―果ての廃墟―

彷徨う死者の魂、魔物が溢れる
昔には栄えたであろう町の哀れな傷痕
メルティーナ
ふふん、雨の日だとやっぱり私に分があるようで。むー、そんな寂しいこと言って!でも、薄っぺらい友達がたくさんよりいいんじゃない?(いつもよりも勢いの無いように感じられる相手の様子にほんの一瞬だけ間を置いてから得意気に胸を張り、次いで呟かれた言葉には軽く唇を尖らせてから本当に信用できる友人がひとりでも居ればそれで十分ではないかと首を傾け)
…熱くない?熱くないなら、お願いしようかなぁ。(相変わらずの物言いはさらりと受け流して相手の指先に灯った炎を感心した様子で見つめ、少し悩むように目を細めて)
エスペラント
それは……いつも感覚に頼ってるから、つまり気配だ…こんな雨の中じゃ不利すぎる。ふむ…メルは友達多そうだもんな?俺は、知り合い含めたら数いるが…友達だけだと寂しい…(相手の言葉耳に通ると眉をしかめて、普段と違い若干弱腰で口ごもりながら不満げに睨み、友人に関して今は二人だけなため侘びしそうに呟いて)濡れ鼠に立たれてるだけで迷惑だ…嫌じゃなきゃ乾かす…(自分と相反して元気な様子にわざとらしく肩を落とすと、相変わらずな態度の後、鎌を持っていない右手人差し指に小さな炎を灯すと問いかけて)
メルティーナ
私と魔物を勘違いするなんてひどいなあ。イベントはー…友達に会えなかったのは残念だったかも。(けらけらと明るく肩を揺らし剣を持っていない方の手で口元を隠し、イベントの話になるとその笑みを僅かながら苦いものに変えて肩を竦め)
あ、濡れ鼠が近付くと良くないかなー?(自身がすっかりずぶ濡れであることを思い出してはたと足を止め、雨の滴る髪の毛をひとつまみ持ち上げてへらりと笑い)
エスペラント
(聞こえくる声が雨音に掻き消されてしまうもの言葉が通じる相手だと言う事は分かり、誰なのか悪意など普段ならある程度読み取れる気配が全く分からないため警戒心はまだ捨てきれず、一応刃が触れないよう一歩下がり現れた相手を見て同じく溜息にも似た声が出て)あ…何だ、メルか…魔物かと思った。ここは遊び場じゃないんだぞー…こないだのイベントは楽しめたか?

【お優しい言葉有り難う御座います(泣)いえいえ、此方は1時まで可能ですのでお時間許す限り宜しくお願いします♪】
メルティーナ
(それなりに距離も近付いた頃、向こうから掛かった声は雨音に紛れて明瞭には聞き取れなかったものの、少なくとも言葉の通じる相手であることに気を緩めてそのまま近付いていき)
別に、警戒してもらえるほどの怪しい者じゃ……、あ。(鈍く光る刃が此方に向けられはっきりと警戒されている現状に小さく肩を竦め、自らは剣の切っ先を下げた状態でついに相手を視認できる位置まで進んだところでぱちりと瞬き)

【いえいえ、気づいていただけただけで幸いです^^本当に短時間になってしまうかと思いますが、どうかよろしくお願いいたします!】
エスペラント
(ぼんやりと知らない間に時間が経っている事に気付くと、レクイエムの切っ先を下へ落として、雨のせいか魔物の気配も感じ取れず、不意に何か分からない気配に気付くと自分の弱点満載な状況に加え安全地帯とは言えない場所から警戒心強め、身体事其方に向けてレクイエムの刃を上に)…誰だ?魔物だったら返事は出来ないはずだからな…