1 エスペラント

胡蝶の館-V-

内外ガラスがステンドグラスで青い美しい蝶の形をしていて、玄関となる中央には古風な呼び鈴が一つ、二つ扉となっていて中に入ると青いカーペットが敷かれた通路右に部屋が二つ。手前が自室として使用中。左側に広いキッチンホール(大広間)で、長テーブルが置かれている。中央には大きな階段も有り、二階建てで二階にも幾つか個室があるが使用されていない。
室内(自室):シンプルで部屋カラーは薄茶系。小さな丸窓、冷蔵庫にシングルより大きなワインレッドのベッド。ドア横には湿気・雨対策の装置有。隅に小さな木のテーブル。その他、家具以外何もないが生活感有。
他:風呂、トイレ別で右奥に有。大広間も健在、ステンドグラスが綺麗に輝いて日によって光が蝶を映す。
◇外にポスト有
霊的なものに関しての依頼や手伝い(共闘)など、手紙大歓迎。ラブレターやプレゼント等も…。危険物不可。
◇部屋が数個あるので、貸出も可。
46 エスペラント
【置きレス】

(相手の気持ちに気付くはずもなく挑発が気に触ったのか激しく舌を絡め取られると、息苦しさと性的な高まりを下半身に感じて身体を強張らせ、聴覚を奪われた事で厭らしい音にも犯されると自然と身震いしてしまい強く瞼を閉じて。翻弄されるまま、唇と耳を解放されるも胸板から力なく手もベッドへ付いて荒い呼吸をしながら生理現象によって瞳からは涙が滲み)……っ。はぁ…ぁ……バカッ…激しすぎ、だ……。桜が…会いに、来ないからだろ……。こんな状態で、逃げられるかよ……(好き勝手に性欲を駆り立てる恋人に顔のみ横に向けて熱くなった身体を冷まそうと深呼吸しながら、ここぞとばかりに相手のせいにしてみて少しずつ力が戻ってくると左手で目を擦るように涙を拭い取り、不満だとばかりに眉を寄せて見つめ、文句を口にしつつも最初から逃げる気はないもの自分はマゾじゃないと訴えながら、首筋をなぞられるのは擽ったさと緊張から再び鼓動は速まり、牙が肉を裂く感覚には自然と怖さと痛みからか片目を閉じて瞬間息を止めるも直ぐに吐き出して横目で相手の様子を見据え)……んッ…これも、久しぶりの感覚だ……。
45 闇夜桜
【置きレス】

(交わるより前、此方に向けられた揶揄混じりにも強い意思の感じられる眼差しは己の本心を探り当てられたように錯覚して言い知れぬ苛立ちを覚える。その不服すらぶつける様に一方的に繋げた唇から舌を押し入れ、相手のそれと絡めて質感と次第に上昇していく体温を味わうよう、どちらのものとも分からぬ唾液が口の端から溢れる程の口付けを交わせば耳を塞いだ事によって嫌に相手の脳内へと音を響かせるだろうか。抵抗にも満たない力で胸先に添えられた左手に脈打つ鼓動を伝えながら、即座の訴えも許さないとばかりに再び繋がらんとした後、漸く重なりを離して奪った聴覚を解放し)
───…っ、は……焦らずともこれからじっくりと。こうして貴方を見下ろすのも随分と久し振りな気がしますね……あぁ、ほら…早く逃げないと卑しい獣に喰われますよ…(相手の呼吸を奪うだけ己も息苦しさから荒々しい息を吐き、自ずと紡ぎ出す言葉も掠れて荒くなる。ところ構わず行為に及んだ記憶はあれど、こうして組み敷いている状況に柔らかな笑みを浮かべ、話す合間に此方から逃がす意志は示さぬまま首元に妨げがあるのならばそれを寛げて、露になっているのならそのままゆっくりと首筋を爪先でなぞり、普段は闇の下に潜んでいる欲に塗れた眼差しを注いで激しい抵抗が無ければ牙を立てようと)
44 削除済
43 エスペラント
【置きレス】

