1 ユング・ティグ

黒の館-4-

帝都に来ている時に生活する場所として、わざわざ設けた所謂る別荘。
住宅街の外れにそれなりの広さの土地を所有し、塀で囲った敷地内には四季を楽しむ為の木々を植えて池もある。
なぜか庭の一角に離れ家も存在。
塀を境に球体の形で結界を張り巡らしている為、許可の無い敷地内侵入は不可。
呼び鈴は門の煉瓦の柱、デジタル的な押しボタンがある。

邸宅は灰色の煉瓦造り。くすんだ赤みのある屋根で二階建ての洋館。
部屋数は12。寝室・書斎・キッチン・食堂・客室(3部屋)・サロン(大広間)・酒蔵(地下1階)・図書室(地下1階)・研究室(地下2階)・屋根裏部屋

■郵便物受付可■
鉄格子の門の脇にポストがある(帝国不在中には魔界へ転送される)
39 ラクシャーサ
【入退室】
(手紙を添えた桜色の小包を手にやってくればそっとそれを投函し)
…ユンさん…元気かな…
(小さく呟きつつその場を後にして)

(小包の中には桜の花びらを模したチェリーウィスキーのウィスキーボンボンが入っていて)

「ユンさんへ
またまたバレンタインが遅くなってしまってごめんなさい
何だか日にちの感覚が最近あんまりなくてさ

…と、言い訳は良くないね…ごめんなさい

でもでもこないだ新しい花の芽が出てるのを見つけたんだ♪
そしたらね何だかすごーく嬉しくなっちゃった♪

大好きな貴方にもホッとできるひとときが訪れますように…

ラクシャーサより」
38 ラクシャーサ
【入退室】
(PL:表記忘れましたごめんなさい)
37 ラクシャーサ
(徹夜明け、目の下にうっすらとクマをつくり、ふらふらとやってくると薄いブルーの包装紙にブルーのリボンでラッピングされた包みと共に手紙を投函し)
えへへ…ユンさんのプレゼントに影響されて作っちゃった…
(はにかんだ笑みを浮かべながらその場を後にし)

『ユンさんへ

可愛い金魚さん達をありがとう
ペットが欲しかったから本当に嬉しい♪

もう、嬉しくて嬉しくて僕も作っちゃった…って言っても置物だけどね

あの金魚さん達を見てはなんだかにまにましちゃってるラクシャーサより』

(包みの中には片手におさまるくらいのスノードームが入っており、スノードームの中では貰った金魚に似たガラス細工の金魚が入っていて、振るとスターダストのようなラメの中をふわふわ泳ぐようになっており)
36 ラクシャーサ
【入退室】

(ふらりと歩いてくれば、綺麗にラッピングされた長方形の小さな箱に手紙を添えてポストに投函し、パタパタと小走りにその場をあとにし)

(箱の中には傾けても崩れない工夫付きで手作りの小さな四角いブランデーボンボンがLOVEの形に並べてあり)

『大好きなユンさんへ

今年はチョコにメッセージを込めたから、手紙…要らないかな…っとも思ったんだけど…

でもでも無いのも寂しいので……

ユンさん…大好きです♪

ラクシャーサ』
35 ラクシャーサ
【入退室】

(館の前に一台の馬車がとまり、その中から公爵正装姿で出てくると)
……遅れちゃってごめんね…ユンさん…
(ラッピングされた小さな小箱と共に手紙を投函し、すぐに馬車に乗り込みその場を後にして)

『大好きなユンさんへ…

お誕生日おめでとう

傍にいられないのは残念だけれど、またこの言葉が言えて凄く嬉しい

これからの一年貴方にとってよい日々が訪れますように…


追伸
ふふふ…この手紙は貰った万年筆で書いたんだよ♪
初めて使うのは貴方への手紙…何か嬉しくて胸がポカポカする(笑)


ラクシャーサ』


【小箱の中には黒い薔薇を模したペーパーウェイトが入っている】