのに・・・困ったわ」

 保健室。
 「何、検便が出せない?」
 「・・・ええ・・・このごろ出なくて・・・」
 回転丸三脚椅子に座って向かい合い、会話している外鯨と保険医。
 「よし、じゃあ浣腸しよう!」
 保険医が妙にうれしそうに言った。
 「え?ち、ちょっと・・・」
 外鯨は戸惑った。
 男に尻を見せるのだから無理もない。
 「おなかパンパンになって苦しいだろ?楽にしてあげるよ」
 浣腸を取り出していう保険医。
 「わ、わかりました・・・」
 外鯨は保険医に尻を向けて四つんばいになってジャンパースカートのすそをめくった。
 保険医はためらうことなく外鯨のパンツをずらし、浣腸をぶっこんだ。
 ちゅーっ。
 「う・・・うぐ・・・」
 ちゅぽん。
 保険医が外鯨の肛門から浣腸を抜いた。
 「ト、トイレに行かせてください・・・」
 「もう少し我慢してからじゃなきゃだめ」
 ぐるるる・・・ぎゅるるう・・・。
 「も、もういいですよね・・・?」
 「ここでしなよ」
 保険医がたらいを出して言った。
 「ええっ?そんな・・・」
 「検便なんだからここで出せば手間が省けるさ、それにトイレまで我慢できるのかい?」
[作者、登場人物、概要]
外鯨葵、倉敷牡丹、保険医(オリキャラ)
2 ビーチ
男性 33歳 大阪
 後日。
 「お尻の穴がうずく?」
 「ええ、検便のために浣腸されてから・・・」
 保健室で会話する保険医と外鯨。
 「それは大変だ、診てあげるよ」
 保険医は浣腸したときのように外鯨を四つんばいにさせ、こちらに尻を向けさせてジャンパースカートをめくり上げ、パンツをずらした。
 「お薬塗ってあげよう、じっとして・・・」
 保険医は外鯨の肛門に薬を塗った。
 「じゃあいじる癖を直すためにこいつをつけよう」
 保険医が外鯨の肛門にアヌスストッパーをつけた。
 「ど、どうやってとるんですか?」
 「鍵がなければとれないよ」
 「そんな・・・」
 「いじれないけどうんこもできないよ、でももともと便秘だった君はなれてるだろ?」

 一ヵ月後。
 ガラッ。
 保健室の戸をあけて外鯨が入ってきた。
 「やあ、外鯨さん。あれからどうだい?」
 「せ、先生。お願いします・・・、アヌスストッパーをはずしてください・・・」
 「んー、そうだね。私のあそこをなめていかせられたら抜いてあげよう」
 保険医はデカマラを放り出し、外鯨になめさせた。
 「は、早くいってっ!もう一か月分のうんこでおなかがパンパンなのぅ」
3 ビーチ
男性 33歳 大阪
 「せんせー、さっき運動場でこけてすりむいちゃいまし・・・」
 ガラッと保健室の戸が開いて外鯨の幼馴染である倉敷牡丹が入ってきた。
 「あーちゃん、何してんの?」
 この異様な光景を見て牡丹は凍りついた。
 「ふふふ、見てしまったね」
 保険医の目がめがねの向こうで怪しく光った。
 「知った以上は君もただではかえさーん!」
 保険医は牡丹の手をつかんで引っ張り込んだ。
 「ここで見たことは人に言うんじゃないぞ、言ったら君も外鯨さんのようにアナルに栓を入れるからね」
 「は、はいい・・・」
4 ビーチ
男性 33歳 大阪
 「せ、先生・・・」
 外鯨が呼んだ。
 「おや、すまなかったね。
 保険医がやってきた。
 再度外鯨が保険医のあそこをなめだした。
 「ほらほら、早く行かせてくれないとトイレにいけないぞ?」
 ガラッ。
 戸が開いて五木啓太郎が入ってきた。
 「せんs−・・・」
 この異様な光景を眼にした。
 「な、何してんだ!」
 啓太郎は絶句した。
 「!」
 保険医は見られたことに驚愕した。
 そしてその報告で保険医は首になった。
[作者、登場人物、概要]
五木啓太郎