−酒場『Schwarz Wald』−

煉瓦造りの建物で酒の種類は豊富
昼は大衆酒場、夜は薄暗く落ち着いた雰囲気
セリシアーシャ
相変わらず、素晴らしい腕前だな。ありがとう。
(手慣れた、というにはもはや鮮やかすぎる手つきでカクテルは作られ、出来上がればグラスが差し出される。レモンとジン、そしてグレナデンシロップの色が合わさりオレンジのような朱色のような色合いのカクテルは卵白が入っているためか表面が俄に泡立っている。受け取ったグラスの中身を一口含めばちょうどいい酸味が広がるだろう。)
セリシアーシャ
入室
クローバー・クラブを。
(黒地に赤や青の滲んだ花柄の入ったミニワンピに黒のブーティーサンダル。軽く髪を纏めあげて宝石の散りばめられた髪飾りをつけ、真紅のクラッチバックを手に持って歩んできて。カウンター席の端に腰を下ろすとカクテルを頼み一人飲みを楽しむかのようにカウンターテーブルに頬杖をついてカクテルを作る店主の姿を眺めて。)
ディスコルディア
退室
……だ、大丈夫ですよぉ皆さん!

(店員は即座に水を出し、周りの客は避難するように席を移動していく。酔っ払っていてもこの状況では意識を保つしかないと、手振り身振り問題ない事を伝えようとしている。更にはグラスを空にしてほら大丈夫!等と出張するが慌てて水を飲み干した)

か、帰ります〜…。

(思えば部下がいない今、酔っ払ってしまうと帰れなくなると、意識を保っている内に帰ろうと代金を支払う。たった一杯だけでも満足できる体質だが色んな意味で損だなと改めて自覚しながらふらつく足で店を後にする)
ディスコルディア
(出されたそれは白に近い桃色の酒、グラスを揺らして氷を回すと一口、もう一口と喉に流し込み。店員やら常連が心配するようにその様子を見守っているが、既に彼女の顔は赤く)

んん〜…美味しい、です。
ディスコルディア
有り難うございます。
……ふぇううぅ〜…ハードな一日でした。

(明日も続くのだろうかと、目の前に出されたグラスを暫く眺めていた。思いきって一気に飲み干すと、将軍らしかぬ情けないような声と共に空のグラスを返し、何を飲もうかとメニューに視線泳がせるが、部下も上司もいない今ならと並ぶ果実酒に目をつけ)

じゃぁ……あれ、下さい。ミルク割りで…。

(ロックで飲むにはまだ弱すぎる為、彼女なりに控えめにミルクを足して貰うことに。頼んだのは綺麗な赤色をした苺酒であり、楽しみであるのか耳はひょこひょこと動いている)
ディスコルディア
入室
うぅ……閣下は鬼、です…っ。

(よろよろとふらつく足で店内へと足を踏み入れたのは厳しすぎるハードな訓練を終えた帝都軍の女。来店早々疲れきった様子でカウンターに突っ伏しては先ずは水を注文する)

取り敢えず、お水を下さい…