あかはたともみの”でいり〜赤旗”掲示板

過去ログ85 2004/4/30 0:53

◆のもくん
愛知
対岸の火事と決め込んでいる人へ
「ナチスが共産主義者を攻撃した時、自分は少し不安であったが、とにかく自分は共産主義者ではなかっただから何も行動にでなかった。次にナチスは社会主義者を攻撃した。自分はさらに不安に感じたが、社会主義者では何も行動にでなかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人等どんどん攻撃し、自分はそのたびにいつも不安を増したが、それでもなお行動にでることはなかった。それからナチスは教会を攻撃した。自分は牧師であった。だから立って行動にでたがその時はすでに遅かった。」これは、ナチスの収容所から奇跡的に生還した牧師マルチン・ニメーラーの言葉です。今、イラク、ファルージャで大量のイラク人がアメリカ軍に掃討作戦で虐殺されており無差別攻撃でクラスター爆弾まで使用した攻撃で六百人以上のイラク人が殺されている。死者の多くが女性、子供である。アメリカがこのままの強弁姿勢を続ければイラク全土が占領勢力への攻撃を行うであろう。パレスチナではハマスの指導者ヤシン師の暗殺を受け中東は今後どうなるか予測不能だ。平和ボケ日本は対岸の火事としていいのか。国民の背後には有事関連七法案という平成の国家総動員法がすぐ目の前だ。
2004/4/30(金)0:53

◆蒼月
自由主義
新自由主義は企業にとっても諸刃の剣ですから、単純に企業や資産家に有利な体制と思い込むのはどうかと思います。もし、そう思いこんでいる資産家や企業がいるなら浅はかさんですね。
半共分子さんも仰ったように、持てる者もいつ持たざる者に転落するかわからないのですから。
その意味では規制だらけの社会のほうが企業とか資産家には有利でしょう。銀行の護送船団方式などはその典型で、努力しなくても銀行が潰れる危惧はないのですから適当に仕事をこなしてればよかったのです。そんなので利用者が満足できるサービスが提供できるでしょうか?
プロジェクトXでは、クロネコヤマトの宅急便が過疎地域での営業が出来るようになるまでに、様々な規制に妨害されてきた様子などが紹介されましたね。
また、ベンチャー企業や中小企業が一芸に秀でた営業で大企業とは一味違う営業を行うことが出来るのも規制が少なくなければなりません。ノーベル賞化学者が名もなき中小企業から出た意義は無視できません。

「弱肉強食」「勝ち組理論」は、自由主義の仕組みに潜在していたとしても、その仕組みの稼動に必要な要素ではありません。
その意味で、「自由主義=弱肉強食」という偏見を賛成者からも反対者からも取り除かなければ、自由主義の健全な成立は遠いのかもしれません。
2004/4/30(金)0:01

◆蒼月
歴史の授業
私が学校で習った歴史と半共分子さんが習った歴史はずいぶんと違うようですね。やはり、公教育と言っても地域ごとの格差というものは確実に存在すると言うことでしょうか? それとも、ジェネレーションギャップでしょうか?(笑)
私が学校で習った歴史は民衆からの視点がメインであったように思い出されます。
小5の頃には義経の足跡を訪ねて平泉に行ったりするような歴史ファンでしたから、民衆史とでも言うべき授業内容は物足りませんでした。そういう意味で半共分子さんが羨ましいです。もっとも、新撰組や赤穂浪士を楽しめない半共分子さんは逆に私のほうが羨ましいのでしょうが。
隣の芝生はなんとやら、ですか(^^;

>民間レベルの交流
司馬遼太郎さんは「個人で付き合う分にはロシア人は気のいい親しみやすい人々だ。だが、不思議なことに国家レベルでのロシアというものは恐ろしいまでの膨張欲をむき出しにしている」と言った趣旨の発言をしています。
民間レベルでの交流も重要ですが、国家同士の問題は国家同士でしか解決できません。民間交流からのフィードバックはあるにしても、それが最終解決の方法でないことを弁えないといけません。
さらに北朝鮮の問題で言えば、金正日がもっとも恐れているのは北朝鮮の民衆が客観的に自分たちの置かれている状況を知ってしまうことです。今の北朝鮮の人々は情報を遮断されて比較対象が存在しないから、どん底の生活でも何とか耐えているのだと思います。ですが、民間交流などが進み、北朝鮮の民衆が自分たちがいかに不当な支配と搾取を受けているのかを知れば、ただで済むはずがありません。
北朝鮮を崩壊させるのは爆弾でも銃弾でもなく、情報と啓蒙だと考えます。半共分子さんはそういったものまで見据えての民間交流と言う提案ですか?
2004/4/29(木)23:29

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