―紅海―

そこは夕暮れでも無いのに真紅に染まる海
様々な物が流れ着き、守るように水属性の強い魔物や怨霊が現われる
セリシアーシャ
【以降亀レスです】
セリシアーシャ
(まるで誘われるように、水龍の魂は戦乙女の差し出した右手に吸い込まれ、その際、強い突風が巻き起こったものの、英霊の姿がなくなれば、ひらりと身を翻し、浜辺へと戻り。トン、と軽い足取りで着地すると同時に、女の姿は浅葱から真紅のローブへと変わって。その背からも、翼は見えず…。)
セリシアーシャ
(まるで紡いだ言葉に共鳴するように、海が大きく波打ち。しかしてそれは次第に収まり、深き海の底より現れたのは、青白い大きな球体で。)
……まさか、こんなに早く応えてくれるとはな。彼女の言葉、事実というわけか。
(自嘲気味に笑みを浮かべたが、直ぐにフルフルと首を横に振り)
水龍の魂よ、私の手を取るがいい。私は戦乙女…しかし、私に選ばれた魂は今、長き眠りについている。何故ならば、戦う必要がないからだ。
(言ってゆっくりと右手を差し出して、薄く笑みを浮かべて。)
安らかに眠れ…いつか、その刻が来るまで…。