1 ラクシャーサ

月白の館4

元々は親の所有であった館を譲り受けたもので月光に似た白い壁の地上二階建ての洋館、敷地内には譲り受けた時に増設した薬草園と貯蔵の為の『蔵』と呼ばれる和風の倉庫がある。

一階部分には召し使いの居住スペースと広間、キッチン、食堂、浴場。
二階部分には客室と私室、図書室。(客室と私室に個別の浴室がある)

地下に貯蔵庫があるが現在はほぼ酒用になっている。

【私室】
全体的に青を基調にしており『前室』と『寝室』の二間続きになっている。

『前室』
入った最初の部屋。入り口とバルコニーへのガラス扉、寝室への扉以外の全ての壁が天井まで本棚で埋め尽くされ、応接セットと執務机、実験器具の並ぶラックが置いてある。公爵就任以後、執務机の上を占拠していた実験器具は机の脇のラックにかたされ、この部屋は仕事部屋と化している。
ガラス扉をぬけてバルコニーへ出れば傍に枝振りの良い大きな木があるので木登りの達者な者ならそこから移動も可能。(ラク脱走用?)

『寝室』
前室を抜けた奥の部屋、前室とは違い寛ぐための部屋。ドレッサー、ソファーセット、天蓋付きのベッドの脇にはサイドテーブルが置いてあり、奥の扉を開ければ正面に洗面台、向かって右が浴室で左がクローゼット。


敷地内に関しては最近はわりと緩いが、事前通達の無い者の屋敷への侵入は召し使いに止められる(一度来た事のある人ならば聞けば主の在宅の有無を教えてもらえる)

敷地内入り口脇にポスト、及び呼び鈴があり郵便物はいつでも受付可。

100 ラクシャーサ
【退室】

(懐中時計が二つ並ぶのは己の手を離れ、相手の元へ行ってからは初めてで…何だか擽ったい気持ちで手元を見つめ)
…うん…大事にしてくれると嬉しい…
(こっそり持っていたものだが、こうして二人で見るのも幸せな気がして…バレて良かったかもしれないとはにかんだ笑みを相手に向け)
…さて…‥いこっか♪…今頃みんな忙しくしてるし…
(話切り替えるように告げれば、今頃きっと己の上司も同僚も忙しくしてるだろうとクスクス悪戯げに微笑み…相手の手を離さぬまま朝日の中へ出ていき)


【こちらもすっきり♪…そして退室させてしまいましたが…次のお部屋作っときます〜】
99 ユング・ティグ
(こちらの問いにマズい事でもあるのか、ギクリとした様子の相手に疑問符を浮かべていれば観念したかのように呟く言葉を聞いて。そういう意図があったのかと思えば離れていても傍に感じられるようで、穏やかに表情を緩めると懐中時計の細工を耳にしながら相手が取り出した懐中時計へと視線を向け)
……成る程、二つ揃いで意味を成すのだね…。では、大切にしなければ…
(二つ揃えてハートになると知ると、空間歪曲で貰った懐中時計を手元に出現させると隣に寄せて並べてハートをつくり。片方では意味がないのならば、大切にしなければと感謝するように言葉を紡いで)


【いつかは触れなければと思っておりました…念願叶って良かったです(笑)】
98 ラクシャーサ
…あ…う…ん…
(相手の言葉にギクリとした後小さく頷き)
実は…そうなんだ、離れてても同じ時を刻んでいけるように…
(観念したのか、歩きながら小さく頷いて話し)
それと…ココ…隣に重ねるとハート型っぽくなるようにしてあったり…
(玄関に着くと己の懐中時計見せつつ、唐草の蔦の形が同じ物を二つ並べた時にハートに見えるよう作ってある事も白状して)


【了解しました
そしてここでネタばらし…何度かそのままだったので油断しておりました】
97 ユング・ティグ
(玄関へと歩き出す相手に合わせて歩き出せば、時間を確認した仕草にふと思い出して隣へと視線を向けて)
そういえば、懐中時計…お揃いなのだね?
(今回会った時にチラリと見たが、前にも見たことがあったのでデザインなど同じであると視認したから問いかけてみて)


【そう言って頂けて幸いですが、時間的にも退室させた方が良いように思います(^^ゞそう言いつつ話題振ってますが(笑)】
96 ラクシャーサ
(こちらを見返しつつ手を握り返されればにこにこ笑顔を浮かべ、時間を確認すれば玄関へとゆっくりと歩き出そうどし…)


【えと、退室…したくないけどさせて良いんでしょうか?】