1 ハニ

廃アパート2階一番奥

裏道にある、既に閉鎖され廃墟化したアパートの一番劣化の少ない部屋に不法滞在している。
コンクリートで固められた陰気なアパートで、内部もまた然り。だが部屋は以外と広い。家具といえばスプリングの壊れそうなベッドと、ゴミ捨て場から拾ってきた簡素なスツールが一つ。部屋の奥には水しか出ないシャワーと、トイレがむき出しで取り付けられている。(一応カーテンで隠れる様になってはいるが、常に開け放した状態)床には衣服や雑誌、本や酒の空瓶が散乱しているが、一応場所は決まっているらしく其れ程散らかっている印象はない。日中は以外と日が射すが、夜の光源は壁添いに置かれた無数の蝋燭のみ。
【郵便物可】
4 ハニ
(入り口辺りに無造作に置かれていた紙袋取り上げ)久々の我が家だぜ…(呟き落ちていた空瓶一蹴りすると買ったものをキッチンに並べ。部屋を見渡して)掃除は…また今度だな…(服を脱ぎ、仕事着に着替えれば再び退室し)↑↓
3 ハニ
(もそもそとベッドの上で身じろぎ、呻きながらそのまま惰性で上半身だけ起こし。バキバキと音を立てる体に情けなくつぶやき)最近鈍ってきたな…(肩回しつつ軽くシャワー浴び、手早く仕事着に着替えると床に落ちていた鞭を取り、ベッドに腰掛けると念入りに磨き始める。仕上がり具合をチェックし満足したのか、束ねて腰に釣り下げると、煙草の箱ポケットにねじ込むと部屋を出ていき)↓
2 ハニ
(ふらりと眠そうな様子で帰宅。垂れ目が眠気で更に下がっている。のろのろと服を脱ぎ、手早くシャワーを浴びると、体を拭くのもそこそこにベッドへと潜り込みまもなく寝息たてはじめ)↑