−市場通り−

賑やかで活気があり、輸入された小物のアクセサリーや花などの植物
果物や魚介類、野菜などの食材を扱う露店が並ぶ色鮮やかな通り
エヴァン
置きレス
(軽い気持ちで放った虚言に思った以上の反応が返ってくれば、もっと上手いこと騙かすべきであったかと画策したものの時すでに遅し。手の中に戻された果実を大きな手の平で受け、指を目一杯伸ばして片手で二つとも掴み安定させると、続く脅迫めいた問い掛けに対する少女の答えには悪意が無いのか、はたまた思ったことがそのまま口から溢れてしまっているのか。人並みを抜けて耳に届いていた彼女の第一声を態とらしく強調して復唱し)そいつは助かる。俺も、ラッキー、だった。 …あー…手前ら暇か。暇ならちと付き合え。落ちたもん食うの嫌だろ?
(助かる、と拾ってくれた事への感謝を込めたつもりであるが眉間に皺を寄せた険しい表情で告げてはその真意が伝わるか定かで無い。そして道端に転がっていたオレンジを拾うくらいなら少しは時間に余裕があるのだろうと短絡的に決め付け、一応と相手の予定を確認しつつも露店の切れ間、休憩スペースとして儲けられた円形テーブルと簡易チェアの揃う一角を顎で示して餌で釣る意味でも休憩を提案してみよう)>リオ

(対峙した青年の真っ直ぐな眼差しとは正反対に、ばつの悪さから横に流した視線が数人の通行人と合わさって漸く注目を浴びていると気が付き小さく舌を打つ。平穏な帝都で暮らす国民の正義感がオレンジの様に誤解から有らぬ方向へと転がっていく前にこの男だけでも道連れにせねばと少女同様に声を掛けてみて。そうしてから相手との関係について問われれば一瞬少女の方を見やってから返答し、付け足された冗談が法を掠めそうな悪い薬物に聞こえるのはきっと前職のせいだろう。人当たりの良さそうな相手の影響もあり表情こそそのままでも冗談に乗る形で)…いや、知らん。知ってたとしてもこんなちまっこいのには頼めねえ。…いや待て…それともあれか、甘酸っぱい青春的な、そういう意味で言ってんのか。
(少し言葉を交わしただけでも明朗快活と判定出来てしまう少女に運び屋をさせるなど如何わしい薬を扱うよりも罪深そうだと反撃された愛称を再び用いて否定してから、己が手にした物が柑橘系の代表格とあっていかにも爽やかな響きであると問いを列ねて。パーツが二つ抜けたことで既に不安定である紙袋を持ち直すために己は傍らのテーブルの元へと歩み出しながら聞き捨てならぬ秘め事にしっかりと反応し背を向けて)…おいコラ、聞こえてんだよ。>ギルカ
ギルカ・アルグール
置きレス
(世間一般的に、大の男二人がしゃがみ込む女の子の前後に立ちはだかる光景がどう映るのかは、避けるように通り過ぎる歩行者の視線から察することができるかもしれなかったが、己の視界は正面の男性を見据えたままで周囲を気にすることはなく。ふたりの会話を黙って聞き、次いで指差された先の少女との関係性を問われると、返答に迷って間をあけるのを誤魔化すように少女の右横に一歩踏み出して、手の内に握られた爆弾ではないという“それ”を覗き見て答えを決め。再び男性へと視線を上げると表情は愉快そうな笑みに変わっていて、関係について正直に告げて相手へ同じ問いかけを返すとオマケに冗談を付けたし)…いや、知らない子。そっちこそ知り合いじゃないのか?その…街中でこっそりオレンジの受け渡しをするような。>エヴァン

俺はなんともないよ。結構な慌てようだったから何事かと思ったけど…大したことじゃなかったみたいだな。(少女の右隣に踏み出して手の中のオレンジを確認すると、事の中心であろうアイテムが想像よりほんわかしたものだったことに笑みを浮かべていて。少女がつい先ほどとは違い明るく対応しはじめたこともあり安堵して軽い語調で返事をしながら背を屈めて少し距離を縮めると、つい今しがた男性と対峙して受けた印象から少女が慌てていた理由を邪推して)…まあ、穏便な話し合いができる相手か迷うのはわからないでもない。(小声で一言同意し、当の本人にも漏れ聞こえそうな距離ではあったが目の前の男性には言わないでくれと人差し指を口許に添えて暗黙のサインを送り)>リオ


【私の発言だけ残ると何のことだか分からないですが、紅煉様GJと残しておきますね!紅煉様は初めまして。うさ様のリオちゃんは当方も初めましてです。自分も結構な遅レスなため負担をかけてしまうかもしれませんが、せっかくの機会なので乱入させていただきました。無理のない範囲でお付き合いいただけると嬉しいです+それでは、お二方とも明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。/レス不要です】
リオ
置きレス
わ、っと…大丈夫だよ!
おにーさんは平気?

