ダイゴ君へ

出会ったのはだいぶ前だね。
想いと桜が混じり合うファンタジーの小さな国で。

僕は楼閣の店主で、君は道具屋の息子さん。君が告白してくれた時、僕にはもう相手がいた。

相談にも乗ってくれてた君のことを酷く傷つけてしまった。僕が音信不通に……今回は、それを謝りたいんだ。

君に今、大切な人がいてもいい……一声だけ、かけて欲しい。
勝手だって、わかってる。
でも、待たせて。

※鍵
君は綺麗な虎柄。
今、その国で僕はお休み中。
当時の相手は吸血鬼。
店に忘れていった君の上着。