棗会長へ

お久しぶりなのです。貴女が学園の会長に就任していらした間、書記を努めていた加古川緑です。
実にお久しぶりなのです。
……貴女のことは二年以上たった今でも心から離れません。三節棍を用いて戦われるときの優美な姿。普段お話するときのちょっとした仕草、口下手な私とも、楽しそうに話してくれたのです。
貴女の、あの日の告白。私は、後悔と自責の念で一杯です。あれ以来、大好きだったフライドチキンが喉を通りません。あの時、すぐに、答えていれば……もしかしたら貴女とずっといられたんじゃないかと、そう思ってしまうのです。
今こそ、あの時の答えを、貴女に言いたいのです。

お返事まってます。