50 友希◆RENN
大魔王ミルドラースが倒されてから400年の月日が流れた。
大地と人々に刻まれた傷跡は癒え、世界は新たな時代へと移り変わってた。
私の名前はサンチョ。
歴史学者、真実を探求するものだ。
我々の歴史を語るに当たって、避けては通れない人物がいる。
大魔王ミルドラースを倒し、世界に平和をもたらしたと‘されている’人物。
サラボナのアンディだ。
彼は大魔王ミルドラースを倒せるほどの魔力と剣技を持ち、同時に優れた芸術家だったと伝えられている。
実際に優れた絵画や詩が残っている以上、後者は疑いようもない。
だが我々は大きな犠牲を払い、ある興味深い書物の獲得に成功した。
400年もの間、教会が隠し続けていた書物。
アンディ録である。
この書物にはある二人の名前が刻まれている。
当時のグランバニア王アベル、並びに王妃ビアンカ。
どの書物を探しても、この2人が活躍したという記録はない。
この2人が一体どのように歴史に絡んでくるのか?
さぁ我々と共に教会が造り上げた歴史ではない、真の歴史を探す旅に出よう。
大地と人々に刻まれた傷跡は癒え、世界は新たな時代へと移り変わってた。
私の名前はサンチョ。
歴史学者、真実を探求するものだ。
我々の歴史を語るに当たって、避けては通れない人物がいる。
大魔王ミルドラースを倒し、世界に平和をもたらしたと‘されている’人物。
サラボナのアンディだ。
彼は大魔王ミルドラースを倒せるほどの魔力と剣技を持ち、同時に優れた芸術家だったと伝えられている。
実際に優れた絵画や詩が残っている以上、後者は疑いようもない。
だが我々は大きな犠牲を払い、ある興味深い書物の獲得に成功した。
400年もの間、教会が隠し続けていた書物。
アンディ録である。
この書物にはある二人の名前が刻まれている。
当時のグランバニア王アベル、並びに王妃ビアンカ。
どの書物を探しても、この2人が活躍したという記録はない。
この2人が一体どのように歴史に絡んでくるのか?
さぁ我々と共に教会が造り上げた歴史ではない、真の歴史を探す旅に出よう。
(W31S/au)
51 友希◆RENN
アンディの日記〜アンディ録より抜粋〜
○月×日
僕は体が弱い。
時々、どうして僕だけ一日中ベッドにいなくちゃならないんだろうって思う。
僕だって近所の子みたく、外で沢山遊びたいな。
○月×日
今日は思い切って外で遊びたいって言ってみた!
そしたら毎日少しだけなら良いって言われた。
嬉しいな。
○月×日
みんなが僕を仲間はずれにする。
体が弱くて走れないからつまらないって。
また一人ぼっち。
○月×日
今日は女の子が話しかけてくれた!
フローラって言う女の子!
優しいな。
○月×日
今日もフローラと遊んだ!
フローラは沢山色んな話をしてくれる。
僕は優しいフローラが大好き!
〜中略〜
○月×日
今日、変な奴がサラボナに来た。
アベルとか言う奴。
急に現れてフローラの結婚相手に立候補しやがった。
フザケルナ!
フローラは僕のものだ。
フローラ?君は誰にも渡さないよ。
○月×日
炎のリングをとりに行って怪我をした。
やばい、他の奴は全部始末したけどまだアベルが。
○月×日
最近フローラがつきっきりで看病してくれてる。
やっぱりフローラも僕が好きなんだね。
あぁ…フローラ。
フローラカワイスフローラカワイスフローラカワイスフローラカワイスフローラカワイスフローラカワイスフローラカワイス。
〜中略〜
○月×日
今日、アベルとビアンカが遊びに来た。
しばらく見ない内にビアンカもいい女になった。
ふふふ、でも僕はフローラのものだよ?
心配しなくたっていいんだ。
フローラカワイスフローラカワイスフローラカワイス。
○月×日
なんと!アベルが大魔王を倒したらしい!
だがあのお人好しは、世間に自分が倒したと公表しないらしい。
僕達が大魔王と戦ったのは、父さん母さんの敵討ちと、大切な家族といつまでも一緒にいたかったからだとか言ってる。
ふふふ…公表しないのならそれもいいさ。
僕が永遠に伝えていこう。
僕とフローラの物語として…。
これが歴史の真実である。
歴史学者 サンチョ
○月×日
僕は体が弱い。
時々、どうして僕だけ一日中ベッドにいなくちゃならないんだろうって思う。
僕だって近所の子みたく、外で沢山遊びたいな。
○月×日
今日は思い切って外で遊びたいって言ってみた!
そしたら毎日少しだけなら良いって言われた。
嬉しいな。
○月×日
みんなが僕を仲間はずれにする。
体が弱くて走れないからつまらないって。
また一人ぼっち。
○月×日
今日は女の子が話しかけてくれた!
フローラって言う女の子!
優しいな。
○月×日
今日もフローラと遊んだ!
フローラは沢山色んな話をしてくれる。
僕は優しいフローラが大好き!
〜中略〜
○月×日
今日、変な奴がサラボナに来た。
アベルとか言う奴。
急に現れてフローラの結婚相手に立候補しやがった。
フザケルナ!
フローラは僕のものだ。
フローラ?君は誰にも渡さないよ。
○月×日
炎のリングをとりに行って怪我をした。
やばい、他の奴は全部始末したけどまだアベルが。
○月×日
最近フローラがつきっきりで看病してくれてる。
やっぱりフローラも僕が好きなんだね。
あぁ…フローラ。
フローラカワイスフローラカワイスフローラカワイスフローラカワイスフローラカワイスフローラカワイスフローラカワイス。
〜中略〜
○月×日
今日、アベルとビアンカが遊びに来た。
しばらく見ない内にビアンカもいい女になった。
ふふふ、でも僕はフローラのものだよ?
心配しなくたっていいんだ。
フローラカワイスフローラカワイスフローラカワイス。
○月×日
なんと!アベルが大魔王を倒したらしい!
だがあのお人好しは、世間に自分が倒したと公表しないらしい。
僕達が大魔王と戦ったのは、父さん母さんの敵討ちと、大切な家族といつまでも一緒にいたかったからだとか言ってる。
ふふふ…公表しないのならそれもいいさ。
僕が永遠に伝えていこう。
僕とフローラの物語として…。
これが歴史の真実である。
歴史学者 サンチョ
(W31S/au)