−市場通り−

賑やかで活気があり、輸入された小物のアクセサリーや花などの植物
果物や魚介類、野菜などの食材を扱う露店が並ぶ色鮮やかな通り
ファイエ
置きレス
一枚…んよし!
本当は手作りが良いけど作れないからなぁ〜。

(財布にしては口が大きめのがま口で、異形の指を突っ込み銀貨を一枚取り出した。ぽろりと言葉を漏らしつつ露店周りをぐるりと回って店主へと銀貨を手渡してから袋を貰わずそのまま受け取って)

そ、そんなことないよ!ナルシストなんて変態みたいな人にしか…っ。
ん〜、どっちでもない、かな。私ね、色々あって昔のことよく覚えてなくて、助けてもらってそれから…ん〜と…

(否定はするが口は正直に余計な言葉まで晒してしまい、頬に冷や汗垂らして。奴隷でもなければ侍女でもないと、説明しようとするも初対面の者に教えていいものかと曖昧な答えを出して)

【遅くなり申し訳ありません!】
ミラ
置きレス
ほう…。銀貨1枚、と書いてある。
(気弱な言葉を聞くと、己が思うよりも配慮のある娘なのかと珍しいものを見たというような眼差しを送り。それから金額を問われると、掲示された金額を確認してそのまま告げる。珍品である中ではとても安価な方だろうと思いつつ少女へと再び視線を送り。)
……………おい、今何か良からぬことを考えていたであろう。我は別にそういうつもりで言ったわけではない。このチョコレートを買うには今が時期だから買いに来たという意味ぞ。…主人?そなた、奴隷か侍女か?
(目星をつけていたチョコレートたちを腕にせっせと抱えて、ある程度の量を背占めると店主へとそれを渡す。金額を聞いてやり取りをしている最中、不穏に漏らされた一言と表情に眉を顰め少女の考えを見抜いてそうじゃないと首を横に振り。その後さらに零した主人という言葉とその出で立ちから、奴隷かと安直にも思い帝都において奴隷はないと直ぐに考えは正され侍女かなにかかと問うて。それからドーナツを話題に出した少女の言葉に口の中が乾くドーナツは己も嫌いだと同意するように頷いて。)
口の中の水分を全て持っていくアレか。我もアレは好かぬ。大人の味ではなく、純粋に不味いのであろう。
ファイエ
置きレス
そうだとしても、何かホラ…怒られたらヤダしぃ…。
ぁ、このチョコおいくら?

(チョコレートは大事そうに胸元に抱え、人の壁をちらりと横目に気弱な一言を口にして。腕輪より空間倉庫を展開し財布を取り出すと値札すら見えていなかったのを思い出して)

って事は…あっ。
甘くないチョコ?それって美味しいのかなぁ?オトナの味ってこと?…だとしたら喜ぶかな、ご主人…ぬふふ。

(自分用という事は自身を一番愛しているのだろうと勝手に考え、もしやナルシストではと失礼にも察したように小さく言葉を漏らし。チョコレートは甘いものだという認識の為甘くないチョコレートなんて味がないのではないかと思い疑問符を続け様に浮かべて独り言のように呟いて)

甘くないドーナツだったら食べた事あるけど…もっさもっさしてて違う感じだったし、あ〜でもそれがオトナの味ってやつなのかなぁ。
ミラ
置きレス
そなた程度の体躯であれば、押し込んできたからとて大して傷もできぬ。
(礼には言われる程でもないと言うように目を閉じたものの、続いた言葉には目を開き押し込むわけにはいかないという少女の言葉に問題ないだろうと告げ。)
…自分のためだ。甘みのないものは頻繁には流通しておらんだろう。
(誰かに渡すのかと問われればとてつもなく嫌そうな顔をした後、簡潔に自分用だと伝える。自分用で何が悪い、とでも言うように。とても好きなものではないが時々無性に食べたくなるようで、相変わらず苦味の強いチョコレートをその手に取って。)

【ありがとうございます!ではでは、よろしくお願いしますー!】
ファイエ
置きレス
むぅ〜…っ!ありがと、おにーさん!
でも押し込む訳にもいかないもん。

(何もできずにお手上げ状態であったが差し出されたそれに異形の両手を伸ばして受け取り、手の内のチョコレートを目を輝かせて眺めたのち彼の顔を見上げて礼を述べて)

おにーさんも大好きな人にチョコレート買うの〜?どんな人?どんな人ぉ?

【こんにちは、是非宜しくお願いします!】
ミラ
入室/置きレス
(この時期はチョコレートの種類も多く、カカオの苦味と風味が強いものも簡単に手に入る。甘いチョコレートはあまり好きではないが、苦味のあるものは割と好きであり買い溜めするために訪れた市場。久々の帝都を密かに満喫しつつも相変わらず表情はなく露天商とやり取りをしていれば、目の端でチョロチョロと動く存在を見つけて。その動きを目で追うと立ち止まって手を伸ばす姿をしばらく眺めてから、全く甘みのない己のチョイスで選んだチョコレートを手に取り赤い髪の少女へ差し出して。)
………一人で何とかせねば、押し出されかねんぞ。

【こんにちは!良ければ御相手くださいませー(^O^)/】