あかはたともみの”でいり〜赤旗”掲示板

過去ログ39 2004/4/6 22:45

◆蒼月
国旗の概念は
欧米から幕末に輸入されたものです。
確か、万国公法で公海を航行する船は所属する国家の旗を掲げなくてはならない、といった規定があり、徳川幕府が所有する艦船に日の丸を掲げたことで、対外的に日本の国旗という認識ができたそうです。
司馬遼太郎の小説(燃えよ剣)からの知識ですが、戊辰戦争の段階では幕軍艦(蝦夷共和国)は日の丸を掲げ、官軍艦は菊章旗を掲げていたらしいです。戊辰戦争は長く続いたわけではないので、日の丸が日本の国旗となるのにさほどタイムラグはないと思われます。
国旗としての日の丸は、国旗の概念が輸入されたのとほぼ同時と思ってよろしいかと思います。
2004/4/6(火)22:45

◆蒼月
自分の無学を
ここまで悔しく思ったことはない。
自分が愛する国歌をここまで批判にされて、満足な反論が即座に出来ない。
なんと悔しいことか。
ですが、半共分子さんの「君」「代」に関する部分、なにか引っかかります。大学時代に勉強したのは主に万葉集でしたが、ちょっと勉強しなおしてみます。古今集よりも古い和歌集ですから万葉の事例で見つかれば、半共分子さんも納得できる反論をお返しできるでしょう。

国歌について、国民の審判を仰ぐべきという意見は確かにそうかもしれません。
ですが、その手段は慎重に考える必要があると思います。
今すぐに「国歌にしたい曲を書いて投票」となったら、君が代が圧勝するでしょう。対抗候補がばらけることが必至だからです。
しかしながら、国歌を問い直す国民投票が行われるには猛烈な「君が代に対するネガティブキャンペーン」が存在しないはずがありません。「君が代は国歌に相応しくない」という目標が先にあり、「○○を国歌にしたい」というのは副次的なものだからです。私は寡聞にして「国歌としての君が代は大好きだけど、それ以上に○○を国歌にしたい」という意見を聞いた事がありません。というわけで、国民投票に持ち込まれた時点で「君が代は国歌に相応しくない」という一時の流行が起こっている可能性が高いです。煽りに煽られたネガティブキャンペーンが冷めないうちの国民投票は感情にしこりを残すことでしょう。自民党が自発的に国民投票で白黒つけようなんて言いそうにないですし。
国民投票の決定から、投票の実行までの間に冷却期間となる10年を置くというのも考えました。が、この方法では学校教育の現場が大変なことになるでしょう。「教師による意見の刷り込み」とか「教育委員会による意見の押し付け」とか水掛論が容易に想像できます。
こうしてみると、民主主義とは決して万能なものではありませんね。というより、チャーチルが言ったように「民主主義は最悪の政治」なのでしょうね。
2004/4/6(火)22:24

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