1 ユング・ティグ

黒の館-4-

帝都に来ている時に生活する場所として、わざわざ設けた所謂る別荘。
住宅街の外れにそれなりの広さの土地を所有し、塀で囲った敷地内には四季を楽しむ為の木々を植えて池もある。
なぜか庭の一角に離れ家も存在。
塀を境に球体の形で結界を張り巡らしている為、許可の無い敷地内侵入は不可。
呼び鈴は門の煉瓦の柱、デジタル的な押しボタンがある。

邸宅は灰色の煉瓦造り。くすんだ赤みのある屋根で二階建ての洋館。
部屋数は12。寝室・書斎・キッチン・食堂・客室(3部屋)・サロン(大広間)・酒蔵(地下1階)・図書室(地下1階)・研究室(地下2階)・屋根裏部屋

■郵便物受付可■
鉄格子の門の脇にポストがある(帝国不在中には魔界へ転送される)
22 ラクシャーサ
【入退室】

(ふらりとやってくれば小さな包みをポストに投函していき)

(包みの中身は、ヘルメスと言う名のチェリーブランデーをハートの形のチョコレートに入れたチョコレートボンボン)

『大好きなユンさんへ

今年もチョコボンボンを作ったんだ♪

どんなお酒にしようか考えるのも楽しかった♪中のお酒をかえてボンボンは恒例化しようかな♪

忙しい貴方が少しでも休めるように…一休みする時のお供にしてもらえると嬉しいな…

ラクシャーサより』
21 ユング・ティグ
【退室】
(スッと薄く目を開けると緩慢な動きで仰向けになり暫くボンヤリ天井眺め、ふと窓の外へ視線を向けると雨が降っていたようだが今は止んでいるようで)
……面倒だな…‥
(とは言え、来たら皇宮へ顔を見せるように言われており、そして雨も止んでる内に行ってしまおうと渋々と起き上がって浴室へと向かう。シャワーを浴びて着替えると、タオルドライしたままの髪で外出して)
20 ユング・ティグ
【入室/PL退室】
(黒いズボンに白のYシャツ、その上から黒のハーフコートを羽織った姿。久し振りに帰宅すると召使いに笑顔で迎えられ、何言か会話をしながらコートを脱いで預ける。するとその代わりといった様子で何枚かの手紙を渡され、次々と読みつつ寝室へと向かう。最後に恋人からの手紙を読む時には思わず歩みを止めて口元に笑みを浮かべ、読んだ手紙を纏めて空間歪曲で異空間にしまい)
…少し、ゆっくり出来そうだな…
(束の間の解放感に表情を緩め、一度伸びをすると取り敢えず寝て休んでおくかとベッドに向かってそのまま眠りに就いて)
19 ラクシャーサ
【入退室】

(帰宅途中、少し寄り道と足を向ければポケットから手紙取り出しポストにコトリと投函して…そしてそのまま自宅へと帰っていき)

『大好きなユンさんへ…

お手紙ありがとう
僕の方は相変わらずって感じかなぁ…

手紙は、そしたらまた書かせてもらう〜♪

実は僕もあのお酒は一緒に飲めたらってちょっと思ったんだ
えと、もし良かったらまだあるから逢えたら一緒に飲も?

今やってる分が一段落したら少し休めるから…そしたら僕もゆっくりできるんだ…
貴方に逢えるの…僕もすっごく楽しみだな

いつも心配してくれてありがとう


ラクシャーサ』
18 ラクシャーサ
【PL:手紙の内容を書き忘れていることに今気が付きました。ものっすごく遅い上に大変失礼しました。書き込んでいかせていただきます…本当にごめんなさい申し訳ありませんでした】

『大好きなユンさんへ

お元気ですか?

あの…長期のお仕事中だって聞いてたから手紙書くのどうしようかな?って思ってたんだけど…良いお酒も手に入ったし、やっぱり我慢できなくて書いちゃった…ごめんなさい…お酒は時間ができた時にでも飲んでもらえたら嬉しい

えと、このお酒はね「吟乃紅衣」っていって、僕の瞳…程には紅くはないな、和酒には珍しい綺麗な薔薇色のお酒♪

「滑らかな口当たりと華やかな香りで、艶っぽい女性みたいな感じがするんだよ」ってお店の人が言ってたんだけどね、詩的な表現にちょっと笑ってしまったけど、なぁんか納得しちゃった♪
…何かね、喉を通る感覚がホントに滑らかで…ちょっとセクシーだなって思った…

ふふふ〜久しぶりに見つけた良いお酒だよぉ〜♪


帝国は最近随分と涼しくなって、もうすぐ収穫祭♪良い和酒にも出会えたし今年の仮装は和装にしようかな…今から皆の仮装とかすっごい楽しみっ♪

あのね…忙しいだろうな…って思うけど、どうか体には気をつけて…怪我とかしたらすぐ言ってね?薬作るからっ!

また逢えるのを楽しみにしてます…

ラクシャーサ』
17 ラクシャーサ
【入退室】

…っくしゅん
(くしゃみをしながら歩いてくれば、ふと己の抱えてきた和酒の瓶に視線落とし)
ん〜…このまんまは良くないか…
(ごそごそ荷物をあさり中から桜模様の風呂敷取り出しラッピング代わりに包んで手紙を添え、ポスト付近に置いて)
…うむ…よしよ…Σっくし!…う〜…風邪でもひいたかな…
(満足げに頷く間にまたくしゃみを一つ…小さく呟きながらその場を後にして)


(桜模様の風呂敷の中には紅いラベルで『吟乃紅衣(ぎんのくれない)』と書かれた黒い瓶。日本酒には珍しいロゼワインのような色をしているが味はコクのある純米酒)