大切にされると調子が狂うか?ふふ……桜を困らせたいしなー。こんな、野性的な男が困る表情は一興だろう?(太陽が沈んだり、月が見えない夜などは時計は必需品だと納得すると枕の横に大事そうに置くと、先程と打って変わって挑戦的な口振りで下から相手を見上げる形となるも凛とした表情を作りしかしながら、内心高鳴る鼓動を鎮めるために口は軽く言葉が出て。一般的には受け入れられにくい嗜好に思わず唾を飲む音が耳に届くだろうか、顔が近付くと起き上がるタイミングを逃して蛇に睨まれたように自由な手すら動かせず、不意に聴覚を奪われると目を丸くして瞬間的に動いた左手で恋人の胸板に手をつくも、唇を奪われると力は入らず瞳孔を開くように激しい口付けに肩を揺らし、息をする合間に突っ込みを入れてしまうも久しぶりの行為に心臓は高鳴るのを感じて顔には熱がこもり)はは、流石吸血鬼……?そう言うのは、尊重するタイプだが…この状況は、不本意……ッ…んっ、ふ……血、じゃ…ないのかよッ…!
42 闇夜桜
【置きレス】

(以前の出来事を事細かく丁寧に言葉にされればあの日の惨状が容易に脳裏に描かれ、誤魔化すように笑みをキープするのみ。そんな恋人の思わしくない表情と意識がふと別方向に逸れるのを確認し内心安堵の息を吐いて、見覚えある黒い懐中時計へと此方も視線を移してゆるりと首を振り)形あるものはいつか壊れてしまう運命…また誂えれば良いのですから、どうぞ気にせず使って下さい。大切に扱われる方がどうして良いかわからない。(余程の事でもなければ破損するような代物ではないが、郊外で時間が分からぬのも不便だろうと言葉を紡ぎ。文字盤を辿る指に、照れ臭そうに頬を掻く仕草に、そして己の感情の変化に、戸惑いめいた調子を隠すよう普段通りの微笑みを象って。しかしながら歩むにつれて互いの距離が縮まれば曖昧な心情は眼前の欲に霞むというもので、眼鏡にスヌードと相手を喰らう妨げになる物は次々にベッドへと投げ出されていく。後方のみの退路を残して割り込ませた膝は前方を、図らずも二人の身体を覆うように羽織った外套が左右を塞ぎ、相手の訴えに都合のいい返答とさも当然であるかのように己の異常嗜好を暴露してから、ゆっくりと身を落として相手の顔の両わきに肘を着いて身体を支えたならば耳を塞いで貪欲なまでに口腔を貪ろうか)……気が変わった。確かに贈られた血液は何ものにも代え難い物ですが…肉体から直接摂取する行為に興奮を覚えるのですから仕方がないでしょう?何、良い子にしていればすぐに済みます…
41 エスペラント
【置きレス】

まぁ、新鮮で良いけどな?いつも俺ばかり振り回されてる気がするし?……物珍しいって、雪に似せた魔法で遊んでた挙げ句びしょ濡れになった事、か…(良い気分だとばかりに目を細めるも頭に浮かぶのは自分の汚点とも言える失態で、苦虫を噛み潰すような表情で低い声で呟くと飄々とした表情の相手を見据えながら何か思い出したようにベッドに近い小さな棚から懐中時計を取り出してそれを相手に見せ、少し照れ臭そうに頬を掻いて)……これ、気に入った。まぁ、仕事の時は持ち歩けないけどな。あ?言葉を変えて……?(開いた文字盤をなぞっては音を響かせるように閉じ、再び相手に視線をむ向けると男らしい衣類の脱ぎ方に目を丸くして背筋が震えるのを感じては動物的本能からか、目の前の恋人に危機感を覚え始め表情を強張らせ相手の名を呼ぼうと口を開きかけて、足の間に膝を突き入れられるや目を見開いて素早い展開について行けず、機嫌を取りにきたと言っていたばかりに悪い冗談だと抵抗を試みるも一歩及ばずベッドに倒されると勢いづいたため軽く声を上げて相手を半ば睨み付けるような視線を向けて補食と言う単語から意図を絞りだし)……ッ。捕食者って…恋人だろう。ご機嫌取りに来たんじゃないのかよ?血が欲しいなら、そう言えば…て、バレンタインであげたばかりだぞ。