1 ゆう

お気に入り&日記読みました。

姐御がレクター博士を好きだといっているのは、以前の日記にも書いてありましたね。

華氏911は私も見ました。貧困層の若者が兵士となり、結局アメリカの裕福な人を守るという矛盾っていうお話が、心に残っています。
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7 玲@姐御
多くの貧困階級の若者が兵役についているのは、以前からも言われていたことだよね。んなこと言ったら、日本だって免許が取れるからとか、何かの資格が取れるからとか、特殊なスポーツを続けたいから・・・という理由で自衛隊に入隊する日本人もいるけどね。

なんだかんだ言っても、災害時の復旧作業にあたる自衛隊員を見ていると、とても良く頑張っていて、それだけで十分だという気になるんだけどね〜。>従兄弟が海上自衛隊員だ。
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8 相模湖の刑
> 多くの貧困階級の若者が兵役についているのは、以前からも言われていたことだよね。

Blood Tax、すなわち「血の税」です。その共同体の一員として認めるに際し「兵役」という踏み絵を課すというのは、はっきり言って「合理的」です。
ローマ帝国においても、ローマ市民権(つまり国籍であり、相応の特典があった)を「帝国領内の住民全てに付与する」とした事が衰退に向けての大きな転機になったと言われています。
趣旨としては「みなさん、帝国の一員として一体感をもってやっていきましょう」という理想論、善意に基づく施策であったわけですが、その実「ローマ市民権」の箔が剥がれ落ちてしまい、その特典を手にいれようと努力しよう(例えば血税を払おう)という気概を失ってしまったんですね。

これは現実として認めるべきですが、人は生まれながらにして平等ではありませんし、階級というのは必要不可欠です。問題は、階級毎の格差その物ではありません。階級が固定してしまう事こそが問題なのです。階級があっても、がんばれば上に上がれるし、怠けていれば下に落ちるという流動性が確保されている事が大切です。


> 確かに、日本の場合は政治に関心を持たせないようにする政府のやり方に国民はまんまとはめられていると思う。
>「選挙で一票投じたところで日本は変わらない。」と思わせたら政府の勝ちだもんね。

マッキャベリズム曰く「庶民が気にするのは、結局は「食」と「安全(治安)」である。日本人が政治に関心を持っていないのは、豊かで安全だから、つまり日本の政治がうまく行っているからである事に疑問の余地はありません。

80年代後半のバブルの膨張と破裂、そしてその後の停滞について、経済面から語らせたら、止まらんのでしませんが(笑)、日本が活力を失ってしまったのは、世界で唯一成功した社会主義国家(がんばってもがんばんなくても、あまり変わらん)という面はあるでしょう。ローマ帝国はそれが衰退への契機になったし、旧共産圏もそれで西側に負けた。
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9 相模湖の刑
以下はご参考

「〜 富への欲望こそが人を動かす 〜」事の論証
http://members.aol.com/nishitatsu1234/zatsudan/engineofcapitalism.htm

階級社会への道 〜 貧富の格差拡大と教育制度 〜
http://members.aol.com/nishitatsu1234/2/classsociety.htm
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10 相模湖の刑
読み返すと、ちょっと何を言いたいのかわかりにくいでの、付け加えましょう。

ここで、米国に軍隊が無かったとしましょう。
米国の永住権を望む人は「兵役に就いてゲットする」という手段を奪われる事になります。
ジェシカ・チンチ上等兵も「退役した後、就役中のサラリーを貯めたお金で、優遇プランを利用して安く大学に行く」というオプションを奪われる事になります。

このように視点を変えてみれば、決して悪い事ばかりではないと思いませんか?
なにかというと「貧しい人達が不当な扱いを受けている」という解釈をしがちなのは、戦後の日本で蔓延している自虐史観、空想的平和主義の弊害としか思えません。

そもそも「所属する共同体を守る」というのは私は神聖な責務だと思います。そして米国のそれは、階層間の流動性を確保する事にも役立っていると言えます。
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11 玲@姐御
相模湖よ、君の言いたいことは、至極ごもっともだ。うんうん。

今日の新聞の大統領選挙の話題で、「人柄のブッシュ」と書かれていたのには、涙が出たよ。対ケリーとの論戦に負けるブッシュの姿を見て、人間味を感じて支持する人が増える・・・???

はぁ・・・。浮かばれない。
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