1 佐奈 玖郎

メゾネット103号室

1LDK、メゾネットタイプのアパート。
玄関を入ってすぐ左側に二階へ上がる階段がある。
階段下の空間は物置。右手側には浴室。
その廊下を進み、扉を開ければ一階はカウンターキッチンとリビング。

カウンターには備え付けの収納可能な白いテーブルがあり、木製で背凭れのある丸椅子が二脚。
リビングにはチャコールグレーの革製ソファーと、ガラス製のローテーブル。
向かいの壁にはブルーグレーのアンティーク調のチェストとラック。ラックの上にはレコードプレーヤーと栽培中のミニトマトがあり、部屋の角には観葉植物のケンチャヤシと窓側にオリーブの木がある。
藍色から灰色へとグラデーションになっている遮光カーテンの向こうは、各部屋ごとに柵で仕切られた小さな庭がある。

二階へ上がると右側に、開けっ放しのカーテンに開放的で大きな窓のあるフリースペース。
床にはブルーグレーの円形シャギーラグと、チャコールグレーの丸型ビーズクッション。
窓際には低い木製のキャビネットと本棚が並び、貰ったギターや作製した帆船模型など色んな物が置かれていて半ば物置状態。

そこの反対側の扉を開けると寝室で、左側にはチャコールグレーで統一したセミダブルのベッドと黒のサイドテーブル。同じく黒のクローゼットもあり、武器なども収納してある。
ベッド向かい側の壁一面は木製の本棚で、哲学書など様々な本がびっしりと詰まっている。
ベッド下から本棚の方に向けて、長方形でブルーグレーのラグが敷かれている。
藍色から灰色へと、グラデーションになっている遮光カーテンの向こうは狭いがテラスがある。


玄関にはポスト、呼び鈴も有。
⬛郵便物受け取り可能⬛
3 佐奈 玖郎
【移動退室】

………ッ……は………。
(宵の口。寝室で寝ていれば不意に目を覚まし、ゆっくりと上体を起き上がらせる。どうやら夢にうなされ気が付いたらしく、鼓動は早鐘を打ち、汗まみれのシャツがぐっしょりと身を包む。ふぅっと重く息を吐き出せば、汗で張り付いた前髪を掻き上げる。すると枕元で寝ていた天音がどうしたのかと顔を上げた気配に振り返り、口許に笑みを浮かべて大丈夫と伝えるように撫でてやる。天音がまた寝直すのを見れば、ベッドから出て着替えを手にすると下の階の浴室へと向かう。シャワーを頭から浴びながら、先ほどの夢を思い返す)
………いつまで、こうなのか……。
(嫌な過去の記憶。未だに己の奥底に影を落とすそれは、思い起こす度に気が滅入ってくる。疲れているのか、はたまた今日は良くない事が起きる前兆か…。気持ちを切り替えるように再び深く息を吐き出せば浴室から出て着替え、ドアを開けると目の前の階段の手すりには天音がこちらを見て待っており)
………行くか…。
(小さい頃からずっと傍に居る相棒。いつもは気ままにフラついているが、こういう時は傍から離れない。己をよく知る相棒にフッと微笑漏らせば呟き、天音と共に外出して)
2 佐奈 玖郎
【入室/PL退室】

早朝の仕事はキツイ……
(肉体労働にヨロヨロと帰宅して扉を開ければスッと横を黒いものが通り過ぎ、視線を向ければ相棒が階段の手すりに居て)
お前…いつもどこほっつき歩いてるんだ?
(話しかけるも、天音は再び飛び立って二階へと向かう。別にいいけどと思いながら浴室へと向かうとシャワーを浴びて汗を流し、白いロングTシャツにグレーのスウェットパンツへと着替える。二階へと上がり、天音が開けてそのままになっている扉を開けると天音は先に枕元で寝ている。ふぅっと息を吐けば己もベッドへと潜り、次の仕事まで時間があるので体力回復のためにも寝て)