51 龍宝◆FEhv
♂ 21歳
新世界七不思議A
・エジプトの王家の谷
王家の谷はカイロからナイル川沿いに南へ60キロにある、中一新王国時代の政治的中心地テーベ(現ルクソール)の西岸にあります。この地域はネクロポリス(死者の国)テーベと呼ばれ、貴人達の墓が800以上ある墓域を形成しています。そのなかでツタンカーメン王の墓で有名な王家の谷は、新王国時代の墓が60ほど集まっている場所で、トトメス3世、アメンホテプ3世、ラムセス2世など有名な王の墓があります。
テーベには新王国時代以降、再生と復活を願う王達の墓所や巨大な葬祭殿が多く作られました。墓所は「死者の家」と考えられていて多くの副葬品がおさめられていました。そのため盗掘にあうはめになり副葬品は持ち去られてしまっています。
1922年カナーボン卿とカーターは長年の調査の末、盗掘されてない王の墓を発見しました。その中に埋葬されていたのは少年王ツタンカーメンでした。先代のアクエンアテンの宗教革命の混乱期に9歳で王位を継ぎ、18歳で死亡した短命の王でした。

↓続く
(P901i/FOMA)