(オレンジを拾った矢先、背中に軽くぶつかる膝の感触に痛みはなく、驚きはしたが無事である事を伝えるべく肩越しに振り向いてそのままの姿勢で青年を見上げた。尻尾は死角になり見えていない為よく持ち堪えたなぁと思いつつ安否を確認するよう一言問い掛け)>ギルカ


ば、爆弾っ!?…じゃないのかぁー、良かったアハハ。
そうなんだ、拾ってあげただけで別に喜んでた訳じゃないからね、ハイッ!

(爆弾という単語にだけ意識してしまい険しい顔を一瞬見せながら尻尾の毛をタワシの如く逆立たせ、彼のセリフを脳内で繰り返し再生することでやっと意味を理解できた。差し出された手に思わずぎゅっと目を瞑ったが二個のオレンジを返すべく両手をさっと伸ばしてその手に放そうとし)

ちまっこいの違〜う!>エヴァン
エヴァン
置きレス
(鮮度好し、味好し、人柄好しの名店が厳選の末に仕入れたオレンジは傷へこみの無い美しい球体とあって見事に真っ直ぐ転がっていく。無闇に走り出すこともできずに変わらずの歩調を保ってその方へと向かって行けば、人々の足の隙間から伸びた細腕、小さな手のひらがそれらを捕らえるのを確認し一先ず安堵の溜め息を吐き出して。拾得者でなければ視界に収まっていたかも怪しい小柄な少女の正面に堂々現れるや無遠慮にもずいと手を差し出して彼女の次なる動作を待ちつつ続けた言葉は己に悪気なく威圧のニュアンスを含んでしまい、先程から冷静でない少女の様子に己に対する畏怖とは露知らず、顔を顰め俄に口を"あ"の形に開いて疑問符を飛ばしており)
…それ俺のなんだわ。拾ってくれたんだろ?別に爆弾じゃねえからそこまでビビんな……っと…また面倒な…
(そうした中、次いで現れたのは見慣れぬ衣服を身に纏った黒髪の青年で。怯えた少女の前に立ちはだかるお世辞にも善人とは言い難いだろう長躯の男、注がれる疑惑の眼差しの原因くらいは足りない頭でも容易に推測できたものの、恩人がこの調子では上手く説明もつかないだろうと視線の先を青年の方へと向け手のひらを上にしたまま軽く少女を指差し)
手前、このちまっこいのの連れか?>all

【今晩は、明けましておめでとうございます+文字上の関わりではありますが、本年も何卒宜しくお願い致します^^ゞ
夏目様は初めまして、うさ様とはリオちゃんと初めまして、ですね。当方遅レス故にご迷惑になるやもしれませんが、それでも構わなければお二方共にお話できる日を楽しみにしていたのでお時間の許すまで、どうかごゆっくりしていって下さいませ(礼)】
ギルカ・アルグール
入室/置きレス
(フリンジ付きの腰布を巻いた暗緑色のアラジンパンツと黒シャツにネイティブ柄のロングカーディガンを羽織った姿で、行き交う人々のひとりとなって周囲より遅いペースで歩み、露店に並んだ商品の方ばかりを見ていた為このまま行けば路上に転がるオレンジを蹴りそうな進路で歩いていき。しかし、あと数歩というところで前方のスペースへ縫うように進んできた少女が果実を救出するために足を止めると、屈んだリオの背中につまづくように膝が軽く触れてしまい慌てて歩みを止め、急ブレーキによって上体が前のめりに傾くが尾を逆に伸ばすことでバランスをとって体勢を持ち直して)
…っと!ごめん、大丈夫?(屈んだ女の子の背後から声を掛けるが相手は何故か慌てるような声を発して動きを止めていて、不思議に思い少女が顔を向けている先へと自分も視線を向けてみると紙袋を抱えた男性に行きつくが状況が飲み込めないのは相変わらずで、少女が怯える対象である男性へと疑惑の眼差しを向け)>all

【失礼します。もしよろしければご一緒させていただきたいです。人数を増やしても大丈夫でしょうか?】
リオ
入室/置きレス
…あっ、ラッキー!
オレンジみっけ!…あれ?でもなんでこんなところにオレン…ッ!

(行き交う人々の間を縫いつつ上機嫌な様子で歩みを進めていたが、ふと足元に視線落とせば二つほどの果実を見つけ人々に踏まれるよりも早く屈んで小さな手の内に収めて。しかしここに果実が落ちている事は不自然であろうと周りを見てみると紙袋を持った男の姿が確認でき、野良猫が飛び出した瞬間も見ていた為に納得したが長身な彼を見上げると失礼にも恐怖感を覚えてか口も含めて硬直し冷や汗を垂らしていて)

ぁ、あ…こ、これ、その…これっ!?

【こんばんは、お久しぶりでございます。そしてあけましておめでとうございます!よろしければお相手願えますでしょうか?】