―果ての廃墟―

彷徨う死者の魂、魔物が溢れる
昔には栄えたであろう町の哀れな傷痕
桐山雛
ええ…そういう風にまとめるのが一番妥当でしょう。ともすれば鉢合わせていた可能性ですらあるのですから。ええ、そのように呼んで頂いて構いません。
(相手の意見には軽く賛同し、自身もいつの間にか身体に積もった雪を振り落とし)>エスペラント
メルティーナ
そっかー、お疲れ様です(己はたまたま通りかっかっただけの身、きちんと仕事を果たすべく訪れたという相手に敬礼してみせて)
ふふ、お粗末さまですー。私には戦う力がないから(能力に触れられれば照れ臭そうにはにかんで笑いつつ戯けるような仕草で一礼し、自分にはこれしか無いのだと肩を竦め)>雛
エスペラント
ククッ…そうだな?じゃあ、お互い様ってことで……雛って呼んで良いか?(軽くまとめてしまうとメルのおかげで傷も癒えたことで肩を落とすと、親しみを込めた意味合いで名前だろう単語を口にし問いかけて、バンダナを再び頭に巻き)>桐山
エスペラント
(先程まで多少の痛みがあったもの感じなくなると視線を傷口があった箇所に向けて破れた服から見える肌に触れて感心しつつ)流石メル嬢…タッグを組めば怖いものなしだな?ククッ…まぁな、両手に花ってことで(茶化すように告げると攻撃と支援とばかりに笑って言い、桐山と知り合いな様子にはキョトンとして)なんだ、知り合いだったのか。警戒して損したぜ…>メル
桐山雛
いえ、この様な場所ですからそれは致し方ない事…こちらも同じ様に殺気立てていましたので…申し訳ない…エスペラントさん
(相手が警戒を解き、更に軽い謝罪をしてくれば自身も警戒を解いて手にした刀を背中の鞘に収め。殺気が消えたことで角が取れたのか律儀な敬語で深々と頭を下げ)>エスペラント

こんばんは。いや、私も魔物退治の依頼を受けたので…。しかし治癒魔法…初めて見ました…(刀を収めたことで全身の気を少しだけ抜き、知己の相手には軽く会釈して)>メルティーナ
メルティーナ
(意識を集中すること数秒、口内で何事かを呟くと同時に一陣の風が柔らかく相手の腹部を撫でれば傷を癒していき。やがて小さな吐息と共に瞼を上げれば女房との単語に口角を持ち上げ)…ふう。これでとりあえずは大丈夫かなぁ。女房は他にいるでしょー?
おー、エス格好いい!(しかし相手の言葉で漸く新たな気配に気付いて一気に緊張した空気を纏いつつも口先では軽口を紡ぎ)>エス

…あ。雛?こんなところで奇遇だねぇ(対峙する形になった相手を改めてきちんと見遣ればそこに居たのは見知った姿。緊張感の欠片もなくひらひらと手を振って)>雛