ジャン・ハボック少尉へ

数年前の話だ。
おまえと、レディという名前の黒猫と、家族で過ごしていた。二年と少しの間。

…おまえの夢を、久々にみたんだ。あいたくてたまらなくなった。すまない。
おまえが見つけてくれる可能性は限りなく低いだろうが、もし見つけてくれたなら、連絡がほしい。お願いだ。
すいません、他に鍵とか無いですか?
俺も猫と大佐と一緒に暮らしてた記憶はあるんですがね…何せ随分昔のことなんで黒猫か白猫か定かじゃなくて。

これで人違いだったら本当に申し訳ないんですが、他に鍵あったらお願いします。