1 ソイツ

マトリックスの解釈

みなさんはじめまして。
単なる自己満足なんですけど、私なりのマトリックス3部作の解釈を書いてみたいと思います。

(私はザイオンが存在する世界はあくまで現実だと思います。)
このマトリックス3部作の騒動の計画者はオラクルではないでしょうか。そう考えると一番納得がいく気がします。
マトリックス内、また人間とロボットとのバランスをとろうとする最上位プログラムがアーキテクトであり、
それに相対するバランスを崩そうとするプログラムがオラクルである、とは劇中にありました。
つまり、5回にわたって繰り返されたマトリックスのバージョンアップ・リロードという行為はもはや
ルーチン的に完成され、アーキテクトが望む安定化行為と化していたのだと思います。
これを崩すためにオラクルが一計を案じたのではないでしょうか。そのために、オラクルがしたことは以下の点だと思います。

1)スミスというネオに相対するプログラムの作成
2)スミスとネオを引き合わせる計略
3)自身がソースに戻りバージョンアップすることでの自らの力を増強
4)バージョンアップ後でのスミスとの融合

スミスというプログラムに対して、ログに残っている前救世主たちのプログラムを参考にするなりして
ネオをコピーするという能力を持つように設定したのでしょう。
オラクルがスミスを作ったとすれば彼がオラクルを「母」と呼んだのは納得がいきます。
(セラフの逃げ足の話をしていたのは、以前にエージェント対エグザイルとして戦ったことがあったのでしょう)
オラクルがネオに言った「スミスはネオの負のコピー」という話、レボリューションズの最後でネオとスミスが打ち消しあい
消滅した点、スミスが他のプログラムに自らをコピーしたときに増強されたプログラムはコピー全体にいきわたっている点、
を考えれば、スミスの能力が上昇すると、その能力上昇はネオに対してもフィードバックされ、ネオの能力も上昇していた
ものと考えられます。これによって、ネオがアーキテクトの言葉を覆してトリニティーを救えた点、また多少無理がありますが
その超能力を現実世界にフィードバックした点も納得できるでしょう。
つまり、オラクルはスミスの暴走、救世主の能力の強化、(さらにアーキテクトによる救世主の性質の変化)によって
安定化してきていたマトリックスのバージョンアップ・リロードという仕事を阻害し、人間と機械とのバランスを
崩そうとしたのだと思います。

長文になりましたが、読んでいただいた方、ありがとうございました。
(PC)
2 TOMO
面白い考え方だと思います。そう考えると、レボラストの「危険なゲームをしたものだ」「解っていた訳ではないが、信じていた」あたりのセリフが重くなりますね。
もっと突っ込んで全体像を構築してください。
ちなみにこの程度では「長文」とはいえないかも(すみません、長文の元凶的な感覚です笑)。
(PC)