1 ユング・ティグ

黒の館-4-

帝都に来ている時に生活する場所として、わざわざ設けた所謂る別荘。
住宅街の外れにそれなりの広さの土地を所有し、塀で囲った敷地内には四季を楽しむ為の木々を植えて池もある。
なぜか庭の一角に離れ家も存在。
塀を境に球体の形で結界を張り巡らしている為、許可の無い敷地内侵入は不可。
呼び鈴は門の煉瓦の柱、デジタル的な押しボタンがある。

邸宅は灰色の煉瓦造り。くすんだ赤みのある屋根で二階建ての洋館。
部屋数は12。寝室・書斎・キッチン・食堂・客室(3部屋)・サロン(大広間)・酒蔵(地下1階)・図書室(地下1階)・研究室(地下2階)・屋根裏部屋

■郵便物受付可■
鉄格子の門の脇にポストがある(帝国不在中には魔界へ転送される)
34 ラクシャーサ
【入退室】

(公爵正装の外套翻し、歩いてくれば小さな包みと手紙を投函し…またゆっくりとその場を後にして)

『大好きなユンさんへ…

お誕生日おめでとう
…それと…ドレス…ありがとう…
なんだかとっても綺麗なドレスで、似合うかどうか凄く自信がないけど…でも…その…本当に素敵でドキドキする

今年の舞踏会に着てみようかな…そしたら…一緒に踊ってくれる?…なんてね…


…で、これは僕からのプレゼント…
使い心地は悪くないと思うんだけど…使って貰えたら嬉しいな…

離れていても貴方の想いを感じる事ができる位、愛されてるのは知ってるもん
だから申し訳ないなんて思わなくって良い

どうか体に気をつけて…

僕もいっぱいいっぱい愛してる…

ラクシャーサ』


【包みの中にはケースに入った、金の金具の青黒マーブルの万年筆…クリップ部分の裏に『Con Todo Me Amore』ラテン語で私のすべての愛をこめてとこっそり刻印されていて】
33 ラクシャーサ
【入室】

(黒いワンピースに白いムートンコート羽織り歩いてくると、普通の箱にチョコレートで出来た小箱にブランデー入りのトリュフチョコレートを入れ、綺麗にラッピングしたものを手紙と一緒に取り出して投函し…ゆっくりと空を見上げ)
…はぁ…
(大きく息を吐いて…ふわりと広がる白い息が霧散するのぼんやりと眺めてからゆっくりとその場を後にして)

『ユンさんへ…
去年はお願いをきいてくれてありがとう

今年もバレンタインのチョコを作ってみたんだ♪
…今年は結構上手に出来たと思うんだけど…どうかな?

どうか体には気をつけて…また逢える日を楽しみに…


ラクシャーサ』
32 ラクシャーサ
【入退室】

(白いローブに藍色のマント羽織り、髪は結ばずおろした姿でほてほて歩いてくると…シックなワインレッドの包装紙に金のリボンでラッピングしたハート型の生チョコの入った箱を取り出し)
…う〜…どうしよ…
(随分長いこと懐に入れていたのか移り香までついた手紙をしげしげ見つめ悩み)
………ていっ!
(結局箱に手紙を添えて投函し、くるりと踵を返すとダッシュでその場を後にし)

『ユンさんへ…

大好きな気持ちを込めて…ハッピーバレンタイン♪

貴方の一時の安らぎになれますように…コーヒーに合いそうなものを作ってみたんだ…食べてもらえると嬉しいな…


PS.もし…もし、お願いが許されるなら…
誕生日の頃…一緒に過ごせたら嬉しいな…

ラクシャーサより』
31 ラクシャーサ
【入退室】

(白いローブ姿で、ほてほてと歩いてくると黒い薔薇をモチーフにしたラペルピンの入った小さな箱に手紙を添えてポストに投函し…またほてほてとその場を後にし)


『ユンさんへ

お誕生日おめでとう♪

一緒にお祝いできないのは残念だけれど、貴方を想いこうして過ごせるのは凄く嬉しいな

貴方が生まれてきてくれたこの日に…心からの感謝をこめて…

ユンさん大好き♪…また逢えるのを楽しみに…

どうか体に気を付けて…

ラクシャーサより』
30 ラクシャーサ
【入退室】です

【表記忘れましたごめんなさい】
29 ラクシャーサ
(ふらふらと歩いてくるも、眉をへにゃりと下げていて)
…ううぅ…バレンタインなのに…遅くなっちゃった…ごめんねユンさん…
(手にしてした箱に入った大吟醸のボンボンと手紙をコトンと投函すると、来たとき同様ふらふらとその場を後にし)


『ユンさんへ

せっかくのバレンタインなのに遅くなっちゃってごめんなさい
何だか中のお酒が良いのがなくて…

でもねでもね!見つけたの!純米大吟醸 白吟のしずくっていって、優しい甘さと旨みがあって…華やかな純米大吟醸の香りがチョコとも合うの♪

楽しんでもらえると良いな…てかちょっとでも安らげる一時があると良いな…

いつも忙しくて大変だと思うけど…どうか体には気を付けて…


ラクシャーサ』