―Schon大橋―

黄昏時には緋色に染まる美しい白亜の大橋
北区画と西区画の間に隔てる大河を渡る橋は幾つか存在する(大橋は沿岸)
ラディアンテ
置きレス
えぇ、久しぶり。
気にならない。鰭が乾かないように濡れ…っ、有り難う。

(濡れているのはいつもの事であり、その問いに答えようとしたが差し出された傘の下、至近距離で彼女の瞳を真っ直ぐ見つめている内に濡れた頬を拭われれば、ほんのり赤みを帯びた顔を逸らした。こういうのも悪くないなと思ったのだろう、傘を持っていなかったという事にしようとそう答えたがびしょ濡れの自身が一緒の傘に入ってしまえば相手も濡れてしまうのではないかと心配し)

傘が、無かった…から…かも。
でも…可愛い着物が濡れちゃうよ。

(眼帯も濡れており、それを外すと左右非対称の瞳が露になる。ぎゅっと眼帯を搾り水分をある程度抜くとまだ着けずに腕に引っ掛けた)
アルバ
【置きレス】
(憂いを帯びた表情で流れる川を見つめていたが、不意に届いた鈴のような声。紡がれたのは己の名だったと認識すればゆっくりとそちらへと振り向いて。下駄が小さな音を立て、その頃には少女の姿をアルビノの証したる朱の瞳が捉えるだろう。そして、暗かった表情は一瞬にして笑顔へと。)
クーちゃん!久しぶりね…って、雨が降っているのに、どうして傘をささないの?気にならないの?
(駆け寄ってきてくれる彼女へとこちらも歩み寄ると、ずぶ濡れの姿に驚いて目を見開き、慌てるように傘の中に入れようと差し出す。所謂相合傘になるようにと考えながら空いている片方の手で浴衣の袖を持つと、少女の濡れた頬を拭おうとして。)

【こんにちは!お久しぶりです♪ぜひぜひお相手おねがいします♪】
ラディアンテ
入室/置きレス
………ぁ。

(雨の中傘も持たずに歩いていたのか、ただいつものように海に入ってきたのか全身濡れたまま街を歩いている少女が一人。水分を含んだ衣類からは水滴が滴るもののそんな事など微塵も気にしていない様子の彼女は橋の手前、視界の先に友達である少女の姿を確認すると足を止めた。暗く見えたその表情は少し明るくなり、ごくりと唾を飲み込んでから彼女の元へと駆け付ける)

アルバちゃん…!

【お久しぶりでございます!もし宜しければお相手願えますでしょうか?】
アルバ
【入室/置きレス】
(髪は青い蜻蛉玉のついた簪と生成色の花飾りで一つにまとめ上げ、白地に黄色や青を使って細やかに柄の描かれた浴衣に、表が青の縞、裏が水色の帯、黄色の帯紐に蜻蛉玉を飾り。青い鼻緒の白木の下駄を履きカラ、コロとどこか履きなれていない様子で歩くその手には傘が握られており。昼間は随分な豪雨だったものの、夜には雨脚も弱くなり灯籠を燃やせるほどの小雨に変わった。お陰で楽しみにしていた灯篭が燃えていく炎を見ることはできたのだが、どこか寂しげで橋の中腹に来ると川を見下ろして。)
本当に、夏が終わってしまうのね。…それだけなのに、どうしてこんなにも、季節の移り変わりを感じ取ってしまうのかしら。
梅芳
退室
そうかも知れんな…だが…
(寂しそうなその桃色の瞳にニコリと笑んでやれば)
…これから良いものを写していけると良いな?
(今まで…それは糧として否定はしない、だがこれから良いものを見ていけば良いと告げて)
あー…すまないね
(笑うなと言われれば何故か笑いは込み上げるばかり、喉の奥でクックッと笑いながらの謝罪に信憑性はないだろう)
…では行くか
(だが、この愛らしい少女をさらに膨れさせるわけにはいかないと笑いを押し込め、一声かけると歩調を合わせるようにして共にその場を後にして)


【こちらこそありがとうございました♪いやぁ可愛いですねぇ楽しかったです♪では…おやすみなさいませ…貴方によい夢が訪れますように】
ラディアンテ
退室
そうなのね…私も元の世界でも特に良いものは見てないわ。あまり、変わらないものなのかしら。

(濡れた髪を弄り、水滴を搾ると地へと落ちる水滴を目で追う。続けて彼女の顔を見上げると、桃色の瞳はどこか寂しそうな視線を向ける)

……もう、笑わないで…!
えぇ、ご一緒させてもらうわ。

(むぅ、と頬を膨らませて振り向き、相手が歩み始めたならそれに合わせて歩みその場を去る事だろう)

【了解しました!それでは、お先に失礼します…お相手有り難うございました!また次回もお願いします!】