1 ロリエル・シェリーハーツ

ローラの診療所 (17)

■外装・内装【>>2に続きます】

白い壁に白い三角屋根。ドアには金のベル(インターホン)。家を囲むように季節の花が植えられ、白いポストが立っている。〔看板:ご用の方はベルを鳴らしてから待合室へお入りください。体のケガから心の病気まで、お気軽にご相談ください。〕

玄関から入ると、受付兼待合室。名前を書くボードと鉛筆、3人ほどなら座れるふかふかソファが3脚。奥は診察室で、さらに奥に資料室や薬品庫がある。2階にはダイニングキッチンや浴室、夫婦の寝室や子供部屋など生活空間。

【郵便物は白いポストへどうぞ♪】
10 スドウ
…あぁ…アイツも変わっていく…もしかしたら俺が心配するようなコトにはならないかもしれねェな…(頷き、独り言のように話し)

ヒトは偽りながら生きていく…それは俺も例外じゃねェ…そうしねェと、本当の自分を直視することになるからな…
醜くか…それはアンタが真実を知ってしまったからだ…偽りの瞳を通した所で見えるのは偽りだけだからな…(サングラスをとりふう…と息をつき)
9 ロリエル・シェリーハーツ
前にあなたがおっしゃっていた…お友達、のことですか?(カップを両手で持ち上げコーヒーを一口だけ飲むとまたテーブルに置いて)
ああ、けれど、スドウさん。あなたに見抜かれてからというもの、偽るためのこの青さえ、醜く感じられて仕方がないのです…
8 スドウ
…伊達に記者はやってねェ…あらゆる情報を耳に入れておかなきゃなァ…それに…アイツも昔それとなく口走ったしな…(笑みがなくなるを見るとにやあっと笑って)

白い髪と赤い瞳…アンタとアイツのように…か…(相手の髪と偽られた瞳の色を見ながら小さく呟き)
7 ロリエル・シェリーハーツ
…その呼び方を、どちらでご存知に。(笑みが消えると共に一瞬ふっと揺れた瞳はスドウから離れない。ゆっくりと息を吸い込むと落ち着いた口調で)
私の祖国の伝説です。太古の昔、竜と獣が平和に暮らしていた国に恐ろしい魔物がやって来て、住民を虐殺し…その魔物というのが、生々しいほどに白い髪と、鮮血の色をそのまま映したような赤い目をしていたそうです。(そこまで話すとまた息を吸い込み)
6 削除済
5 スドウ
…クッ…俺が聞きたいことは2つ…アンタが知っていることだけを喋ればいい…(カップを持ち臭いを嗅ぎながら微笑み)

…まずこちらを聞こう…白い魔物とはなんだ?(カップをつきつけ真剣な目つきで問い)