1 ファル・イデア・フォン・グレン

アパート『306号室』6

古びた煉瓦造りの三階建てアパート・1LDK。
その三階の奥に位置する306号室に自室を持つ。
部屋はとくに広い訳では無いが、最低限の家具しか置かれておらず広く感じさせる。

リビングには黒い革製のソファーとローテーブル、木材で大きめの本棚一つと小さな引き出しが多くあるチェストが並んで二つ。
寝室には衣類収納ラック。セミダブルの黒いベッド、木材の一本足テーブルに椅子とクローゼットがある。
バルコニーにも白いテーブルと椅子の一式が置かれている。

■郵便物受付可■
9 セリシアーシャ
【退室】

そんなもの、組み込む必要など無いというのに…。
(血の宿命、と聞けばまるで余計なものだとでも言うように眉を潜め、どうにかしようとして出来るものではないらしい口ぶりに、どこか落胆の色を示して。)
ああ、自分の荷物くらい、自分で持つ。
(荷物もある、という言葉に焦ったように紙袋を持とうとしつつも、外に出れば雨は上がっており。立て掛けて置いた傘を取れば、直ぐに来るであろう彼を待ちつつ、このまま邸へと歩むだろう。)

【また詳しいことは後日確認させていただきますね+こちらこそお相手ありがとうございました!おやすみなさいませ〜(+.+)(-.-)(__)..zzZZ】
8 ファル・イデア
ああ、それは…それこそ仕方ない事だな。遺伝子というか血の宿命というか、本人がどうこう出来るものでもないのかも知れないしな?
(出生による完全な隔たり、己も魔王の子として感じた事があるもので納得したように。しかし諦めてもいるようで肩を竦め、地位が上の者には平伏してしまう力が働いているのだろうと…そう簡単に下剋上が起きないように)
そうしてくれ。……ん?もう、そんな時間か…
(プレゼントに関して納得してくれたようで、安堵しつつ頷いて。身を擦り寄せる相手の髪を撫でていれば、顔を上げて告げられた言葉に窓へと視線を向けて確認し。時間が早いなと思いながら呟けば、帰るらしい相手へ視線を戻して腕をそっと離して)
なら、俺も行くかな。荷物もあるし、送る。


【惜しいですねぇ…ですが、また21日に会えますし良しとしましょう。自分も楽しみです(^^)
では、先に退室して下さい。今宵はお相手頂き、ありがとうございました〜】
7 セリシアーシャ
それは…そうなのだが…。公爵として退かれるのはまだしも、女神として退かれるのは、距離感が違うのだ。
(公爵として退かれる場合は親しみもありりかいできるところだが、己の出生に関わるものであると不可抗力が生じ、また親しみもなく本当に線を引かれる感覚には、どれだけ帝都に長く居ても慣れられるものではなく。妙にその辺りの関係には強気で入り込めないようで。)
そう、だな。では、もし見つけたときには…。
(お言葉に甘えよう。最後の言葉は己の胸の内で告げるも、分かってくれている様子に薄く笑みを浮かべて。髪を撫でられれば、体をすり寄らせて。しばらくそうしていたが窓の外が明るくなったのに気づけば、名残惜しげに顔をあげて。)
ファル、そろそろ行かなくては…。

【名残惜しい…!では、申し訳ないのですが、次辺りで退室します。それと、お誘いありがとうございます!21日、楽しみにしてます♪】
6 ファル・イデア
魂レベルの話であれば等しくとも、そこに体という存在があって身分もあるんだから仕方ないだろ…男女に分かれ、個々があれば変わってくる
(等しいと聞けば己も同意件で、なればこそ帝国を創造したが、しかし全てが成り行くには身分は必要で等しくある事は難しいと実感しているらしく溜め息混じりに。次ぐ今考えるのを止め、頷いた仕草に期待がこれ以上膨らまずに済んだと安堵して)
ああ、解ってる。でも、見て回ってれば気に入った物が見つかるかも知れないだろ?それにまぁ、記念みたいなものだと気軽に考えてればいい。
(選びながら紡がれた言葉を聞き、どこか不安そうな様子に笑みながら相手の気持ちは解ってると述べ。見つかればの話だし、そう気にする事ではないと相手の髪を撫でようとして)

【お気遣い、有り難うございますm(_ _)m
この後は暫くレス出来ませんし、グレモリーの滞在期間中ですから引き留める訳にも参りませんので…一緒に退室する方向に致しましょう(^^)】
5 セリシアーシャ
ふむ。…善悪とは面倒くさいものだな?…この帝都に居ても、神というだけで一歩退いてしまう者もいる。魂とは、全てが等しくあるべきだというのに。
(別段善き行いをしているわけではないが、女神というだけで後ろに下がるものもおり、それがこの女には少しの寂しさを感じさせており。)
なるほど。そうだな、ファルと帝都をゆっくり歩いて見て回るのも良いかもしれん。
(そのときに決めれば良い、そう言われれば、それも楽しそうだと彼の言葉に頷いて見せ。しかしプレゼントの話になると、申し訳なさそうにしつつもこの流れで断るのも変で、しかしどういったら良いか分からず少しばかり眉を寄せ。どう言えば誤解なく伝わるかと、言葉を選びながら告げて。)
…その、嬉しいのだが……私は、ファルと一緒ならば幸せで、その想いが嬉しいのだ。…物は、無くても私は構わないのだが…?

【今回も気づけば朝になってしまいました(>_<)お時間大丈夫ですか?もし宜しくないようでしたら、セリを退室させますが…。】
4 ファル・イデア
どれだけの世界に広がってると思う?信じこんでいる奴もいるだろうし、今さら無理だろうな。
(相手はどうしたいのか解らないが、ほぼ世界中の者がそうと思っているであろう事は明白で。覆すにしても、神魔の全てが伴わなければ無理であろうと首を傾けながら肩を竦めて)
いや…。何でもいい…その時に考えたらいいだろ。欲しいものがあれば買うし。
(謝罪を受ければ、嬉し過ぎてと言われてしまえば何も言えず溜め息を吐き。今から考え出す様子に、その時に思ったまま動けば良いだろうと己の考えを述べ、欲しい物があればプレゼントすると暗に付け加え)