広島皆実高校25期(昭和46年入学〜昭和49年卒業)の掲示板
過去ログ24
2009/1/4 21:18
▼無名さん安藤隆人(サッカージャーナリスト)のコラム(4)
堅守と強攻。この2つがかみ合ってつかんだ勝利。
「今日の勝利は自信になる」と藤井監督が語ったように、守備だけでなく攻撃面でも狙いが実践できたこの勝利が持つ意味はとてつもなく大きい。
新たなるスタイルの構築への足がかりを――。
偉大なる先輩たちの思いを引き継いだ若き指揮官の次なる関門は、就任してからいまだ破れていないベスト8の壁。
藤井監督の挑戦はまだまだ続く。
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2009/1/4(日)21:18
▼無名さん安藤隆人(サッカージャーナリスト)のコラム(3)
■攻守両面の強化が実を結んだ作陽戦の勝利
前置きが長くなったが、こうした地道な強化の成果がこの日の試合で結果として表れた。
作陽(岡山)に対し、松岡祐介と井林章のセンターバックコンビが軸となって、ピッチ全体に網を張り巡らせて、
攻撃の糸口をつかませなくすると、奪っては金島悠太、玉田耕平の2トップが果敢に相手ディフェンスラインのギャップに走り込む。
リスク覚悟で攻撃態勢に入った浜田晃を中心としたMF陣が、何度もチャレンジのパスを狙っていく。
39分の決勝点はまさに「堅守強攻」から生まれた。
マイボールにするや否や、浜田にボールがつながると、次の瞬間、ディフェンスラインのギャップに走り込んだ玉田へ絶妙のスルーパスが供給される。
これをワンタッチで抜け出した玉田が、GKとの1対1を冷静に沈めた。
広島皆実にはこの1点で十分だった。
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2009/1/4(日)21:17
▼無名さん安藤隆人(サッカージャーナリスト)のコラム(2)
オールコートディフェンスで相手の自由を奪い、ボールを奪ったら一気にショートカウンターを仕掛ける。
今年、藤井監督が力を入れたのが、このショートカウンターの部分。
ボールを奪った瞬間に、それまで統率の取れていた守備陣形を崩し、一気にリスクを背負った攻撃を仕掛ける。
これを実現するために、2トップの動き出しを徹底し、両サイドバックの攻撃参加、ボランチの飛び出しの意識を徹底して植え付けた。
もしこれが前述したような人数を割いたり、中央を固めるディフェンスであれば、ショートカウンターは実現しがたい。
なぜなら、ショートカウンターにはボールを奪った瞬間の初動が重要だからだ。
まず守備ブロックを作るディフェンスだと、ボールを奪った後の攻撃に移る全体的な初動が若干遅れてしまう。
それがオールコートディフェンスであれば、奪った瞬間にセンターや両サイドに選手がいるため、バリエーションあるカウンターを仕掛けられる。
あとは全体の初動と前への意識さえ植え付けられれば、藤井監督のイメージする「堅守強攻」は実現する。
藤井監督は選手全体に「突破」の意識を植え付けるトレーニングを徹底し、今大会に臨んできた。
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2009/1/4(日)21:15
▼無名さん安藤隆人(サッカージャーナリスト)のコラム(1)
広島皆実が築く新スタイル「堅守強攻」
<3回戦 広島皆実(広島) 1−0 作陽(岡山)>
■ショートカウンターを可能にするオールコートディフェンス
「これまでいろんな人たちが広島皆実というチームにかかわってきて、長い年月をかけて作り上げてきたからこそ、今がある」
広島皆実(広島)の藤井潔監督は試合後、そう口にした。
広島皆実といえば、守りの堅いチームのイメージが強い。
確かに広島皆実の守備は高度な組織で構成され、非常に堅いことは間違いない。
だが、彼らの武器は実は攻撃にある。
藤井監督が今年、掲げたのはずばり「堅守強攻」。
堅守をベースに、仕掛けるところはリスクを冒してでも強気に仕掛けていくというサッカーだ。
「まず『一撃必殺』の気持ち。『堅守速攻』ではなくて、『堅守強攻』が必要なんです」
単純に堅守となると、それは守備に人数を割いたり、中央を徹底して固めるディフェンスをイメージする人が多いが、
広島皆実にはそれは当てはまらない。
なぜなら、彼らはセンター、両サイドと満遍なく守備の網を張り巡らせ、相手が侵入してきたら、
