−裏通り−

入室
(普段と変わらない黒装束姿ながら肩口を押さえて多少辛そうな表情と、いつも以上に高い熱が汗となって流れ。閉まっている店の石段に腰を下ろすと先程買った包帯を取り出して処置を試み)…ッ。久しぶりに油断した…魔物に噛まれるなんて、最悪だ。

退室
(雪が止んだ後も歌のメロディーに合わせて傘を回して遊び、唇を閉じるのと同時に漸く傘を閉じては一旦足を止めて空へと視線を上げ)
雪合戦とかしたかったなー。…また降るかなぁ。(裏通りの雰囲気にそぐわぬのほほんとした調子で零しつつ視線を鞄に落とし、闇市で手に入れた品物を生地越しに触って確認してから歩みを再開しそのまま夜の闇に紛れ)
ま、今はちゃんと配達することに専念しなきゃだよねー。

入室
ゆーきやこんこ、あーられーやこんこ。(黒白ボーダーのニットワンピースに黒い前開きポンチョを羽織り、袖口から僅かに覗く指に小さなウサギのシルエットの鞄を提げ。空いた手で差した傘が道を塞いでしまっている程細い路地を進む足取りは決して軽くはないものの、小さく口ずさむ歌はあくまで楽しげに弾んだメロディーで、機嫌良くくるくると傘を回し)

退室
…よしっ
(買い物に満足したのかヒラリと踵を返し、軽く空見上げ調合方法を頭の中でまとめながら帰っていき)

待機
…あぁ…あと、竜血樹の樹脂もいるな…
(ふと市に並ぶ品を見て思い至ればついでに買っていくかと品質見定め)
うん…じゃ♪コレ…
(ヒョイと購入決めて代金支払い)

入室
(黒いタートルネックにスキニーパンツ、上には黒いロングコートを羽織り紙袋を抱え歩いてくれば)
…ゲゲレブリ草の種子…麝香猫の麝香嚢とコピ・ルアク…月狩り草の花…
(ぶつぶつと小さく呟き、おろしたままの髪を掻き上げ)