―Schon大橋―

黄昏時には緋色に染まる美しい白亜の大橋
北区画と西区画の間に隔てる大河を渡る橋は幾つか存在する(大橋は沿岸)
セリシアーシャ
…ごきげんよう。折角美しい瞳をしているのに、隠してしまうのだな?
(水浸しの姿はたまに過ぎ行く者たちが一様に視線を向けている。問題ないというのは少し違和感が残ると思いつつも、それ以上の追求はせず。あいさつをされれば、こちらも挨拶を。ゆっくりと立ち上がると、眼帯で見えなくなった青眼に勿体無いとでも言うように首を傾げる。)

【ありがとうございます!ではでは、よろしくお願いします〜。】
ラディアンテ
(此方へ近付いてくる存在に気付き、肩越しに振り向いて左右非対称の瞳を向けた。そして慌てて眼帯を着けて、改めて体を向けると口元に小さな弧を描き)

えぇ、問題ないわ。
こんばんわ。

(続けて挨拶返し、再び視線を街の方へと向けて)


【こんばんわ。どうぞ宜しくお願いします!】
セリシアーシャ
入室
(白い綿のレースワンピースを着用し髪は簡単にまとめて宝石を散りばめた髪飾りで留めて。白いサンダルを履いて歩んでいるとびしょ濡れの小柄な少女の姿を見つけて。一旦止まって考えたものの、直ぐに少女へと近づいていき。)
随分と水に濡れているようだが…ご機嫌いかがだろうか?
(そのまま近くまで歩めたのなら少女の前で立ち止まりそっと片膝をついて少女を見つめるだろう。)

【こんばんは、お相手よろしいでしょうか?】
ラディアンテ
入室
(雨は降っていない筈だがこんな時間に大橋を歩く少女はびしょ濡れで、偶然通り抜ける者はつい視線を向けてしまうだろう。先程まで港の海中を気晴らしに泳いでいた所であり、彼女自身は何事も無いように歩んでいる)

……本当に平和ね、この帝都は。

(誰に言うでもなく独り言をぽつりと漏らすと足を止め、橋から見える街を眺めて。眼帯を外し、それを左手に握ると視力は無い為見えないが青い瞳を晒した)
梅芳
退室
(昇ってきた陽光を避けるように鞄の中から上着を取り出して羽織り、フードまでしっかり下ろして)
…いくか…
(今日も晴れそうだと小さく独り言ち、ゆっくりとその場を後にして)
梅芳
入室
(白いカットソーにインディゴのデニム、日除けの上着は今は丸めて鞄にしまい、橋の中程まで歩いてくれば欄干に肘をつき川面を流れる風に心地良さげに目を細め)
…ふぅ…また暑い季節がくるな…
(暑さに比例するように日差しも強くなるであろう事も予想できて、深いため息を吐いて)