ピッチ全体が連動して、2重3重の網でボールを奪っていく。
つまり、バスケットで言う「オールコートディフェンス」を敷いてくるのだ。
2009/1/4(日)21:14
▼無名さんデイリースポーツオンライン
今度こそ国立だ!広島皆実3年連続ベスト8
「全国高校サッカー3回戦、広島皆実1-0作陽」(3日、駒沢)
3回戦8試合が行われ、広島皆実(広島)は作陽(岡山)に1-0で勝利を収め、3年連続のベスト8を決めた。
前半終了間際にFW玉田耕平(3年)のゴールで先制。守備陣も奮闘し、作陽の反撃を許さなかった。
5日の準々決勝(駒沢)では四日市中央工(三重)と激突。チーム初の4強入りに挑む。
◇ ◇
先発出場した選手の中で、身長は最も低い。164センチの玉田が強豪相手に値千金の先制弾を決めた。
前半終了間際の39分。敵陣に入ったところからのMF浜田の縦パスに反応した。
玉田はゴール前で相手DFをかわすと、ゴール右隅に左足でねじ込んだ。
アシストの浜田と抱き合って、先制ゴールを喜んだ。
なかなか得点を挙げられなかった。県大会の準々決勝・山陽戦での得点後、4試合連続で無得点だった。
「今まで苦しい場面で得点できずに悔しい思いをした。その分、きょうはうれしかった」。
チームを3年連続のベスト8へ導き、ホッとした表情を見せた。
相手は高校総体ベスト8、ユース選手権でもベスト4に進んだ作陽。
しかし、これまで公式戦、練習試合を含めて3戦3勝と得意の相手だった。
全国大会での成績は劣っていても、苦手意識はなかった。
選手たちはフィールドでも冷静に判断できた。
「相手はキャプテン(DF安良田)が前半に出ていなくて、ディフェンスはガタガタだった。
浜田と話して“裏に出す”という話をした。それが決まりました」と玉田。
狙い通りの一発に笑いが止まらない。
準々決勝の相手は四日市中央工。
「ベスト4は新チームになってから目標にしてきた。選手にも強い意識がある」と藤井監督。
昨年は津工に敗れて4強を阻まれた。
今度こそ、三重県勢を撃破して、目標に到達してみせる。
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2009/1/4(日)21:01
▼無名さん日刊スポーツニュース
広島皆実が3年連続の8強/高校サッカー
<高校サッカー:広島皆実1−0作陽>◇3日◇3回戦◇駒沢
広島皆実(広島)が3年連続で8強に進出。
第87回全国高校サッカー選手権大会の3回戦8試合が行われた3日、
広島皆実は作陽(岡山)との中国ダービーを制し8強入り。
FW玉田耕平(3年)のゴールを鉄壁の守備で守りきる価値ある1−0勝利だ。
5日、四日市中央工(三重)と4強の座をかける。
1−0の完勝だ。相手は中国地方の覇権を争うライバル作陽。
昨年の選手権ではPK戦の末に勝利し、プリンスリーグ中国では2戦2勝と広島皆実が勝っている。
手の内を知り合う優勝候補同士の一戦は、臨機応変に挑んだ広島皆実に軍配が上がった。
試合前のコイントスに勝利した主将DF松岡は、風下サイドを選択。
「相手の先発メンバーを見たら、前半は守備固めに来る」と松岡。
過去の対戦から4−2−3−1布陣を敷く作陽の中盤両サイドが守備的と判断。
相手の攻撃力が劣る前半を、風下から攻める作戦を取った。
攻め続けて迎えた前半終了間際だ。MF浜田の縦パスに鋭く反応した玉田が、
DFラインの裏へ抜け出し、GKとの1対1を冷静に決めた。
公式戦4試合ゴールから遠ざかっていた玉田は
「ここまで苦しい場面で点を取れなかった。うれしいです」と喜んだ。
後半は松岡を中心とした固い守備で虎の子の1点を守り抜き1−0完封。
風下では足元のショートパスを多用し、風上では浮き球やロングボールも織り交ぜる。
さらに組織的な守備。ゲームを支配し、「やりたいことが出来た」(松岡)。
第84回大会出場の広島観音から県勢は4年連続で8強進出だ。
しかし、4強は第54回大会以来遠ざかっている。次の相手は四日市中央工。
「この試合(4強入り)を目標にやってきた。
注意深く大胆に行く」と藤井監督。
“堅守強攻”に“適応力”を身につけたイレブンが、悲願の4強進出を狙う。【佐藤貴洋】
[2009年1月4日13時23分紙面から]
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2009/1/4(日)19:02