1 ロリエル・シェリーハーツ

ローラの診療所 (16)

■外装・内装【>>2に続きます】

白い壁に白い三角屋根。ドアには金のベル(インターホン)。家を囲むように季節の花が植えられ、白いポストが立っている。
〔看板:ご用の方はベルを鳴らしてから待合室へお入りください。体のケガから心の病気まで、お気軽にご相談ください。〕

玄関から入ると、受付兼待合室。名前を書くボードと鉛筆、3人ほどなら座れるふかふかソファが3脚。奥は診察室で、さらに奥に資料室や薬品庫がある。
2階にはダイニングキッチンや浴室、夫婦の寝室や子供部屋など生活空間。

【郵便物は白いポストへどうぞ♪】
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(ゆっくりと離れれば)
気にするな、愚痴や話し相手になら何時でもなってやるからな
(優しく囁けばゆっくりとベッドに腰掛け)
70 ロリエル・シェリーハーツ
(抵抗することなく口付けを受けるも相手にわからないくらい一瞬悲しげな表情を浮かべすぐにそれを消して相手を見上げ)
…ごめんなさい、あなたにこんな話をしてしまって。
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ま、ローラにはローラの訳があったって訳か
(深くは聞こうとせずに体を動かせばゆっくりとローラに近付いていき額に口付けを落とそうとし)
68 ロリエル・シェリーハーツ
…私は、(相手の質問に一瞬だが表情を曇らせ、やがてゆっくりと口を開き)
生まれた場所から、離れたかったんです。だから…以前はある国の森の中で診療所を開いていたのですが、この世界に来て、また新しい診療所を開きました。(静かな口調で相手の質問にそう答え)
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へぇ、同じ神族か………
(驚いたように小さく口にすれば)
でもなんでこんな所で医者なんてしてるんだ?
66 ロリエル・シェリーハーツ
はい、そういうことです。(こくんと一つ頷いて相手の言葉を肯定し、小さくため息を吐き出すと目を閉じてゆっくりと息を吸い込み)
何だか、懐かしい響きです…神界にいた頃から、私はそう呼ばれていました。