−巨大図書館−

円形の構造で広く、壁一面にも多種多彩な古い書物から新しい書物が並び
簡素な椅子と机があるだけの膨大な書物に埋め尽くされた図書館
セリシアーシャ
退室
一理あり、か。確かに語弊を与えそうな言葉ではあるな。
(心理を探ることと観察をすることでは彼の言う通りまた違うもので。流石に言い過ぎかと思案したものの、言う気がないのに気づいた様子の彼から不満の声が上がればクスクスと笑いながら身を翻し。)
そのうちに分かる。…帰るのならば、良ければ途中まで送ろう。
(やはり言う気はないらしく笑みを浮かべて言えば、向かうのが居住区ならば暫くは同じ道を帰るのだろう。言えば一歩、帰るべく踏み出し己が邸へと向かい始めて…。)

【こちらこそお相手ありがとうございます!えー、なんて言っちゃう玖郎くんがとっても可愛くて背後はニヤニヤでした!また是非お相手ください!ではでは、おやすみなさいませ。】
佐奈 玖郎
そうですね。
(何にしてもそうだが、本を読んで得たものも経験に近いもの。それも一つとして大切にするのは良い事だと、同じように頷いて)
相手を見て察するのは大事ですけど、観察となると聞こえは良くないですよ。…え?…えー、何なんですか?気になるんですけど…。
(感情を読み取るのは察する事に通じ、それは大事な事だと思うも良い印象は受けないと素直な感想口にして。己を見ていた相手が問い掛けに答えず、笑うのを見れば言うつもりがない事に気付いて非難の声を上げて)
自分も帰ります。 いい時間ですし。
(相手の帰るとの言葉にもうこんな時刻かと周囲を見やり、眠くなるまでの時間潰しに来たので己も帰ると答えて)

【了解です。今宵はありがとうございました+先に退室して下さいませ〜】
セリシアーシャ
確かに考えさせる、というのは間違いではないな。…この物語は、真価を発揮しているのだから。
(考えさせる、というのは確かだと頷き微笑んで。)
悪趣……良いとは言わんが、そこから感情を読み取るのも、面白いものではあるぞ。
(なかなかにはっきりと告げられた言葉に、意外と葉に衣を着せぬ言い草だと意外だと笑みを浮かべ。だがそれはそれで面白いため一概に悪趣味とまで断言はすべきではなく、不思議がる相手に思いついたあることににんまりと、笑みを浮かべると、今宵はそれまでとして。)
私はそろそろ邸へとかえるが…卿はどうする?

【すみません、ちょっとうとうとしているので、次で退室します(;>_<;)】
佐奈 玖郎
そうだったんですか…。まぁ感じ方はそれぞれですけど、この本は読み手に"考えさせる"のが目的なんでしょうね。よく分からないけど、これが切っ掛けで何かを得られたなら良かったですね。
(同じように感じたと聞くと純粋に本から感じ取ったのか、それとも相手にも過去に似た境遇に合ったのだろうかと思い視線を向けて。だがそれを訊くことはせず、この本の解釈に一つの答えなどなく、それぞれが感じた事を大切にするべきだと述べる。装具と言われても何かは知らないが、それから得た何かがあるなら良かったとニッコリ笑って)
趣味が人間観察とか、趣味悪くないですか?ただ…真意を探るのはクセになってるかも知れないけど。……?…何ですか?
(相手からの言葉に、そんな趣味はヤダなーっと苦笑を洩らして。しかし己自身でその理由を推し測ってみれば、そういう事だろうと呟いて。そして己を見つめて考える相手を瞬きをして見返せば、首を捻って何だろうと問い掛けて)
セリシアーシャ
そうか。…私も、同じように考えた。孤独と絶望、哀しみと……。この物語を軸に、一つの装具を作るつもりなのだ。どんな出来になるかは私にも分からないが、やはりこの物語を選んだことに、間違いはなさそうだ。
(彼の言葉は主観なのか三者の目線なのか分からなかったものの、そこに持った感情は同じもの。大きく頷くと、先日、もう一人の公爵と話した一つの核を中心に自らの力を注いでいくというもの。それを行うための根底を探していたようで、これに決めたとばかりに微笑んで。)
趣味は人間観察、とか?…気づいていない?無意識か。…ふむ…。
(興味がある、と聞けば人の動き、表情などを見るのが好きそうだと思ったからこその1つの内容を挙げてみせる。果たしてどうだろうかと思いつつ、表情に関しての返答には意外すぎると驚きに目を丸くして。本を片手で持つと、空いた手を己の顎に添え、彼の表情を見つめながら何かを思案して。)
佐奈 玖郎
"想い"ですか……同じ人間という枠組みから外れた"孤独"かも知れませんね…
(相手の疑問としている所を聞けば、視線を本棚へと上げて並ぶ本を眺めて。己も人間でありながら異能を有し、他と異なる疎外感や孤独を味わった。もしかしたら魔女と似ているのかもと思えば、当時を振り返りながら感じたままを口にして)
勤勉じゃないですよ。そういう、心や精神の働きに興味があるんだと思います。…笑顔?そうですか…?
(褒められるような事ではなく、ただの探求心だと可笑しそうに笑って。しかし笑顔の事に触れられれば自覚がなく、不思議そうに首を傾げて)