「親サイト」ゲイ出会いサイト
1 ニコ

小説2年4組@

昼休みになると二年生の鈴原誠たちは決まって旧校舎の四階、屋上へ抜ける階段に集まる。
旧校舎といっても建物自体は繋がっていて、今は空き教室ばかりで誰も来ない場所だ。
階段に腰掛けて売店で買ってきたパンやおにぎりを食べる。
この場所を使うのは四組の誠と、同じクラスの加地慎也、三組の相原哲也、赤木一平の四人だ。
四人はいつもツルんで一緒に行動していた。
たまに授業をサボって放課後まで話すこともある。
四人にとってこの場所は居心地のいい"秘密基地"だった。


「なぁ今日午後の授業サボんね?」
「賛成、次数学とか絶対寝るわ」


慎也の提案に誠が続いた。


「またかよ、お前ら出席大丈夫なの?」


真面目な哲也は怪訝そうな顔をして見せた。


「数学はまだ平気だろ」
「出たってどうせ寝るから意味ないしな」
「俺は出るわーウチのクラス次体育だし。一平も出るだろ?」


コンビニで買ってきた弁当を貪りながら一平が答えた。


「俺帰るわ、バイト」
「えっ、部活は?」
「休むよ。部長に言っといて」


哲也と一平はバスケ部だ。
でも一平はあまり練習に参加していないようだった。


「そろそろお前部長に何か言われるぞ」
「ね」


一平は何よりバイトを優先させていた。
楽観的な一平の態度に哲也は溜息をついた。

昼休みの終わりを知らせるチャイムが鳴ると、一平と哲也は荷物をまとめて立ち上がった。


「ヤバ、体育だった、着替えなきゃじゃん。じゃ、俺行くわ」
「俺も帰るから、じゃぁな」
「なんだよー二人とも行っちゃうのかぁ」


誠が淋しそうな顔で言った。
二人が行ってしまうと急に静かになってしまった。


「またお前と二人かよ」


誠がつまらなそうに言った。


「何だよ嫌なの?俺の事…嫌い?」
「はいはい大好きだよー」


ふざけて上目遣いで擦り寄ってきた慎也の頭を誠は手で押しのけた。


「さて、オナニーでもするかな」


そう言うと慎也はベルトを外しはじめた。


「お前、ここですんの!?」
「誰も来ないし別にいいんじゃね?」
「だって…ここ一応学校だし…」


誠の言葉も聞いてない様子で慎也はボクサーブリーフごとズボンを膝まで下ろした。
慎也と誠は小学校からずっと一緒で家も近所なので、毎日お互いの家に遊びに行くくらいの関係で、互いのオナニーも見慣れていた。


「アホかお前は…」
「したいときにするのがいいんだよ」


慎也は壁に寄り掛かってチンコを弄りはじめた。
いつも見ている光景だったが、やはり人のオナニーは見てしまうものだ。
誠は呆れ顔でその様子を見ていた。


「オカズもなしによくシコれるな」
「妄想で十分」


少しずつ慎也のチンコが大きくなっていく。


「…でもやっぱ物足りないなー」
「…」
「…そうだ誠、フェラしてよ」
「は?やだよそんなの」
「前一回やってくれたじゃん、アレ気持ち良かったからさ」
「もうやりたくないわ」
「そんなこと言ってー、あん時お前だってメッチャ興奮してたじゃん」
「は!?そんなことねーよ…」


あまり思い返したくない事を言われて誠は恥ずかしくなって赤面してしまった。


「フェラしながらお前チンコびんびんだったぞ」
「うるせーよ!もうやらねーって」
「頼むよー明日昼飯おごるから」
「…マジで?」
「おう!だから舐めて」
「…いや、やっぱり嫌だ」
「えー、お願い!じゃ、あさってもおごる!」
「…」


心が揺らいだ。
昼飯二日分は結構デカイ。


「…そんなにして欲しいのかよ」
「うん」
「昼飯の約束忘れんなよ?」
「やった!」


慎也は嬉しそうに腰を突き出してきた。
でもいざやろうとチンコを目の前にするとやはり躊躇してしまう。


「はやくー」
「…」


期待からか慎也のチンコが徐々に勃ってきた。
昼飯のためと覚悟を決めて誠は先っぽを舌で少し舐めた。


「んっ…」


慎也が反応して声を漏らす。
先っぽから裏筋、少しずつ移動しながら舌先を這わせてゆく。
慎也のチンコはもうカチカチに硬くなって上を向いていた。


「舌だけじゃなくてさ、ちゃんとくわえて」
「…」


誠はゆっくりと口に飲み込んでいった。


「っあぁ…ヤバ…」


頭を上下させながら口の中で先っぽを舐めてやる。


「あっあっ…それ…ヤバい」


慎也が気持ち良さそうに体をのけ反らせると、チンコの先から我慢汁が出てくるのが分かった。
慎也の息遣いが段々荒くなってゆくのが聞こえて、誠も少し勃起していた。
慎也の手が誠の前髪をかきあげた。
くわえながら見上げると、慎也が恍惚とした表情で誠を見ていた。


「あ…お前のその顔ヤバいエロいな…」


そう言われて急に恥ずかしくなり誠は目を逸らした。


「…んなこと言うなよ」
「だってエロかったから。ヤベ…俺我慢できないかも」


そう言うと慎也は誠の両腕を掴み、脱いだズボンのベルトで後ろ手に縛ってしまった。


「…!な、何すんだよ…!」
「この方が興奮する。いいから舐めてろよ」
「…お前覚えてろよ」


手が使えないとうまくバランスが取れなくて口の奥までチンコが入ってくる。


「んっ…んっ…」
「ヤバいわぁ…お前フェラ上手いな」
「…っんーっ…んんっ」


顔を上げられなくて反論できない。
と、慎也が足で誠の股間をまさぐりはじめた。


「…!っんー!」
「やっぱお前も勃ってんじゃん。興奮してんの?」
「んんんっ!」


首を横に振るが慎也は構わず足でいじってくる。


「チンコしゃぶりながら勃起するとか変態だな。お前実はやりたかったんだろ?」
「んんーっんっ…」
「窮屈そうだから脱がしてやるよ」
「んっ!んー!」


チンコを口から引き抜かれるとやっとしゃべることができた。


「かはっ…や、やめろよバカ!誰か来たらどうすんだよ!」
「誰も来ないよ。それとも誰かに来てほしいのか?」
「そんなわけないだろ!やめろって」


お構いなしに慎也は誠のズボンを手早く脱がし、テントを張ってもう染みが出来ているトランクスも剥ぎ取ってしまった。